2010年11月10日
『レオニー』 舞台挨拶
第23回東京国際映画祭特別招待作品『レオニー』舞台挨拶がTOHOシネマズ六本木にて行われました。 チケットも完売!観客も日本人だけでなく、外国人の方も多く入り日米合作品らしい盛り上がりを見せていました。
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【日程】10月24日(日)15:15〜
【場所】TOHOシネマズ六本木
【登壇者】松井久子監督
【舞台挨拶内容】
●ご挨拶
松井監督:
皆さんようこそいらして下さいました。7年かけて作ったこの作品が、東京国際映画祭の特別招待作品に選ばれ、とても嬉しく、光栄に思います。昨日、3作品目にして初めてグリーンカーペットを歩かせていただきましたが、とてもいい気持ちでした(笑)。11月20日から公開になります。皆様のお力を借りて、この作品を成功させたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。
●Q&A
Q:ハワイの映画祭は如何でしたか?
松井監督:
400人が入る劇場での2回上映でしたが、どちらもチケットは完売でした。最後には追加上映もしていただき、Q&Aも、1時間以上行うなど、イサム・ノグチに強い興味を持っていただけたと思います。
Q:日米合作に至ったいきさつについてお聞かせ下さい。
松井監督:
日本映画は国内のみでの上映を目的としているものが多いですが、国境を越えて多くの人に観てもらいたいという気持ちがありました。日本の美、特に明治・大正の文化や四季折々の美しさというものを海外の人々に伝えたいと思い、7年という歳月を掛け、頑張って撮影いたしました。
Q:イサム・ノグチの母を題材にした理由をお聞かせ下さい。
松井監督:
皆さん映画を観る前で、自由に作品を鑑賞していただきたいのであまり詳しくはお話ししませんが...。イサム・ノグチや彼の父親はすごく有名なのに、母であり、ドラマチックな人生を歩んできたレオニー・ギルモアという人物がどうして歴史に埋もれてしまったのか...。同じ女性として、この人を世に送り出さなければ!という気持ちが強かったです。
Q:長い年月を掛けての撮影は如何でしたか?
松井監督:
6年間は資金集めとシナリオ作りに費やしました。アメリカでパートナーのプロデューサーに出会うまでもすごく大変でしたね。それらの準備が整ってからは、完成まで1年半掛かりました。
Q:日本とアメリカでの撮影についてお聞かせ下さい。
松井監督:
アメリカと日本の100年前を描いているので、どちらの国の人が観てもおかしくない作品にしたいと思っていました。日本では日本のクルー、アメリカではアメリカのクルーと共に撮影し、まるで2つの映画を撮影したようです。総勢400人の方々がこの作品に関わってくれており、貴重な経験になりました。
Q:キャスティングは如何でしたか?
松井監督:
そこにいきつくまでの道のりが長くて...(笑)。シナリオがしっかり出来ていたので、ヨネは中村獅童さん!みたいな感じで、悩むことなく進みました。役者さんにもシナリオを気にいっていただけましたし、理想通りです。キャスティングが上手くいけば、映画もきっと上手くいくと感じています。
Q:皆様へメッセージをお願いします。
松井監督:
無名で非力で女性である私が、7年掛けて頑張って作りあげた作品です。この映画を作りたいという志を持ち続けて頑張った結果、世界中の人々と仕事が出来ました。映画を自由に楽しんでいただき、私の映画作りから希望や勇気を感じていただければ嬉しいです。今日はありがとうございました。
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【物語】
レオニーは、日本から来た神秘的な青年詩人ヨネ・ノグチ(野口米次郎)と出会い、彼の詩才に魅せられ、結ばれる。レオニーが未婚のまま身ごもったことを知ったヨネは、突然日本に帰国してしまうのだが、彼女は別れた男との思い出の中で日々を送る女でも、ひたすら涙をこらえて生きる女でもなかった。彼女は自らの意思で、カリフォルニアに移り住み、一人静かに男児を出産する。母と子の平和な暮らしもつかの間、日露戦争の影響による人種差別がレオニーの心にも影を落とすことに−。やがて彼女は、たった一人の味方だった母親の反対も押し切って、我が子の将来のためにと、太平洋を渡り、言葉も通じない日本へ行くことを決意する。
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製作・監督・脚本:松井久子
出演:エミリー・モーティマー、中村獅童、原田美枝子、竹下景子、柏原崇、中村雅俊(友情出演)、吉行和子
inspired by ドウス 昌代 『イサム・ノグチ〜宿命の越境者』(講談社刊)
企画製作:レオニーパートナーズ合同会社/共同製作:Essen Communications、Hyde Park Entertainment/ 配給:角川映画 (C)レオニーパートナーズ合同会社
11月20日(土) 角川シネマ新宿ほか全国ロードショー
映画公式サイト:leoniethemovie.com
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【日程】10月24日(日)15:15〜
【場所】TOHOシネマズ六本木
【登壇者】松井久子監督
【舞台挨拶内容】
●ご挨拶
松井監督:
皆さんようこそいらして下さいました。7年かけて作ったこの作品が、東京国際映画祭の特別招待作品に選ばれ、とても嬉しく、光栄に思います。昨日、3作品目にして初めてグリーンカーペットを歩かせていただきましたが、とてもいい気持ちでした(笑)。11月20日から公開になります。皆様のお力を借りて、この作品を成功させたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。
●Q&A
Q:ハワイの映画祭は如何でしたか?
松井監督:
400人が入る劇場での2回上映でしたが、どちらもチケットは完売でした。最後には追加上映もしていただき、Q&Aも、1時間以上行うなど、イサム・ノグチに強い興味を持っていただけたと思います。
Q:日米合作に至ったいきさつについてお聞かせ下さい。
松井監督:
日本映画は国内のみでの上映を目的としているものが多いですが、国境を越えて多くの人に観てもらいたいという気持ちがありました。日本の美、特に明治・大正の文化や四季折々の美しさというものを海外の人々に伝えたいと思い、7年という歳月を掛け、頑張って撮影いたしました。
Q:イサム・ノグチの母を題材にした理由をお聞かせ下さい。
松井監督:
皆さん映画を観る前で、自由に作品を鑑賞していただきたいのであまり詳しくはお話ししませんが...。イサム・ノグチや彼の父親はすごく有名なのに、母であり、ドラマチックな人生を歩んできたレオニー・ギルモアという人物がどうして歴史に埋もれてしまったのか...。同じ女性として、この人を世に送り出さなければ!という気持ちが強かったです。
Q:長い年月を掛けての撮影は如何でしたか?
松井監督:
6年間は資金集めとシナリオ作りに費やしました。アメリカでパートナーのプロデューサーに出会うまでもすごく大変でしたね。それらの準備が整ってからは、完成まで1年半掛かりました。
Q:日本とアメリカでの撮影についてお聞かせ下さい。
松井監督:
アメリカと日本の100年前を描いているので、どちらの国の人が観てもおかしくない作品にしたいと思っていました。日本では日本のクルー、アメリカではアメリカのクルーと共に撮影し、まるで2つの映画を撮影したようです。総勢400人の方々がこの作品に関わってくれており、貴重な経験になりました。
Q:キャスティングは如何でしたか?
松井監督:
そこにいきつくまでの道のりが長くて...(笑)。シナリオがしっかり出来ていたので、ヨネは中村獅童さん!みたいな感じで、悩むことなく進みました。役者さんにもシナリオを気にいっていただけましたし、理想通りです。キャスティングが上手くいけば、映画もきっと上手くいくと感じています。
Q:皆様へメッセージをお願いします。
松井監督:
無名で非力で女性である私が、7年掛けて頑張って作りあげた作品です。この映画を作りたいという志を持ち続けて頑張った結果、世界中の人々と仕事が出来ました。映画を自由に楽しんでいただき、私の映画作りから希望や勇気を感じていただければ嬉しいです。今日はありがとうございました。
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【物語】
レオニーは、日本から来た神秘的な青年詩人ヨネ・ノグチ(野口米次郎)と出会い、彼の詩才に魅せられ、結ばれる。レオニーが未婚のまま身ごもったことを知ったヨネは、突然日本に帰国してしまうのだが、彼女は別れた男との思い出の中で日々を送る女でも、ひたすら涙をこらえて生きる女でもなかった。彼女は自らの意思で、カリフォルニアに移り住み、一人静かに男児を出産する。母と子の平和な暮らしもつかの間、日露戦争の影響による人種差別がレオニーの心にも影を落とすことに−。やがて彼女は、たった一人の味方だった母親の反対も押し切って、我が子の将来のためにと、太平洋を渡り、言葉も通じない日本へ行くことを決意する。
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製作・監督・脚本:松井久子
出演:エミリー・モーティマー、中村獅童、原田美枝子、竹下景子、柏原崇、中村雅俊(友情出演)、吉行和子
inspired by ドウス 昌代 『イサム・ノグチ〜宿命の越境者』(講談社刊)
企画製作:レオニーパートナーズ合同会社/共同製作:Essen Communications、Hyde Park Entertainment/ 配給:角川映画 (C)レオニーパートナーズ合同会社
11月20日(土) 角川シネマ新宿ほか全国ロードショー
映画公式サイト:leoniethemovie.com
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