ショコラ

Chocolat

Introduction

ジョアンヌ・ハリスの小説「ショコラ」(1999)をスウェーデンの監督ラッセ・ハルストレムが映画化。 インディアンの血を引くチョコレート作りの名人ヴィアンヌをフランスの演技派ジュリエット・ビノシュ、伝統を重んじる頑固な村長をアルフレッド・モリーナ、寛容なジプシー、ルーをジョニー・デップ、娘との確執を引きずるひねくれた大家をジュディ・デンチと名優達が個性豊かなキャラクターを好演します。


チョコレートで人々を幸せにすることを目的として旅をするヴィアンヌとアヌークの母娘。 彼女達の今回辿り着いた村は昔ながらの習慣を守り続ける閉鎖的な村だった。 村の村長レノは自由奔放で歓楽的なヴィアンヌにたいし対抗心を抱き、やがてそれは敵意と変わってくる。 ヴィアンヌとレノのいがみ合いに、個性豊かな村人とジプシーのルーが絶妙に絡み合い、大きな山場とともに穏やかなラストへと観るものを暖かく導く、至極のドラマ。 監督はラッセ・ハルストレム、出演はジュリエット・ビノシュ、ジョニー・デップ、アルフレッド・モリーナ、キャリー＝アン・モス、ジュディ・デンチ、ピーター・ストーメア、他。


監督はスウェーデンのラッセ・ハルストレム。 これまでの監督作に『ギルバート・グレイプ』(1993)、『サイダーハウス・ルール』(1999)、『シッピング・ニュース』(2001)など(他多数)があります。 2012年12月8日からはユアン・マクレガー主演の『砂漠でサーモン・フィッシング』が公開されます。

ヴィアンヌを演じるのはフランスの女優ジュリエット・ビノシュ。 これまでの出演作には『トリコロール／青の愛』(1993)、『イングリッシュ・ペイシェント』(1996)、『こわれゆく世界の中で』(2006)など(他多数)があります。 1996年の『イングリッシュ・ペイシェント』ではアカデミー賞助演女優賞、2010年の『トスカーナの贋作』ではカンヌ国際映画祭で女優賞を受賞しています。 今後は2013年4月に日本でも公開予定のロバート・パティンソン主演の『コズモポリス』、クライヴ・オーウェンと共演の『Words and Pictures』(2014)などに出演しています。

アルフレッド・モリーナは最近だと『スパイダーマン2』の"オクトパス"役が有名なイギリスの俳優。 さらに最近の出演作では『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』、『魔法使いの弟子』などがあります。 他、多数の出演作を持つ彼の今後の出演作のひとつに、ジェシカ・ビール主演の『Emanuel and the Truth about Fishes』(2013年全米公開予定)があります。 子を失い深い悲しみすえ、人形を我が子だと思ってかわいがるという母親を描いた作品。 この作品にはあのカヤ・スコデラリオもベビーシッターの"エマニュエル"役で出演することから、密かに心待ちにしている映画のひとつ。 カヤ・スコデラリオの出演作では『タイタンの戦い』があります。

ピーター・ストーメアの最近のイメージはTVドラマ「プリズン・ブレイク」のシーズン1で、囚人のボス的存在ジョン・アブルッチでしょう。 最近の出演作には、2012年10月13日より公開のメル・ギブソン主演の『キック・オーバー』、2012年11月23日より公開のリュック・ベッソン製作、ガイ・ピアーズ主演の『ロックアウト』があります。 次回作にはジェレミー・レナーの『ヘンゼル & グレーテル』(2013年1月全米公開予定)での保安官役、2013年4月公開アーノルド・シュワルツェネッガー復帰作『ラストスタンド』などがあります。

ジュディ・デンチは出演作の007最新作『007 スカイフォール』が2012年12月1日、『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』が2013年2月1日より日本でも公開されます。

Storyline

ヴィアンヌと娘のアヌークは町から町へ旅をしながら暮らしていた。 今回たどり着いた小さな村で、アルマンドというおばあちゃんから一軒の空き家を借りた。 ヴィアンヌはそこにチョコレートショップ"マヤ"を開店した。
村長のレノ伯爵は歴史家で敬虔なクリスチャン、まじめで働き者、そして昔ながらの風習を重んじる人物であった。 ヴィアンヌへ村へきたことへの歓迎の意を伝えるとともに、日曜のミサへの参加を求めた。 しかしヴィアンヌはミサへは行かないときっぱり断るのだった。 レノ伯爵はそのことにかなりの不快感を持ち、ここからヴィアンヌ対レノ伯爵の戦いが始まるのだった。

村人はレノの言いつけもあり、中々店に入ることはなかった。 しかし何人かはヴィアンヌのチョコレートを口にし、その効能に驚くのだった。 その中にはジョゼフィーヌという女もいた。 村人から変人扱いされている女であった。 ヴィアンヌはそんな彼女に対し、優しく接し、あなたはおかしくないと説くのだった。 ジョゼフィーヌは夫のセルジュのせいで虐げられた生活を送っていたのだった。 ヴィアンヌと接するようになったジョゼフィーヌは徐々に自分を取り戻していった。 そしてヴィアンヌの店で働き始めるのだった。 もちろんそれを快く思ってない村長のレノは、ある行動に出るのだった･････

Director

Cast