2009年11月30日
ご両親と別居している方へ
昨日から、寒気がするような事例を目の当たりにしたので、
日ごろ、ご愛読下さっている皆様にも、
ぜひぜひ知っていただきたいと思って報告します。初の、広告なし記事です。
昨日、彼の実家を二人で訪問したら、何やら書類を書いていました。
自宅を大がかりにリフォームしたいと言いだし(悪質商法に騙されたと思われますが)、
しかし資金を借り入れなければならないと銀行の融資申込を行おうとしてたのです。
御歳70歳、年金生活、通常、借りられるわけありません。
しかし、リフォーム業者が探しだしたという融資は、●●銀行の融資ですが、
こうした高齢者を対象とした画期的なサービスだといいます。
どんなサービスでしょうか?
「月々は最低限、利息だけ納めればいいのよ」義母談。
→銀行のHP見ると…月々の返済は利息のみ
「万一、死ぬまでに返さなかったら遺族が6カ月以内に一括で返済しないと
家をとられちゃうの。でも、このくらいの額なら、返せるから平気よ」義母談。
→銀行のHP見ると…元金は、本人死亡後6カ月以内に遺族が一括返済する
これって…
死ぬまで元金は返済できない&死ぬまで利息は払う…
てことなんでは?
(元金は減らないから!)
そして本人の死後に遺族が元金を一括返済できなければ家持っていかれちゃう!!
(担保物件を処分した結果、お金が余れば戻ってくるかもしれませんが、
思い出のつまった家はなくなります)
貸付の上限は、家の資産価値に応じて、なんと1億円までOK!!
資産価値が1億円と認められ、1億円を希望したら、口座に1億円が入金され、
引き出す=借入 に、なるそうです。
だから、彼の両親のように、とんだ勘違いをした上で申し込んだ場合…
「来月1万円多く返せばいいわね、他の銀行のカード忘れちゃったから1万円出しちゃお」
なーんて、安易に引き出した1万円の、利息だけを死ぬまで払い続け、元金1万円を返済する
ことは出来ない、そして、そんな風に頻繁に引き出した1万円が積もると、何十万、何百万と
なって、相続時に遺族が「ナニコレー( ゚д゚) !!」ていうことになりかねません。
ついでに言うと、元金は遺族が払うのに、同居親族がいない場合は、親族の同意は不要で
申し込めちゃいます。
田舎に両親だけを残してきた人、要注意です!!
むろん、悪質商法に騙されるような人が、落とし穴に気づくはずなく、しかも、彼の両親は
内容を完全に勘違いしたまま、申込直前だったんです!!(もちろん阻止)
でも、普段騙されない人だって、まさか借りたお金を生前返せないなんて、思いませんよね。
最近、家を増改築した近所の伯母のところに、気をつけるように言わなきゃと思って今日
訪ねたところ、「1億円まで借りられるってやつでしょ?建築家の人が持ってきたわよ、
悠々自適な老後を送れますよって、1億あったらいいわ〜、申し込もうか悩んでたの〜」
キャー(T▽T)
高齢者にお金を貸さない
これ、決してケチやいじわるじゃなく、これが正しい人の道だと思いました。
理解力も判断力も、ありゃしません。
銀行がお金貸してくれるんだ(*゜▽゜*)と、
喜んでいるご老人、周りにいませんか?
しかも月々の返済は一万円くらいでよくってー
浄水器つけてくれた人が親切に教えてくれたのー
え?そんなわけない?違うの、高齢者のことを考えた新商品、今はいいのがあるのよー
営業妨害と思われたら困るので、銀行名・商品名は言いません。
あ、例えば身寄りのない老人が広い一軒家に寂しく生活しているなら、
毎月数万円の返済で、豊かな老後をエンジョイできるもの…という見方はできます。
しかし、考えてみてください。
万一、貴方の田舎で暮らしてるご両親が、「息子に家を残すためにも、今のうちに家を
リフォームしないといけないねぇ」なんて言って息子に内緒で申込をして、
毎月の返済に元金分も入っていると間違った認識をしていたら…
貴方はご両親の死後に突然借金を背負い、しかも6カ月以内に一括返済しなければならず、
そして家を担保にした借り入れは出来ない、もちろん両親が正しく認識していたかさえ、
貴方は知ることが出来ない、ただご両親のサインを見せつけられるだけ…
そんな状況に陥る可能性があるのです。
日ごろ、ご愛読下さっている皆様にも、
ぜひぜひ知っていただきたいと思って報告します。初の、広告なし記事です。
昨日、彼の実家を二人で訪問したら、何やら書類を書いていました。
自宅を大がかりにリフォームしたいと言いだし(悪質商法に騙されたと思われますが)、
しかし資金を借り入れなければならないと銀行の融資申込を行おうとしてたのです。
御歳70歳、年金生活、通常、借りられるわけありません。
しかし、リフォーム業者が探しだしたという融資は、●●銀行の融資ですが、
こうした高齢者を対象とした画期的なサービスだといいます。
どんなサービスでしょうか?
「月々は最低限、利息だけ納めればいいのよ」義母談。
→銀行のHP見ると…月々の返済は利息のみ
「万一、死ぬまでに返さなかったら遺族が6カ月以内に一括で返済しないと
家をとられちゃうの。でも、このくらいの額なら、返せるから平気よ」義母談。
→銀行のHP見ると…元金は、本人死亡後6カ月以内に遺族が一括返済する
これって…
死ぬまで元金は返済できない&死ぬまで利息は払う…
てことなんでは?
(元金は減らないから!)
そして本人の死後に遺族が元金を一括返済できなければ家持っていかれちゃう!!
(担保物件を処分した結果、お金が余れば戻ってくるかもしれませんが、
思い出のつまった家はなくなります)
貸付の上限は、家の資産価値に応じて、なんと1億円までOK!!
資産価値が1億円と認められ、1億円を希望したら、口座に1億円が入金され、
引き出す=借入 に、なるそうです。
だから、彼の両親のように、とんだ勘違いをした上で申し込んだ場合…
「来月1万円多く返せばいいわね、他の銀行のカード忘れちゃったから1万円出しちゃお」
なーんて、安易に引き出した1万円の、利息だけを死ぬまで払い続け、元金1万円を返済する
ことは出来ない、そして、そんな風に頻繁に引き出した1万円が積もると、何十万、何百万と
なって、相続時に遺族が「ナニコレー( ゚д゚) !!」ていうことになりかねません。
ついでに言うと、元金は遺族が払うのに、同居親族がいない場合は、親族の同意は不要で
申し込めちゃいます。
田舎に両親だけを残してきた人、要注意です!!
むろん、悪質商法に騙されるような人が、落とし穴に気づくはずなく、しかも、彼の両親は
内容を完全に勘違いしたまま、申込直前だったんです!!(もちろん阻止)
でも、普段騙されない人だって、まさか借りたお金を生前返せないなんて、思いませんよね。
最近、家を増改築した近所の伯母のところに、気をつけるように言わなきゃと思って今日
訪ねたところ、「1億円まで借りられるってやつでしょ?建築家の人が持ってきたわよ、
悠々自適な老後を送れますよって、1億あったらいいわ〜、申し込もうか悩んでたの〜」
キャー(T▽T)
高齢者にお金を貸さない
これ、決してケチやいじわるじゃなく、これが正しい人の道だと思いました。
理解力も判断力も、ありゃしません。
銀行がお金貸してくれるんだ(*゜▽゜*)と、
喜んでいるご老人、周りにいませんか?
しかも月々の返済は一万円くらいでよくってー
浄水器つけてくれた人が親切に教えてくれたのー
え?そんなわけない?違うの、高齢者のことを考えた新商品、今はいいのがあるのよー
営業妨害と思われたら困るので、銀行名・商品名は言いません。
あ、例えば身寄りのない老人が広い一軒家に寂しく生活しているなら、
毎月数万円の返済で、豊かな老後をエンジョイできるもの…という見方はできます。
しかし、考えてみてください。
万一、貴方の田舎で暮らしてるご両親が、「息子に家を残すためにも、今のうちに家を
リフォームしないといけないねぇ」なんて言って息子に内緒で申込をして、
毎月の返済に元金分も入っていると間違った認識をしていたら…
貴方はご両親の死後に突然借金を背負い、しかも6カ月以内に一括返済しなければならず、
そして家を担保にした借り入れは出来ない、もちろん両親が正しく認識していたかさえ、
貴方は知ることが出来ない、ただご両親のサインを見せつけられるだけ…
そんな状況に陥る可能性があるのです。
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投稿者:inazuma oryu|23:56|others
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