フットボール アーカイブ

2011-12 ブンデスリーガ 第23節
シュツットガルト × フライブルク
スコア：4-1
2012年2月25日　メルセデス・ベンツ・アレナ　観客数：46,000

岡崎慎司と酒井高徳がバーデン・ヴュルテンベルク州ダービーに揃ってフル出場です。


シュツットガルトのスタメン(4-2-3-1)

GK： スヴェン・ウルライヒ
4： 酒井高徳　ゲオルグ・ニーダーマイアー　ザーダール・タスキ　ハリド・ブラールズ
2： ズドラヴコ・クズマノヴィッチ　ウィリアム・クヴィスト
3： 岡崎慎司　タマーシュ・ハイナール　マルティン・ハルニク
1： ヴェダド・イビシェヴィッチ
-----
SUB： アンドレ・ヴァイス(GK)
マサ　アルトゥール・ボカ　ラファエル・ホルツハウザー
クリスティアン・ゲントナー　ユリアン・シーバー　カカウ
監督： ブルーノ・ラッバディア


フライブルクのスタメン(4-4-2)

GK： オリヴァー・バウマン
4： ジョナタン・シュミット　イマヌエル・ヘーン　ファロウ・ディアネ　オリヴァー・ゾルク
4： ダニエル・カリジウリ　セドリック・マキアディ　ヨハネス・フルム　ヤン・ローゼンタール
2： エリック・イェンドリセク　イヴァン・サンティニ
-----
SUB： ダニエル・バッツ(GK)
マティアス・ギンター　アンドレアス・ヒンケル　カリム・ゲデ
ガラ・デンベレ　ステファン・ライジンガー　セバスティアン・フライス
監督： クリスティアン・シュトライヒ

岡崎、酒井ともにスタメン。岡崎は2試合連続得点中で、前節シーズン6点目を決めています。
冬の移籍で加入したばかりの酒井は、本来のレギュラーであるクリスティアン・モリナーロの出場停止によってスタメン起用され、そのままチャンスを掴んだ格好。
対するフライブルクは得点源のパピス・シセが冬にニューカッスル・ユナイテッドへ移籍してしまい、この穴が埋まらずに苦心しています。



サッカー界のレジェンド、ヴィエリとマルディーニのスポーツMIXライン【SY32 by SWEET YEARS】

前半

ダービーマッチとあって、立ち上がりから両者激しい。ややシュツットガルトが押し込む展開です。

12分、シュッツットガルトが先制。酒井のクロスを逆サイドのハルニクが受け、エリア内でイビシェヴィッチをおとりに入れ替わる動きでGKと1対1に。これを確実に決めます。
一方フライブルクはなかなかボールが収まりません。

21分、シュツットガルトが追加点。GKのフィードを受けて右を突破したハルニクのクロスに、逆サイドの岡崎が長い距離を走ってスライディングで押し込みます。いかにも岡崎らしいゴール。足がゴールポストに直撃でちょっと痛そうですが、でも笑顔。これで3試合連続得点のシーズン7点目です。

2７分にフライブルクが1点返します。CKからファロウ・ディアネがゴール。ゴールは最高の良薬なのか、これ以降フライブルクはパスがつながるようになります。

31分、シュツットガルトの直接FK。クズマノヴィッチが蹴ったボールは、壁の外を巻いた際どい軌道でしたが惜しくも外れました。
39分に岡崎がハルニクのパスからミドルシュート。中盤はもちろん、ときにはゴールライン際まで戻っての守備も見せ、本当に攻守に献身的です。
43分、接触プレーでハイナールが口の中を切り出血。かなりの量で痛々しく、見てるこちらまで口の中に血の味を感じそうです。

追加タイム2分で前半が終了。前半の前半はシュツットガルト、後半はフライブルクのペースという感じの流れでした。

後半

後半開始です。
47分にローゼンタールが決定機を迎えますが、シュートは枠を外れます。酒井がローゼンタールに付ききれず迎えたピンチでした。
49分には岡崎がエリアすぐ外でファウルを受けFK獲得。ハイナールが直接狙うもわずかに枠の外です。

55分過ぎあたりからゲームはフライブルクのペースに。シュツットガルトは被決定機が増えはじめ、ちょっと嫌な展開。
そんな押し込まれる展開で得たCKからシュツットガルトが追加点です。
63分イビシェヴィッチのヘディングシュートがブラールズの肩に当たってゴールイン。ほとんどイビシェヴィッチのゴールなので、ちょっと気の毒ですね。

64分には岡崎からパスを受けた酒井が超素晴らしいクロス。しかし超決定機をイビシェヴィッチが外してしまいます。外すほうが難しいようなシーンでしたが・・・。

66分、両チームで選手交代。シュツットガルトは二―ダーマイヤーOUT、マサIN。フライブルクはサンティニOUT、ガラ・デンベレIN。
68分、続けてフライブルクが選手交代。ローゼンタールOUT、ステファン・ライジンガーIN。

69分ハルニクがドリブルからシュート。ゾルクがペナルティエリア内で体を投げ出して防ぎますが、VTRで見るとハンドでした。ハルニク、怒ってます。

73分フライブルクが3人目の選手交代。イェンドリセクOUT、セバスティアン・フライスIN。

74分、またも酒井が素晴らしいクロス。これはイヴィセヴィッチがさわれず。2点リードの余裕なのか、シュツットガルトはパスがつながり始め、ペースを奪い返します。

76分フライブルクの決定機。カリジウリがドリブルで突破しエリア内で中央に折り返し。これはシュートは惜しくも決まらず。
79分、イヴィセヴィッチがヒールで残したボールをハルニクがシュートもわずかに枠の外。

82分にシュツットガルトが4点目をゲット。イヴィセヴィッチがジャンピングボレーでスルーパス。これを受けたハイナールが中央へ送り、ハルニクがきっちり決めました。

そしてシュツットガルトは選手交代。83分、クズマノヴィッチOUT、クリスティアン・ゲントナーIN。続けて86分にはハイナルOUT、カカウIN。終了間際にはカカウが左から切れ込んでシュートも、GKの正面でした。

追加タイムはなく、4-1で試合終了です。
シュツットガルトはハルニクやハイナール、イビシェヴィッチといった決定的な仕事ができる選手の存在が大きい。とくにこのシーズンのハルニクは攻撃力が爆発し、シーズン17得点を記録します。
岡崎、酒井の両選手も良かったと思います。とくに酒井はポジションを掴んだばかりですが、思い切りの良さが目を引きました。



【NIKE】各国のスタープレーヤーが着用するスパイク、MAGISTA(マジスタ)

得点

前半12分　マルティン・ハルニク（シュツットガルト）
前半21分　岡崎慎司（シュツットガルト）
前半27分　ファロウ・ディアネ（フライブルク）
後半18分　ハリド・ブラールズ（シュツットガルト）
後半37分　マルティン・ハルニク（シュツットガルト）

その後・・・

岡崎はこの後の試合で負傷したこともあり、結局この試合がシーズン最後の得点でした。7得点はシュツットガルト時代では最も得点数が多いシーズンです。
しかし攻守の献身性と怖れを知らない猪突猛進のスタイルが、4年後にプレミアリーグで優勝へ貢献するとは（しかもレスターで！）、この頃は想像できませんでした。

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------
海外サッカーからJリーグまで！

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------
日本代表から、アルゼンチンのレアなクラブまで！
フットボールマックスは３０００種以上のサッカーユニフォームをお届けいたします

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------