2016年05月12日
2011-12 リーガ 第28節 ラージョ・バジェカーノ×ベティス
2011-12 リーガ・エスパニョーラ 第28節
ラージョ・バジェカーノ × ベティス
スコア:3-0
2012年3月18日 カンポ・デ・フットボル・デ・バジェカス 観客数:14,500
ラージョ、9シーズンぶりのリーガ1部。ミチュとジエゴ・コスタが躍動です。
【 Rayoherald.com 】より
ラージョのスタメン(4-2-3-1)
GK: ジョエル・ロブレス
4: ホセ・マヌエル・カサド アレハンドロ・アリーバス ホルヘ・プリード ティト
2: ホセ・モビージャ ハビ・フエゴ
3: エミリアーノ・アルメンテロス ミチュ ピティ
1: ジエゴ・コスタ
-----
SUB: ダビド・コベーニョ(GK)
ダニエル・パチェコ パープ・マリー・ディアマンカ ロベルト・トラスオーラス
ディエゴ・ベニート ラウール・タムード アンドリヤ・デリバシッチ
監督: ホセ・ラモン・サンドバル
ベティスのスタメン(4-4-2)
GK: ファブリシオ
4: ナチョ ネルソン・マルコス パウロン ホセ・アントニオ・ドラド
4: イリネイ ベニャ・エチェバリア サルバ・セビージャ ルベン・カストロ
2: ホルヘ・モリーナ ジェフェルソン・モンテーロ
-----
SUB: カスト・エスピノーサ(GK)
アントニオ・アマジャ ホナタン・ペレイラ ホセ・カニャス
アレックス・マルティネス ロケ・サンタ・クルス フアンマ
監督: ペペ・メル
両チームとも今季昇格組で、ラージョは10位(37得点・43失点)、ベティスは15位(31得点・38失点)で迎えた一戦。
ラージョのホームスタジアム『カンポ・デ・フットボル・デ・バジェカス』は片側しかゴール裏スタンドがない特徴的なつくりです。片側はすぐ裏が集合住宅なので、スタンドを作れなかったのだとか。
また選手のピッチ入場通路がゴール裏スタンドにあるのも珍しいスタイル。サポーターの応援スタイルも含めて、どことなくアルゼンチンリーグみたいな雰囲気です。
サッカー界のレジェンド、ヴィエリとマルディーニのスポーツMIXライン【SY32 by SWEET YEARS】
前半
ベティスのキックオフでスタート。芝が所々薄く、とくにメインスタンド側の状態が悪いです。
立ち上がりは両者ともボールが落ち着かず。ですがどちらも攻撃的で縦に速いので、見ていて面白いです。
6分、ジエゴ・コスタの仕掛けで得たラージョのCK。これはシュートまで行けず。
8分、ラージョのシュート。ゴール前のクリアボールをハビ・フエゴがミドルシュート。わずかに枠の外です。
10分、ミチュのパスを受けてジエゴ・コスタがドリブルで仕掛けるも、2人掛かりで止めるベティスDF。
12分、ピティのクロスにジエゴ・コスタがボレー。しかしゴールマウスを大きく超えます。
このような感じで、ラージョが相手ゴール近くでチャンスを作ります。
ベティスは守備的というわけではなく積極的に攻める意思はあるようですが、前線に良い形でボールが入りません。
17分、ラージョに絶好機。ジエゴ・コスタの左サイドからのクロスにミチュがヘディングシュート。これはGKファブリシオがクリアするもセカンドボールをピティがミドルシュート。これはベティスDFに当たってゴールならず。
ジエゴ・コスタは中央に張るより左右に流れて起点となることが多いです。
24分、ラージョのCK。アリーバスがヘッドで落とすが好位置のミチュとジエゴ・コスタはシュートを打てず。
25分過ぎからラージョのパスが細かくつながり始める。ピティ、ミチュ、ジエゴ・コスタの3人が絡むと1ランク上のチームに見えます。
29分、右サイドバックのティトがドリブルでペナルティエリア内へ侵入を試みるが、守備に戻ったベニャに防がれます。
32分、ベティスはFKからモンテーロがペナルティエリア内でドリブルを仕掛けるもDFに防がれる。そしてそのままラージョのカウンター。GKジョエル・ロブレスから長いボールがジエゴ・コスタに渡り、そのまま持ち込んでシュートを放つがGKファブリシオに弾かれる。そのこぼれ球をモビージャがループ気味のシュートを放つが枠をとらえられず。
34分ベティスはFKからルベン・カストロがシュートを放つが枠をとらえられず。
39分イリネイがジエゴ・コスタにファウル。これで何回目?というくらいジエゴ・コスタはファウルを受ける回数が多く、セットプレー獲得に多大な貢献です。
前半は追加タイムなく終了。0-0ですが完全にラージョのペースでした。
後半
スタンドには当時マンチェスターUのスカウト部長だったマーティン・ファーガソン氏(サー・アレックス・ファーガソンの実弟)の姿が。お目当てはラージョのティト(右サイドバック)だそうです。この方はたびたびリーガの観客席にいる姿が目撃されてましたね。
後半開始。立ち上がりからベティスのサイドが積極的に攻め上がります。
しかし51分、ラージョが先制点。自陣のゴールキック。GKジョエル・ロブレスのボールをミチュが頭で落として、拾ったジエゴ・コスタがスルーパス。最後はダイアゴナルランで裏に抜けたアルメンテロスが確実に決めました。
失点したベティスはやや前掛かりになりますが、中盤でラージョ守備網にかかる回数が増えてきました。とくにベニャがボールを持つとラージョの選手は2〜3人でチェックに行きます。
57分ベティス選手交代。サルバ・セビージャOUT、ジョナタン・ペレイラINです。
だんだん接触プレーも激しさを増してきました。とくにミチュとイリネイは頻繁にさり気なく小突きあってます。
69分ジエゴ・コスタが右サイドを突破してシュート。相変わらずプレーエリアの幅が広いです。
72分ベティス選手交代。モビーナOUT、マンチェスター・シティからローン移籍中のロケ・サンタ・クルスがINです。
74分ラージョのカウンター。左サイドをドリブルで上がったミチュがクロス。走りこんだピティがシュートもGKがファインセーブで得点ならず。
75分にはベティスの絶好機。ルベン・カストロのクロスにサンタ・クルスがヘディングシュート。しかしGKにキャッチされます。
76分ラージョ選手交代。ピティOUT、ロベルト・トラスオーラスINです。トラスオーラスはラス・パルマスで福田健二とチームメートだった選手ですね。
78分ラージョが追加点です。トラスオーラスのFKからジエゴ・コスタがヘッドで叩き込みゴール。ジエゴ・コスタはこれでラージョ移籍後6試合5ゴールとハイペースで得点を重ねています。
79分ベティス選手交代。モンテーロOUT、フアンマINです。
82分ラージョ選手交代。ジエゴコスタOUT、そしてベテランのラウル・タムードINです。1ゴール1アシストのジエゴ・コスタにスタジアム中から大きな拍手。
88分ラージョ選手交代。モビージャOUT、ディエゴ・ベニートIN。
91分、ラージョが3点目。トラスオーラスのスルーパスにタムードが抜け出し、角度の浅い所からGKの股下を抜いてゴール。短い出場時間で結果を残しました。
試合終了。3-0でラージョの完勝といえる内容でした。
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得点
後半6分 エミリアーノ・アルメンテロス(ラージョ・バジェカーノ)
後半33分 ジエゴ・コスタ(ラージョ・バジェカーノ)
後半46分 ラウール・タムード(ラージョ・バジェカーノ)
その後・・・
ジエゴ・コスタのラージョ在籍期間はわずか半年足らず。最終的には16試合に出場し10得点を記録しました。2012-13シーズンはアトレティコ・マドリードへ戻り、さらに翌2013-14シーズンにはシーズン27得点でアトレティコのリーグ優勝に貢献します。
もっとも、このシーズンのラージョの注目株はミチュ。トップ下ながらシーズン16得点という得点力も評価され、翌2012-13シーズンにプレミアリーグのスウォンジーへ移籍。プレミア1年目は本当に文句のつけようがない活躍でした。
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ラージョ・バジェカーノ × ベティス
スコア:3-0
2012年3月18日 カンポ・デ・フットボル・デ・バジェカス 観客数:14,500
ラージョ、9シーズンぶりのリーガ1部。ミチュとジエゴ・コスタが躍動です。
【 Rayoherald.com 】より
ラージョのスタメン(4-2-3-1)
GK: ジョエル・ロブレス
4: ホセ・マヌエル・カサド アレハンドロ・アリーバス ホルヘ・プリード ティト
2: ホセ・モビージャ ハビ・フエゴ
3: エミリアーノ・アルメンテロス ミチュ ピティ
1: ジエゴ・コスタ
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SUB: ダビド・コベーニョ(GK)
ダニエル・パチェコ パープ・マリー・ディアマンカ ロベルト・トラスオーラス
ディエゴ・ベニート ラウール・タムード アンドリヤ・デリバシッチ
監督: ホセ・ラモン・サンドバル
ベティスのスタメン(4-4-2)
GK: ファブリシオ
4: ナチョ ネルソン・マルコス パウロン ホセ・アントニオ・ドラド
4: イリネイ ベニャ・エチェバリア サルバ・セビージャ ルベン・カストロ
2: ホルヘ・モリーナ ジェフェルソン・モンテーロ
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SUB: カスト・エスピノーサ(GK)
アントニオ・アマジャ ホナタン・ペレイラ ホセ・カニャス
アレックス・マルティネス ロケ・サンタ・クルス フアンマ
監督: ペペ・メル
両チームとも今季昇格組で、ラージョは10位(37得点・43失点)、ベティスは15位(31得点・38失点)で迎えた一戦。
ラージョのホームスタジアム『カンポ・デ・フットボル・デ・バジェカス』は片側しかゴール裏スタンドがない特徴的なつくりです。片側はすぐ裏が集合住宅なので、スタンドを作れなかったのだとか。
また選手のピッチ入場通路がゴール裏スタンドにあるのも珍しいスタイル。サポーターの応援スタイルも含めて、どことなくアルゼンチンリーグみたいな雰囲気です。
サッカー界のレジェンド、ヴィエリとマルディーニのスポーツMIXライン【SY32 by SWEET YEARS】
前半
ベティスのキックオフでスタート。芝が所々薄く、とくにメインスタンド側の状態が悪いです。
立ち上がりは両者ともボールが落ち着かず。ですがどちらも攻撃的で縦に速いので、見ていて面白いです。
6分、ジエゴ・コスタの仕掛けで得たラージョのCK。これはシュートまで行けず。
8分、ラージョのシュート。ゴール前のクリアボールをハビ・フエゴがミドルシュート。わずかに枠の外です。
10分、ミチュのパスを受けてジエゴ・コスタがドリブルで仕掛けるも、2人掛かりで止めるベティスDF。
12分、ピティのクロスにジエゴ・コスタがボレー。しかしゴールマウスを大きく超えます。
このような感じで、ラージョが相手ゴール近くでチャンスを作ります。
ベティスは守備的というわけではなく積極的に攻める意思はあるようですが、前線に良い形でボールが入りません。
17分、ラージョに絶好機。ジエゴ・コスタの左サイドからのクロスにミチュがヘディングシュート。これはGKファブリシオがクリアするもセカンドボールをピティがミドルシュート。これはベティスDFに当たってゴールならず。
ジエゴ・コスタは中央に張るより左右に流れて起点となることが多いです。
24分、ラージョのCK。アリーバスがヘッドで落とすが好位置のミチュとジエゴ・コスタはシュートを打てず。
25分過ぎからラージョのパスが細かくつながり始める。ピティ、ミチュ、ジエゴ・コスタの3人が絡むと1ランク上のチームに見えます。
29分、右サイドバックのティトがドリブルでペナルティエリア内へ侵入を試みるが、守備に戻ったベニャに防がれます。
32分、ベティスはFKからモンテーロがペナルティエリア内でドリブルを仕掛けるもDFに防がれる。そしてそのままラージョのカウンター。GKジョエル・ロブレスから長いボールがジエゴ・コスタに渡り、そのまま持ち込んでシュートを放つがGKファブリシオに弾かれる。そのこぼれ球をモビージャがループ気味のシュートを放つが枠をとらえられず。
34分ベティスはFKからルベン・カストロがシュートを放つが枠をとらえられず。
39分イリネイがジエゴ・コスタにファウル。これで何回目?というくらいジエゴ・コスタはファウルを受ける回数が多く、セットプレー獲得に多大な貢献です。
前半は追加タイムなく終了。0-0ですが完全にラージョのペースでした。
後半
スタンドには当時マンチェスターUのスカウト部長だったマーティン・ファーガソン氏(サー・アレックス・ファーガソンの実弟)の姿が。お目当てはラージョのティト(右サイドバック)だそうです。この方はたびたびリーガの観客席にいる姿が目撃されてましたね。
後半開始。立ち上がりからベティスのサイドが積極的に攻め上がります。
しかし51分、ラージョが先制点。自陣のゴールキック。GKジョエル・ロブレスのボールをミチュが頭で落として、拾ったジエゴ・コスタがスルーパス。最後はダイアゴナルランで裏に抜けたアルメンテロスが確実に決めました。
失点したベティスはやや前掛かりになりますが、中盤でラージョ守備網にかかる回数が増えてきました。とくにベニャがボールを持つとラージョの選手は2〜3人でチェックに行きます。
57分ベティス選手交代。サルバ・セビージャOUT、ジョナタン・ペレイラINです。
だんだん接触プレーも激しさを増してきました。とくにミチュとイリネイは頻繁にさり気なく小突きあってます。
69分ジエゴ・コスタが右サイドを突破してシュート。相変わらずプレーエリアの幅が広いです。
72分ベティス選手交代。モビーナOUT、マンチェスター・シティからローン移籍中のロケ・サンタ・クルスがINです。
74分ラージョのカウンター。左サイドをドリブルで上がったミチュがクロス。走りこんだピティがシュートもGKがファインセーブで得点ならず。
75分にはベティスの絶好機。ルベン・カストロのクロスにサンタ・クルスがヘディングシュート。しかしGKにキャッチされます。
76分ラージョ選手交代。ピティOUT、ロベルト・トラスオーラスINです。トラスオーラスはラス・パルマスで福田健二とチームメートだった選手ですね。
78分ラージョが追加点です。トラスオーラスのFKからジエゴ・コスタがヘッドで叩き込みゴール。ジエゴ・コスタはこれでラージョ移籍後6試合5ゴールとハイペースで得点を重ねています。
79分ベティス選手交代。モンテーロOUT、フアンマINです。
82分ラージョ選手交代。ジエゴコスタOUT、そしてベテランのラウル・タムードINです。1ゴール1アシストのジエゴ・コスタにスタジアム中から大きな拍手。
88分ラージョ選手交代。モビージャOUT、ディエゴ・ベニートIN。
91分、ラージョが3点目。トラスオーラスのスルーパスにタムードが抜け出し、角度の浅い所からGKの股下を抜いてゴール。短い出場時間で結果を残しました。
試合終了。3-0でラージョの完勝といえる内容でした。
【NIKE】各国のスタープレーヤーが着用するスパイク、MAGISTA(マジスタ)
得点
後半6分 エミリアーノ・アルメンテロス(ラージョ・バジェカーノ)
後半33分 ジエゴ・コスタ(ラージョ・バジェカーノ)
後半46分 ラウール・タムード(ラージョ・バジェカーノ)
その後・・・
ジエゴ・コスタのラージョ在籍期間はわずか半年足らず。最終的には16試合に出場し10得点を記録しました。2012-13シーズンはアトレティコ・マドリードへ戻り、さらに翌2013-14シーズンにはシーズン27得点でアトレティコのリーグ優勝に貢献します。
もっとも、このシーズンのラージョの注目株はミチュ。トップ下ながらシーズン16得点という得点力も評価され、翌2012-13シーズンにプレミアリーグのスウォンジーへ移籍。プレミア1年目は本当に文句のつけようがない活躍でした。
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タグ:2011-12
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