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2016年05月30日

【スシ・ボンバー誕生】 02-03 バイエルン × ハンブルガーSV


2002-03 ブンデスリーガ 第20節
バイエルン・ミュンヘン × ハンブルガーSV

スコア:1-1
2003年2月9日 ミュンヘン・オリンピアシュタディオン 観客数:40,000

高原がカーンの無失点記録をストップ!



Bayern_Munchen2.gif バイエルンのスタメン(4-4-2)
ボーダー青.gif
GK: オリバー・カーン
4: サミュエル・クフォー ロベルト・コヴァチ トーマス・リンケ ビセンテ・リザラズ
4: メーメット・ショル オーウェン・ハーグリーブス ニコ・コヴァチ ゼ・ロベルト
2: ジオバネ・エウベル クラウディオ・ピサーロ
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SUB: ベルント・ドレハー(GK)
セバスティアン・ダイスラー アレクサンダー・ツィックラー ウィリー・サニョル
ミヒャエル・タルナト トルステン・フィンク バスティアン・シュヴァインシュタイガー
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監督: オットマー・ヒッツフェルト


HSV.gif ハンブルガーSVのスタメン(4-2-3-1)
ボーダー青.gif
GK: マルティン・ピーケンハーゲン
4: ミラン・フカル ニコ・ヤン・ホーグマ トマーシュ・ウイファルシ ベルント・ホラーバッハ
2: コリン・ベンジャミン マルセル・マルトリッツ
3: メフディ・マハダヴィキア ロドルフォ・カルドーソ 高原直泰
1: セルゲイ・バルバレス
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SUB: シュテファン・ヴェヒター (GK)
ミヒャエル・バウアー ラルス・ヤコブセン クリスティアン・ラーン
エリク・マイヤー リヒャルト・キツビヒラー ラファエル・ヴィッキー
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監督: クルト・ヤーラ


試合前の注目はカーンの失点記録の更新

カーンはここまで713分無失点。そしてこの試合で、自身が持つ無失点記録(736分)を更新できるかどうかに注目が集まりました。
そのバイエルンは主力を数名欠く状況。ミヒャエル・バラックはインフルエンザ、ハサン・サミハリジッチとロケ・サンタ・クルスは負傷欠場。イェンス・イェレミースは出場停止。そのためか、ベンチには当時18歳でプロ契約したばかりのシュヴァインシュタイガーがいます。

ハンブルガーSV(HSV)は、冬の移籍で高原が入団したばかり。リーグは3戦連続スタメンですが、まだ無得点です。





チェックマーク青.gif 前半
ボーダー青.gif
この日のミュンヘンは厳しい冷え込み。ピッチサイドの所々に雪が残る状況です。

前半はバイエルンのキックオフで開始。試合球は懐かしの2002WC公式球フィーバーノヴァ。戦前の予想通り、立ち上がりからバイエルンがボールを支配。ハーグリーブスがゲームを組み立てます。

早々にバイエルンが先制

10分、高原が自陣コーナーエリア付近でハーグリーブスへファウルし、FKを与えてしまいます。このセットプレーはクリアしますが、そこからのCKでバイエルンが先制します。ピサーロのヘディングシュートが決まりました。

12分、バイエルンのCKからチャンス。ピーケンハーゲンがファンブルし、あわや失点という場面でしたが、何とか事なきを得ます。HSVはなかなか良い形で前線にボールが入りません。高原とバルバレスはポジションチェンジを繰り返します。

22分、カルドーソの縦パスが高原に渡りドリブルを仕掛けるもロベルト・コヴァチが対応し、突破を防がれます。

23分、電光掲示板にオリバー・カーンが持つ無失点記録(736分)に並んだと表示されました。ここから先はついに記録更新の時間。まさに記録は更新中ということになります。

27分、エウベルが左サイドを突破して中央へ折り返し。並走してきてパスを受けたニコ・コヴァチのシュートはGKピーケンハーゲンが好セーブ。
30分、ゼ・ロベルトの突破にエウベルがシュート。GKがセーブしたこぼれ球を今度はロベルト・コヴァチが至近距離からシュート。しかしこれもGKが奇跡的なセーブ。まさに守護神ピーケンハーゲン。バイエルンは2点目が遠いです。

その後はバイエルンがボールを支配するも得点できず。前半は1-0で終了。
HSVはニコ・コヴァチとハーグリーブスに中盤で攻撃の芽をつぶされ、なかなかチャンスを作れません。
高原はサイドに流れるか、少し下がればボールに触れますが、ゴール前だとクフォーかロベルト・コヴァチにマークに付かれて仕事をさせてもらえません。


...half アイコンブランク.gif time...

チェックマーク青.gif 後半
ボーダー青.gif
両チーム選手交代はありません。キックオフからHSVが積極的な攻撃を見せます。バイエルンの守備が固いのは変わりませんが、HSVは前半よりもバイタルエリアの深いところまで、パスをつないで侵入できるようになりました。

55分、マハダヴィキアがサイドを突破し、ゴール前の高原にクロス。しかし高原が収めきれず。ただこの頃からHSVが攻撃の形を作り始めます。
57分、バイエルンは最終ラインのクフォーからショル→エウベルとつなぎ、ニコ・コヴァチがシュート。これは枠をそれます。

63分、HSV選手交代。カルドーソOUT、エリク・マイアーIN。
69分、HSVのチャンス。マハダヴィキアが左サイドを突破して中央へ折り返し。しかし中にいた高原には合いません。

70分過ぎからは中盤での潰し合いが増えます。HSVは前線目がけての長いボールが増えました。

78分、バイエルンのチャンス。ピサーロのクロスに逆サイドのゼ・ロベルトがボレー。しかし枠をそれます。
81分、ゼ・ロベルトが中盤でインターセプトし、そのままドリブルで持ち上がってシュート。これも枠を捉えられず。

86分、バイエルン選手交代。ゼ・ロベルトOUT→セバスティアン・ダイスラーIN。
90分、続けてバイエルンの選手交代。ショルOUT→アレクサンダー・ツイックラーIN。

高原が同点弾!

90分が経過しHSVの敗色濃厚と思われた92分、ついにバイエルンゴールをこじ開けます。右サイドのマハダヴィキアからのクロスを高原がヘッドで叩き込みました。終了間際の劇的な同点弾です。ここまでクフォーとロベルト・コヴァチが上手く高原を抑えていましたが、最後の最後で2人とも高原から目を離してしまいました。

この同点直後に試合終了。1-1のドローに終わりました。
高原は移籍後3試合目でブンデスリーガ初ゴール。そしてオリバー・カーンの無失点記録を802分でストップした得点となりました。バイエルン相手に劇的なゴールだったこともあり、試合が終わってからもチームメートやスタッフから祝福の嵐です。

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チェックマーク青.gif 得点
ボーダー青.gif
11分 クラウディオ・ピサーロ(バイエルン)
92分 高原直泰(ハンブルガーSV)


チェックマーク青.gif 試合を終えて・・・
ボーダー青.gif
カーンの無失点記録や、それを打ち破った高原の移籍後初ゴールなど、忘れることができない試合。
かつては奥寺康彦という偉大な選手もいましたが、このシーズンのHSVからドイツで6シーズンを過ごした高原の存在が、近年のブンデスリーガにおける日本人選手の道を開いたと思います。

一方バイエルンにはセバスティアン・ダイスラーが在籍。怪我やうつ病などいろいろあって、若くして現役を引退し、第2の人生を歩んだ元選手です。
当時のドイツ人選手では異色の存在といえるゲームメーカーで、まさに逸材。脚光を浴びたのは、ちょうどドイツ代表が98ワールドカップやEURO2000で惨敗し、行き詰っていたころでした。もしダイスラーが順調に選手生活を送れていたら、ドイツ代表はもっと早い段階でスタイルを変えることができたかも・・・と、今でもそう思ってしまいます。


タグ:2002-03
posted by FBACV at 23:17 | Comment(0) | ブンデスリーガ
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気づけば大量ストックとなっていた録画試合が何かの役に立たないかと、ほとんど思いつきで始めました。
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