映画とテレビ視聴感想

原題：少林木人拳／SHAOLIN WOODEN MEN　制作：1977年　日本公開：1981年2月21日

ジャッキー・チェン映画を時系列に観るその８


ストーリー

「だんまり」と先輩たちから呼ばれている口がきけない若い少林寺の弟子（ジャッキー・チェン）
は、水汲みと薪割の修行もろくにこなせずいつも居残りで修行をしていた。ある日、寺の奥にあ
る洞窟の牢に鎖で繋がれているファー・ツーと出会い、彼に気に入られただんまりは、弟子にし
てもらい功夫を教えてもらえることになった。また、寺に客分として滞在している尼僧からも修
行をつけてもらい急速に功夫の腕が上達していった。

成長しただんまりは、やがて少林寺の修行の成果を測る木人と戦いこの試練を通り抜けた。

木人を制し、寺を降りることになっただんまりはファー・ツーから街の薬屋にと手紙を託される。
実はファー・ツーは二つの暴力団組織のボスで、強盗殺人を犯した罪で5人の達人に捕らえられ幽
閉されていたのであった。

その後、ファー・ツーは編み出した獅子の拳を使って鎖を壊し脱獄した。そして2つの組織を率い
て5人の達人のうち4人を倒し、次は少林寺を襲おうとしていた。

少林寺の危機を救うため師匠と戦わなければならなくなっただんまりは、苦悩する...。





ジャッキーの初期作品の中でもこの「少林寺木人拳」は好きな方です。ジャッキーの初々しさと
師弟の葛藤がたまりません。


ディアゴスティーニ版第８巻の「少林寺木人拳」は日本語吹き替え版に日本語版主題歌の「ミラクル
・ガイ」が流れてこれがまた燃えます。最初に観たのがこのバージョンなので、原語バージョンで
を観たときの「何か足りない感」は半端なかったです。


当時ジャッキー・チェンブームの最中に旧作が次々と公開されていきましたが、この作品が制作が
一番古いです。（この作品前後の「新・精武門」や「キラードラゴン・流星拳」は公開されなかっ
たため）


「ドランクモンキー酔拳」の劇場公開で日本デビューを果たしたジャッキー映画は、新作の公開と
共に過去作品を買い付けて次々と上映されていきました。「少林寺木人拳」はその中の日本公開第
６作となります。以下に1979年の日本初公開から1980年代の上映作品を列挙します。新作旧作取り
混ぜて約10年間で29本の公開されたので、怒涛のジャッキーブームだったっことがわかります。


ＮＯ．　公開日　　　　邦　　　　題
　１　1979/07/21　ドランクモンキー酔拳（新作）
　２　1979/12/01　スネーキーモンキー蛇拳（過去作品・酔拳の前作）
　３　1980/04/19　クレージーモンキー笑拳（新作）
　４　1980/06/14　拳精（過去作品）
　５　1980/09/06　バトルクリーク・ブロー（新作）
　６　1981/02/21　少林寺木人拳（過去作品）
　７　1981/03/21　ヤングマスター（新作）
　８　1981/12/19　キャノンボール（新作）
　９　1982/02/20　龍拳（過去作品）
１０　1982/04/10　ドラゴンロード（新作）
１１　1983/02/19　蛇鶴八拳（過去作品）
１２　1983/08/06　カンニングモンキー天中拳（過去作品）
１３　1983/12/17　ドラゴン特攻隊（新作）
１４　1983/12/17　キャノンボール２（新作）
１５　1984/02/25　プロジェクトＡ（新作）
１６　1984/05/12　成龍拳（過去作品）
１７　1984/08/04　五福星（新作）
１８　1984/12/15　スパルタンＸ（新作）
１９　1985/06/15　プロテクター（新作）
２０　1985/09/14　ファースト・ミッション（新作）
２１　1985/08/10　大福星（新作）
２２　1985/12/14　ポリス・ストーリー／香港国際警察（新作）
２３　1986/03/01　醒拳（過去作品と追加撮影の編集版）
２４　1986/08/16　サンダーアーム／龍兄虎弟（新作）
２５　1987/07/25　プロジェクトＡ２／史上最大の標的（新作）
２６　1987/12/12　七福星（新作）
２７　1988/04/23　サイクロンＺ（新作）
２８　1988/08/13　九龍の眼／クーロンズ・アイ（新作）
２９　1989/08/12　ミラクル／奇蹟（新作）

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