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2017年09月01日
宇宙からのメッセージ銀河大戦 第24話感想 「大彗星ザタン出現」
初回放映:1979年1月6日
テレビ朝日系
現在では、洋画の話題作は日本同時公開という形式が増えたが、以前は日本公開まで数カ月のタイ
ムラグがあった。アメリカで「スターウォーズ」が大ヒットしているとの情報が日本に入ってきた
時、日本公開までは1年という長い時間があった。「スターウォーズ」公開の期待と共に日本では、
SFブームが起き、日本の映画会社は公開までのタイムラグを利用してSF映画で当てようとした。
東宝は「惑星大戦争」を制作。東映は「宇宙からのメッセージ」を制作した。
本作は、その「宇宙からのメッセージ」の続編テレビシリーズとなる。映画の100年後の設定で、敵
のガバナス帝国の皇帝がロクセイア12世だったのが、代変わりしてロクセイア13世となっている。
このテレビシリーズもスターウォーズの影響を受け、主人公側が似た構成となった。
ゲン・ハヤト ← ルーク
ソフィア ← レイア
リュウ ← ハン・ソロ
猿人バルー ← チュー・バッカ
トント ← R2D2+C3PO
映画版にも出演した、当時JACの若きエースだった真田広之を主役に起用し、大型予算をかけた
大作であったが視聴率が伸び悩み2クール27話で終了となり、仮面ライダーから続いてきたテレ
ビ朝日がこの時間帯に放送していた特撮TV枠はこれで終了した。次回作からは子供向け30分テ
レビドラマ「俺はあばれはっちゃく」を第一作とする「あばれはっちゃく」シリーズが始まった。
(ストーリー:ネタバレ)
ザタンと呼ばれる大彗星が第15太陽系に接近しつつあった。彗星の衝突コースにあった惑星ベル
ダのガバナス占領軍は、第2惑星に避難撤退していった。ベルダの住民はガバナスが去って行った
ことに喜んでいた。ハヤト、リュウはロクセイアがベルダを破壊すると宣言したことは知っている
が、どのようにして破壊するまでは知らなかった。隼人たちの前にロクセイアの巨人像が現れた。
ハヤトはリアベ号で攻撃するがびくともしない。巨人像は高笑いを残して飛び去って行った。
ロクセイアはコーガー団長、イーガー副長に命じ、ガバナス要塞戦艦を彗星ザダンの軌道に向かわ
せた。その頃ハヤト、リュウ、バルー、ソフィア達はロクセイアを倒し、惑星ベルダの地底王国を
救う方法はないものかと考えていた。ソフィアは、かつてロクセイアからゲンなら倒せると聞いた
と話す。ゲン・ハヤトは、父の最期の言葉、「ゲンは幻(まぼろし)、ゲンは源(みなもと)」を
思い出した。リュウは、ゲン一族の祖先に何かあるのではないのかと推理する、ベルダにソフィア
を残し、ハヤト、リュウ、バルー、トントはアナリスにあるゲン一族の墓地へ向かうことにした。
宇宙に出たリアベ号。バルーとトントはレーダーから第15太陽系宙域にガバナスの大戦艦が全く
姿を消していることに不審がる。第15太陽系を離れた戦艦の中、兄コーガーと弟イーガーは、も
う盗聴の電波もロクセイアには届かないだろうと本心を語り合う。いつかロクセイアになり替わっ
てコーガーが宇宙の帝王になると。
惑星ザタンに接近した戦艦は、彗星の軌道を惑星ベルダの衝突コースに変える為、ミサイルを発射
した。
惑星アナリスに到着した一行は、迎えのカミジとハナに合流する。山の頂上のゲン廟に行くことを
二人に説明しているのをコーガーの幹部クノーイとガバナス忍者オトビトが聞いていた。クノーイ
はオトビトをゲン廟に向かわせ、ロクセイアを倒す秘密を手に入れるよう命じる。
先にゲン廟にたどりついたオトビトはゲン一族の墓守3人に行く手をふさがれるが、返り討ちにし
てしまう。ハヤト、リュウ、バルーは途中の谷でガバナスの下忍達に襲われる。リュウとバルーが
残って闘い、ハヤトがゲン廟に向かった。廟の入口では墓守になりすましたオトビトが待っていた。
ゲンは石の扉を開け中に入っていく。オトビトは盗聴を始めた。
廟の中にはゲン一族の記録を保存したコンピュータが音声でハヤトを迎えた。「ゲンはまぼろし、ゲ
ンはみなもと」のキーワードを唱えたハヤトにコンピュータはゲン一族の歴史を語り始めた。500
年前、この第15太陽系は異次元の生命多ロクセイアが支配していた。ゲン一族は兵を率いてロクセ
イアと戦い勝利を治めた。ロクセイアは異次元に戻り、第15太陽系は解放された。勝利の原因はと
問うハヤトにコンピュータは、エメラリーダという究極兵器によりロクセイアは力を失ったと答えた。
エメラリーダは三つに分解された。天の星、地の星、人の星。第15太陽系の三つの星に隠されてい
るといった所で、コンピュータが盗聴に気付き警報を発した。
正体を現したオトビトはハヤトを音波刀で倒すと廟を爆破して去って行った。傷ついたハヤトはコン
ピュータが開いた脱出口より脱出したが、その後ゲン廟は大爆発してしまった。クノーイにハヤトと
コンピュータの会話を録音した耳を渡そうとするオトビトだったが、手裏剣により耳は壊れてしまう。
誰かと周りを見渡すクノーイとオトビトの前に、ハヤトが変身したまぼろしと、リュウが変身した流
れ星が現れる。下忍とオトビトは倒されクノーイは逃亡した。
バルーが太陽フローラが二つに見えると騒ぎ出した。確かに二つの光が空に浮かんでいた。しかし、
その一つは彗星ザタンであった。惑星ベルダでもソフィアと地底王国の王女、王子が彗星を確認して
いた。王女が彗星は惑星に衝突しない軌道だと話していると、またもロクセイアの巨人像が現れ、彗
星をベルダに向けて軌道を変えたと告げると去って行った。
王女はベルダを救ってくれるよう天の星に祈るのだった。
今では海外に活躍の場を移した真田広之のJAC時代の若かりし姿が懐かしいです。
中の人の目元の肌色が見えるゴムマスク怪人のオトビト。「愛の戦士レインボーマン」の怪人たちを
思い出します。猿人バルーの猿人マスクが精巧にできているのと比べてチープ感があります。
皇帝ロクセイアの巨人像が現れては主人公達にちょっかいを出しては去って行く繰り返しが面白かっ
たです。
天の星、地の星、人の星が三つの惑星のどこかに眠っているのか惑星そのものが天地人の星なのかわ
かり分からなかったです。次回以降にはっきりするでしょう。
カミジに「仮面の忍者赤影」で赤影役の坂口徹郎、ハナを「がんばれ!!ロボコン」でロビンちゃん役
の島田詩穂、「愛の戦士レインボーマン」で敵幹部のオルガ役の藤山律子など、特撮ファンには嬉し
い配役でした。
テレビ朝日系
現在では、洋画の話題作は日本同時公開という形式が増えたが、以前は日本公開まで数カ月のタイ
ムラグがあった。アメリカで「スターウォーズ」が大ヒットしているとの情報が日本に入ってきた
時、日本公開までは1年という長い時間があった。「スターウォーズ」公開の期待と共に日本では、
SFブームが起き、日本の映画会社は公開までのタイムラグを利用してSF映画で当てようとした。
東宝は「惑星大戦争」を制作。東映は「宇宙からのメッセージ」を制作した。
本作は、その「宇宙からのメッセージ」の続編テレビシリーズとなる。映画の100年後の設定で、敵
のガバナス帝国の皇帝がロクセイア12世だったのが、代変わりしてロクセイア13世となっている。
このテレビシリーズもスターウォーズの影響を受け、主人公側が似た構成となった。
ゲン・ハヤト ← ルーク
ソフィア ← レイア
リュウ ← ハン・ソロ
猿人バルー ← チュー・バッカ
トント ← R2D2+C3PO
映画版にも出演した、当時JACの若きエースだった真田広之を主役に起用し、大型予算をかけた
大作であったが視聴率が伸び悩み2クール27話で終了となり、仮面ライダーから続いてきたテレ
ビ朝日がこの時間帯に放送していた特撮TV枠はこれで終了した。次回作からは子供向け30分テ
レビドラマ「俺はあばれはっちゃく」を第一作とする「あばれはっちゃく」シリーズが始まった。
(ストーリー:ネタバレ)
ザタンと呼ばれる大彗星が第15太陽系に接近しつつあった。彗星の衝突コースにあった惑星ベル
ダのガバナス占領軍は、第2惑星に避難撤退していった。ベルダの住民はガバナスが去って行った
ことに喜んでいた。ハヤト、リュウはロクセイアがベルダを破壊すると宣言したことは知っている
が、どのようにして破壊するまでは知らなかった。隼人たちの前にロクセイアの巨人像が現れた。
ハヤトはリアベ号で攻撃するがびくともしない。巨人像は高笑いを残して飛び去って行った。
ロクセイアはコーガー団長、イーガー副長に命じ、ガバナス要塞戦艦を彗星ザダンの軌道に向かわ
せた。その頃ハヤト、リュウ、バルー、ソフィア達はロクセイアを倒し、惑星ベルダの地底王国を
救う方法はないものかと考えていた。ソフィアは、かつてロクセイアからゲンなら倒せると聞いた
と話す。ゲン・ハヤトは、父の最期の言葉、「ゲンは幻(まぼろし)、ゲンは源(みなもと)」を
思い出した。リュウは、ゲン一族の祖先に何かあるのではないのかと推理する、ベルダにソフィア
を残し、ハヤト、リュウ、バルー、トントはアナリスにあるゲン一族の墓地へ向かうことにした。
宇宙に出たリアベ号。バルーとトントはレーダーから第15太陽系宙域にガバナスの大戦艦が全く
姿を消していることに不審がる。第15太陽系を離れた戦艦の中、兄コーガーと弟イーガーは、も
う盗聴の電波もロクセイアには届かないだろうと本心を語り合う。いつかロクセイアになり替わっ
てコーガーが宇宙の帝王になると。
惑星ザタンに接近した戦艦は、彗星の軌道を惑星ベルダの衝突コースに変える為、ミサイルを発射
した。
惑星アナリスに到着した一行は、迎えのカミジとハナに合流する。山の頂上のゲン廟に行くことを
二人に説明しているのをコーガーの幹部クノーイとガバナス忍者オトビトが聞いていた。クノーイ
はオトビトをゲン廟に向かわせ、ロクセイアを倒す秘密を手に入れるよう命じる。
先にゲン廟にたどりついたオトビトはゲン一族の墓守3人に行く手をふさがれるが、返り討ちにし
てしまう。ハヤト、リュウ、バルーは途中の谷でガバナスの下忍達に襲われる。リュウとバルーが
残って闘い、ハヤトがゲン廟に向かった。廟の入口では墓守になりすましたオトビトが待っていた。
ゲンは石の扉を開け中に入っていく。オトビトは盗聴を始めた。
廟の中にはゲン一族の記録を保存したコンピュータが音声でハヤトを迎えた。「ゲンはまぼろし、ゲ
ンはみなもと」のキーワードを唱えたハヤトにコンピュータはゲン一族の歴史を語り始めた。500
年前、この第15太陽系は異次元の生命多ロクセイアが支配していた。ゲン一族は兵を率いてロクセ
イアと戦い勝利を治めた。ロクセイアは異次元に戻り、第15太陽系は解放された。勝利の原因はと
問うハヤトにコンピュータは、エメラリーダという究極兵器によりロクセイアは力を失ったと答えた。
エメラリーダは三つに分解された。天の星、地の星、人の星。第15太陽系の三つの星に隠されてい
るといった所で、コンピュータが盗聴に気付き警報を発した。
正体を現したオトビトはハヤトを音波刀で倒すと廟を爆破して去って行った。傷ついたハヤトはコン
ピュータが開いた脱出口より脱出したが、その後ゲン廟は大爆発してしまった。クノーイにハヤトと
コンピュータの会話を録音した耳を渡そうとするオトビトだったが、手裏剣により耳は壊れてしまう。
誰かと周りを見渡すクノーイとオトビトの前に、ハヤトが変身したまぼろしと、リュウが変身した流
れ星が現れる。下忍とオトビトは倒されクノーイは逃亡した。
バルーが太陽フローラが二つに見えると騒ぎ出した。確かに二つの光が空に浮かんでいた。しかし、
その一つは彗星ザタンであった。惑星ベルダでもソフィアと地底王国の王女、王子が彗星を確認して
いた。王女が彗星は惑星に衝突しない軌道だと話していると、またもロクセイアの巨人像が現れ、彗
星をベルダに向けて軌道を変えたと告げると去って行った。
王女はベルダを救ってくれるよう天の星に祈るのだった。
今では海外に活躍の場を移した真田広之のJAC時代の若かりし姿が懐かしいです。
中の人の目元の肌色が見えるゴムマスク怪人のオトビト。「愛の戦士レインボーマン」の怪人たちを
思い出します。猿人バルーの猿人マスクが精巧にできているのと比べてチープ感があります。
皇帝ロクセイアの巨人像が現れては主人公達にちょっかいを出しては去って行く繰り返しが面白かっ
たです。
天の星、地の星、人の星が三つの惑星のどこかに眠っているのか惑星そのものが天地人の星なのかわ
かり分からなかったです。次回以降にはっきりするでしょう。
カミジに「仮面の忍者赤影」で赤影役の坂口徹郎、ハナを「がんばれ!!ロボコン」でロビンちゃん役
の島田詩穂、「愛の戦士レインボーマン」で敵幹部のオルガ役の藤山律子など、特撮ファンには嬉し
い配役でした。
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