2016年01月08日
アルゴンキン州立公園旅行記B <2015年夏>
Stouffermill Bed & Breakfastで迎える2回目の朝。
いいお天気なので、前日と同じように8時から、ウッドデッキで朝食。
毎日、少しずつ違う内容で美味しい朝食をいただけます。
特にこの日はマフィンが美味しかった!!
美味しい朝食をゆっくりいただいた後、アルゴンキン州立公園へ。
前日と同じように、途中、ヘンリエッタさんのパンを買って公園へ向かいました。
相変わらず、店内はお客が多く、これまた前日と同じように並んでパンを購入。
美味しかったので、またまたブルーベリーデニッシュを買いました。
この日の午前は、まず、公園内のLogging Museum(ロギング・ミュージアム)へ。
ミュージアムというと、屋内に展示物がたくさん並んでいて、静かに展示物を見学するところを想像してしまいますが、Logging Museum(ロギング・ミュージアム)は、トレールを歩きながら、展示物を見学するというスタイルのアウトドア・ミュージアム。
1.5kmのトレールをハイキングしながら、アルゴンキン周辺でさかんだった木材産業の歴史を垣間見ることができます。
トレール中には、当時の人々が生活していた小屋や木材の伐採から製材、運搬にいたるまで使用していた機材や道具などが展示してありました。
これまでまったく勉強する機会がなかった分野なので、とても興味深く、じっくり展示物を見学しながら歩いたので、午前中は、このミュージアムを見学したら、終わってしまいました。
ミュージアムのスタート地点には、最後に返却すれば無料の解説書もあります。
ただし、全部、英語。残念ながら、日本語のものは、ありませんでした。
私にとって、なじみの薄い分野なだけに、展示物の解説には、わからない単語だらけ。
このミュージアムでは電子辞書が大活躍しました。
屋内にずらっと展示物が並ぶ静かな博物館もいいけど、自然の中を歩きながら、学ぶこともできるアウトドア・ミュージアムの方が私は気に入りました。
興味深い展示がいろいろあったのですが、残念ながら、ミュージアム内の写真は1枚も撮っていなかったので、紹介できず、残念・・・
Logging Museumを見学後は、カヌーを楽しむために、車で湖のほとりへ移動しました。
カヌーの前にまず、腹ごしらえ。
前日と同じように、湖のほとりでパンをいただきました。
連日、同じパンをいただいてもまったく飽きない美味しさです。
そして、いよいよカヌー!!
受付で、レンタル料を支払い、ライフジャケットを身につけ、まずはスタッフの説明を聞きます。
パドルの使い方とか簡単なものでした。
私たち4人は、2人ずつに分かれて、カヌーをゆっくりこぎ始めました。
高いレンタル料を支払ったことだし、お天気も良いので、1時間以上はゆっくりカヌーを楽しむつもりでいました。
私は、カヤックの経験はあるのですが、カナディアンカヌーはこの時が初めてでした。
慣れているせいもあるかもしれませんが、カヤックの方が進む方角を一人でコントロールしやすく、小回りも利いて漕ぎやすかったです。
(※カヌーとカヤックの大きな違いは、パドルがシングル・ブレードかダブル・ブレードかの違いです。カヌーはシングル、カヤックはダブルです。)
カヌーは、カヤックよりも水に濡れる可能性が低い分には良いのですがね。
カヌーは、転覆でもしない限り、濡れることはほとんどありません。
逆にカヤックは、漕いでいるとほぼ100%濡れるので、私はいつも水着かパドリングウェアを着て漕ぎます。
カヌーなら、よほどのことがない限り、濡れないと思って、漕ぎ始めること約10分。
予想外の事故が勃発しました。
友人2人が乗っていたカヌーに、見知らぬ方のカヌーが突っ込んできて、衝突!!
カヤックなら、衝突されればバランスを崩して、転覆することもあるかもしれませんが、カヌーは、普通は軽い衝突くらいで、そう簡単に転覆することはありません。
私と一緒にカヌーに乗っていた友人は、少し離れたところから見ていたのですが、衝突の瞬間は、まさか転覆するとは思いもしませんでした。
しかし、友人のカヌーに衝突してきたカヌーに乗っていた女性が、衝突した後、自分たちの乗っているカヌーのバランスを保つために、友人の乗っているカヌーの縁を強く引っ張ったので、友人の乗っていたカヌーがバランスを崩し、見事に転覆してしまいました。
友人は2人とも水泳が得意で、事故現場の水深も浅かったので、無事でしたが、レスキューのカヌーが来るまで、水に浸かっていたので、ずぶ濡れになってしまいました。
事故に合った友人のうちの1人は、持っていた携帯電話が、水没して故障。
カヌーを漕ぎ始めて間もないうちに、とんだ災難に見舞われました。
友人のカヌーを引っ張って転覆させた女性は、一緒にカヌーに乗っていたもう1人の女性と日本語で話していたので日本人のようでした。
結局、、友人のカヌーを引っ張って転覆させたその日本人らしき女性は、友人が転覆するのを、ただ見ていただけで、一言の謝罪の言葉もないどころか、転覆した2人に声をかけることすら一切なく、その場から去って行きました。
この日本人らしき女性の無礼さには、同じ日本人として、本当に残念でした。
カヌーが転覆し、ずぶ濡れになってしまいながらも、友人たちは、気を取り直して、再び、カヌーをこぎ始めましたが、何せ、ずぶ濡れなので、このまま、濡れた服を着たままの状態だと、低体温症になってしまう恐れがあります。
私は、登山経験があり、低体温症の怖さを百も承知だったので、少し漕いだ後で、陸に上がろうと誘いました。
陸に上がってから、ずぶ濡れになった友人たちには、雨が降った時のために携行していたゴアテックスのカッパの上下に着替えてもらって、急激に体温が下がり、顔が真っ青になっていた友人も何とか復活しました。
せっかくの楽しいカヌーのはずが、さんざんな目にあってしまいましたが、この後、宿の方オススメの美味しい料理をいただけるレストランで、しっかり食べて、お腹いっぱいになったので、この日はこれで良しとしました。 |
翌朝、宿の美味しい朝食をいただいた後、レンタカーの返却時間がせまっているので、すぐにチェックアウトして、トロントへ戻りました。 かわいいサーシャとのお別れが、淋しかったです。 |
とんだハプニングもありましたが、この宿とアルゴンキンの自然がとても好きになったので、また、ぜひ、戻りたいです。
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/4597200
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック