2016年08月03日
【フォルランが2得点1アシスト】 09-10 アトレティコ・マドリード×バレンシア
2009-10 リーガ・エスパニョーラ 第24節
アトレティコ・マドリード × バレンシア
スコア:4-1
2010年2月28日 ビセンテ・カルデロン 観客数:52,000
アトレティコが会心の勝利!
フォルランが2得点1アシストの活躍。13位に低迷するアトレティコが3位のバレンシアを撃破です。バレンシアは2人の退場者が痛すぎました。
アトレティコ・マドリードのスタメン(4-4-2) ●L to R
GK: ダビド・デ・ヘア
4: アントニオ・ロペス トマーシュ・ウイファルシ ルイス・ペレア ファン・バレーラ
4: シモン・サブローザ パウロ・アスンソン ティアゴ・メンデス ホセ・アントニオ・レジェス
2: セルヒオ・アグエロ ディエゴ・フォルラン
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SUB: セルヒオ・アセンホ(GK)
フアニート イグナシオ・カマーチョ ラウル・ガルシア
ホセ・マヌエル・フラド エドゥアルド・サルビオ イブラヒマ・バルデ
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監督: フランシスコ・エスクリバ(アシスタントコーチ) ※キケ・フローレス監督は前節の退席処分によりベンチ入りできません。
バレンシアのスタメン(4-2-3-1) ●L to R
GK: セサル・サンチェス
4: アレクシス・ルアーノ アンヘル・デアルベルト カルロス・マルチェナ ミゲル・モンテイロ
2: マヌエル・フェルナンデス エベル・バネガ
3: フアン・マタ ダビド・シルバ ホアキン・サンチェス
1: ダビド・ビジャ
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SUB: ミゲル・アンヘル・モジャ(GK)
ヘドヴィヘス・マドゥーロ リージョ・カステジャーノ ルベン・バラハ
パブロ・エルナンデス ニコラ・ジギッチ アレハンドロ・ドミンゲス
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監督: ウナイ・エメリ
低迷するアトレティコと好調バレンシアの対戦
前節までの両者の順位ですが、ホームのアトレティコは13位(勝点27)。バレンシアは3位(勝点46)と好調です。
両者ともにUEFAヨーロッパリーグを並行して戦っているため、かなりの過密日程。その影響をモロに受けたのがバレンシアで、主力のブルーノ、ダビド・ナバーロ、ジェレミー・マテュー、ダビド・アルベルダの4選手が負傷欠場。守備にかなり不安を抱えながらの試合となります。
>>>前半45分
■アトレティコは[ATM]。バレンシアは[VLC]と表記します。
アトレティコのキックオフで試合開始です。
1分[ATM]: 左サイドでボールを持ったシモンにマルチェナがファウル。マルチェナに早くもイエローカードです。
5分[ATM]: 左サイドでシモンからパスを受けたフォルランが深い位置からゴール前へ折り返すも、味方には合いませんでした。
7分[ATM]: レジェスが中央突破からループシュート。しかしクロスバーを越えました。
8分[ATM]: アントニオ・ロペスの縦パスを受けたシモンがダイレクトでアグエロへパス。アグエロはサイドを突破してクロスを上げると、ファーサイドから飛び込んできたフォルランがシュート。しかしシュートは枠を外れました。
12分[ATM]: コーナーキック。ショートコーナーから最後はフォルランがペナルティエリア手前からループシュートを狙いますが、GKサンチェスが指先で触ってクリア。
14分[VLC]: 左サイドでマタとのパスワークからシルバが突破。ここは相手DFにクリアされますが、細かなパスワークが見れるようになってきました。
■シルバの超絶個人技でバレンシア先制!
20分[VLC]: 劣勢だったバレンシアが先制しました。カウンターからホアキンがドリブルで攻め上がり、追い越して行くシルバへ絶妙なタイミングでスルーパスを通します。
対峙するルイス・ペレアをフェイントでかわし、さらに飛び出してきたGKデ・ヘアもフェイントでかわしてゴールへ流し込みました。シルバの何度もフェイントでかわす個人技が光ったゴールでした。
25分[ATM]: レジェスが右サイドで2人抜き去って角度の無いところからシュートを打ちますが、ボールはポストを直撃。迫力ある突破でした。
28分[VLC]: マルチェナがレッドカードで退場となり、アトレティコにPKの判定です。味方からのバックパスをコントロールミスしてアグエロに奪われ、ペナルティエリア内で奪い返しにタックルを仕掛けるもアグエロにかわされます。その際に手でボールを故意に弾き、決定機阻止の判定で退場となりました。1分にもらったイエローカードとは別の一発退場です。
■フォルランのPKでアトレティコが同点に
30分[ATM]: PKの場面。フォルランが右足で真ん中に蹴り込み同点ゴールです。フォルランはこのゴールでシーズン11得点目となりました。
34分[VLC]: 選手交代。フアン・マタOUT。ヘドヴィヘス・マドゥーロIN。センターバックのマルチェナが退場なので、マタは気の毒ですが同じセンターバックのマドゥーロ投入は仕方がない選択です。
数的優位のアトレティコはアグエロ、レジェスが積極的に仕掛け、バレンシア守備陣は釘付け状態に。しかし何とかアトレティコの攻勢を凌いでいます。
43分[ATM]: 相手のバックパスを奪ったアグエロがペナルティエリア内でシュートを打ちましたが、ミスキックでボールはクロスバーのはるか上。いわゆるロケットシュートです。決定的なチャンスだっただけに、アグエロは頭を抱え込んでしまいました。
45分[VLC]: コーナーキックからマドゥーロがヘディングシュート。しかし枠を外れます。
前半終了。バレンシアが退場者を出したこともあり、全体的にアトレティコが優勢に試合を進めましたが、攻めているわりには決定的な場面が少なかった印象。
逆にいえばバレンシアが苦しいなりにも、守備に関しては思惑通りだったとも言えます。
逆にいえばバレンシアが苦しいなりにも、守備に関しては思惑通りだったとも言えます。
>>>後半45分
両チーム選手交代はありません。
48分[ATM]: レジェスが自陣からドリブルでバイタルエリアに侵入して、左サイドのフォルランへパス。ゴールまで距離がありましたが、パスを受けたフォルランはミドルシュート。これはGKサンチェスにキャッチされました。
バレンシアの守備は、サイドはある程度使われても真ん中は絶対に自由にさせないような形。
アトレティコは数的優位から来る余裕を感じられますが、引いたバレンシアを攻めあぐねてるようにも見えます。
アトレティコは数的優位から来る余裕を感じられますが、引いたバレンシアを攻めあぐねてるようにも見えます。
55分[ATM]: セットプレーのチャンス。約25mの距離をシモンが直接フリーキックで狙います。ボールはゴール左上ギリギリの良いコースでしたが、GKサンチェスがファインセーブ。
55分[VLC]: 中央をドリブルするホアキンから右のミゲルへパスが通ります。ミゲルは良いタイミングでクロスを上げますが、ビジャが合わせられませんでした。
57分[VLC]: 選手交代。ホアキン・サンチェスOUT。パブロ・エルナンデスIN。
59分[ATM]: ゴール前での細かいパス回しから最後はアグエロがミドルシュート。
60分[ATM]: レジェスを起点にパスワークでバレンシア守備陣を翻弄し、最後はレジェスがゴール前に折り返し。良い形の攻撃でしたが、残念ながら味方に合いませんでした。
63分[ATM]: 左サイドのシモンからゴール前のレジェスへクロス。レジェスはダイレクトでシュートを打ちましたが、GKサンチェスがファインセーブ。サンチェスは大活躍です。
67分[ATM]: フォルランからのスルーパスが通り、ペナルティエリア内でアグエロが決定機を迎えますが、バレンシア守備陣の執念の粘りもありシュートはわずかに枠を外れます。
69分[ATM]: バレンシアのコーナーキックからカウンター。レジェスが一気にドリブルで上がり、前線のアグエロへスルーパス。アグエロは2人を抜いてペナルティエリアに侵入しますが、飛び出したGKサンチェスに阻まれてまたも決定機を物にできず。決められない悔しさからか、アグエロはしばらく立ち上がれませんでした。
71分[VLC]: 選手交代。ダビド・ビジャOUT。アレハンドロ・ドミンゲスIN。なお退場したマルチェナからキャプテンマークを引き継いだビジャの交代により、今度はシルバがキャプテンマークを巻くことに。これで1試合で3人目のゲームキャプテンです。
75分[ATM]: ゴール前で相手のクリアボールを拾ったアグエロが中央から仕掛けてペナルティエリア内からシュート。ゴール右隅を狙ったシュートはまたしてもGKサンチェスが防ぎます。
■アグエロが公式戦久しぶりのゴール!
78分[ATM]: 攻め続けたアトレティコにやっと追加点です。セットプレーからアグエロのヘディングシュートが決まりました。アグエロの得点は公式戦じつに約1か月半振りでした。
80分[ATM]: 選手交代。セルヒオ・アグエロOUT。ホセ・マヌエル・フラドIN。アグエロは得点の少し前から足を痛めていて、先のヘディングシュートはまさに魂の一撃といえます。
82分[VLC]: ミゲルがレッドカードで退場。ファン・バレーラへのタックルで一発退場です。
■フォルランの技ありループシュート
86分[ATM]: アトレティコに追加点です。フラドのスルーパスに反応したフォルランがGKサンチェスの位置を確認すると、軽く浮かしたループシュートが決まります。このゴールで勝利はほぼ確実なものとなりました。
87分[ATM]: 選手交代。パウロ・アスンソンOUT。ラウル・ガルシアIN。
89分[ATM]: 選手交代。シモン・サブローザOUT。エドゥアルド・サルビオIN。サルビオはこれがリーガデビューです。
89分[ATM]: 右サイドのフラドからのクロスを中央からサルビオがシュート。これはGKサンチェスがキャッチ。
■フォルランのアシストで追加点
93分[ATM]: アトレティコに追加点です。サルビオが右サイドを突破してゴール前へ折り返すと、フォルランが一度足元に収めて左のフラドへ絶妙なパス。これをフラドがゴール右上に決めました。
93分[試合終了]: 終わってみればフォルランの2得点1アシストの活躍もあり、戦前の順位に関係なくアトレティコの圧勝でした。サポーターが歓喜に沸きます。
バレンシアは2人の退場者を出しては、さすがに厳しかったですね。当時は不調だったとはいえ破壊力があるアトレティコ相手なら、この結果も仕方がないかもしれません。
>>>得点
20分: ダビド・シルバ(バレンシア)
30分: ディエゴ・フォルラン(アトレティコ・マドリード)
78分: セルヒオ・アグエロ(アトレティコ・マドリード)
86分: ディエゴ・フォルラン(アトレティコ・マドリード)
93分: ホセ・マヌエル・フラード(アトレティコ・マドリード)
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タグ:2009-10
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