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2014年08月25日

エボラ出血熱 病気を恐れ診察を中止

はようございます。
ecarです。

今日は

【エボラ出血熱 病気を恐れ診察を中止】

をお届けします。



エボラ出血熱:「病気を恐れ診察を中止」 
リベリア国連職員、
窮状訴え。

西アフリカ・リベリアでエボラ出血熱の感染拡大を防ぐため、
医療物資の配布などを行っているリベリア国連平和維持活動事務所の総務担当官、
池田明子さん(47)が毎日新聞の取材に応じた。
池田さんは
「多くの住民が病気への知識がなく、
感染が広がる一方、
医師や看護師が病気を恐れて診察を中止している。
首都モンロビアの病院はほとんど閉鎖され、
危機的状況にある」
と窮状を訴えた。
 


池田さんによると、
リベリアでは死者が出ると、
親族が遺体を抱擁したり、
キスをしたりして
「最後のお別れ」
をした後に土葬する習慣があり、
親族全員が感染するケースが後を絶たないという。
政府や国連はテレビやラジオを使ってエボラ出血熱の危険性を訴えているが、
住民にまだ行き渡っていない。
またエボラ出血熱の初期症状はマラリアなどと似ているため、
住民がエボラ出血熱と思わず、
感染が拡大している可能性もあるという。
 


また患者の診察にあたった看護師60人がエボラ出血熱で死亡するなど、
医療関係者にも感染が広がる。
モンロビアにある四つの病院は医師らが感染を恐れて閉鎖。
政府や国連が診察を再開するように交渉しているが、
住民はエボラ出血熱だけでなく、
他の病気の治療も受けられない状態だ。
 


リベリアでは手袋や防護服など医療関係者が感染を防ぐための物資も不足している。
池田さんは、
マスク、
手袋、
消毒に使うタオルなどを車や飛行機を使い、
診察を続ける地方の医療機関に配布する作業を行っている。
 


池田さんは
「今月12日に中国から医療物資100トンが届いた。
日本も医療物資の送付や医師、
看護師の派遣、
または現地医師の研修など支援をぜひ検討してほしい」
と訴えた。



本日も、
最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、
ごきげんよう!

ecar

英国人 エボラ出血熱 感染 確認

はようございます。
ecarです。

今日は

【英国人 エボラ出血熱 感染 確認】

をお届けします。



英国人のエボラ感染確認、
シエラレオネ 今回の流行で初
西アフリカのシエラレオネで、
英国人がエボラ出血熱にかかっていることが確認された。
英保健省が23日、
明らかにした。
今回の流行で英国人がエボラウイルスに感染したのは初めて。



シエラレオネ、エボラ流行は一人の「ヒーラーから」 医療当局者

シエラレオネでのエボラウイルス感染拡大は、
エボラ出血熱を治癒する特殊な能力を持つと主張していたある一人の
「ヒーラー(治療師)」
によってもたらされた
同国東部ケネマ(Kenema)地区の医療当局者がAFPに語った。
ケネマ地区の医療当局責任者、
モハメド・バンディ(Mohamed Vandi)氏はAFPの取材に対し、
ギニアからエボラウイルスが持ち込まれた原因は、
東部国境沿いのソコマ(Sokoma)村のヒーラーだったと述べる。
バンディ氏は
「このヒーラーの女性は、
特別な治癒能力を持っていると主張していた。
そのため隣国ギニアからエボラウイルスの感染者たちが彼女の治療を受けようとシエラレオネに入ってきた」
と話した。
また
「本人は(エボラに)感染して死亡した。
そして彼女の葬儀に集まった近隣の町の女性たちが感染した」
とも付け加えている。
バンディ氏によると、
国内での感染はこの女性たちから連鎖反応的に広がったという。
そして6月17日、エボラウイルスがケネマに到達し、
以降の大流行につながった。
今年初めにギニア南部での感染が確認されたエボラ出血熱は、
まずリベリアへと広がり、
5月にはシエラレオネでも確認された。
世界保健機関(World Health Organization、WHO)によると、
これまでの死者は1350人以上に上っている。
シエラレオネにおける感染者数は848人、
死者は365人となっている。


 
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患者の詳しい身元は公表されていないが、
英大衆日曜紙メール・オン・サンデー(Mail on Sunday)は、
シエラレオネで慈善団体のために働いていた医療関係者の男性だと伝えた。

 

男性は数日以内に航空機で英国に戻り、
治療を受ける予定だと報じられている。
英保健省は今のところ、
この報道の真偽を確認していない。

 

英保健省の副首席医務官ジョン・ワトソン(John Watson)教授は、
多数の専門家に支えられ実績もある英国民保健サービス
(National Health Service、NHS)
はまれな感染症にも対応できるので、
エボラ出血熱が英国居住者に与える脅威は引き続き非常に小さいと強調した。




本日も、
最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、
ごきげんよう!

ecar

エボラ出血熱、日本での報道

おはようございます。
ecarです。

今日は、

【エボラ出血熱、日本での報道】

をお届けします。



国境なき医師団
「公表死者数は氷山の一角」
エボラ熱

エボラ出血熱の感染が広がるリベリアなど3カ国を視察した国際支援団体、
国境なき医師団(MSF)のジョアン・リュー会長は15日、
ジュネーブで記者会見し、
公表されている死者数について
「氷山の一角にすぎない」
と語った。
治療を受けずに死亡している人が多いという。
支援については
「6カ月は続ける。楽観的に見てもだ」
と述べ、
収束に時間がかかるとの見方を示した。
 

一方、
世界保健機関(WHO)も14日深夜、
「感染拡大はしばらく続くと想定される」
との声明を発表した。
 


WHOが集計した感染者や死者の数が、
「感染拡大の規模をかなり過小評価しているとの証拠を(現地の)職員が目撃している」
とし、
正確な情報を把握することが困難であることを示唆した。



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エボラ出血熱の死者が1000人を超え、
終息の兆しが見えない。
この2月にアフリカ西部のギニアで発生が確認され、
隣国のリベリア、シエラレオネなどでも広がっている。
医療施設や専門家が不足し、
隔離も十分でないのが原因で、
治療に当たる医師や看護師も病に倒れる惨状だ。
世界保健機関(WHO)は8日、
「国際的な緊急事態」
と宣言。
米欧アジアの当局も危機感を募らせている。



「エボラ」治療薬なし 致死率90%も

エボラウイルスによる感染症で、
通常は1週間ほどで発熱や頭痛、
下痢などの症状が出る。
悪化すると全身の出血や多臓器不全に至る。
現時点で有効な治療薬やワクチンはなく、
致死率は最大90%と高い。
患者の体液に触れると感染するが空気感染はしない。
新型インフルエンザなどと比べて感染力は弱い。
なぜ大量感染? 
隔離不十分、
専門家も不足(8月9日)

エボラウイルス=米疾病対策センター提供・AP



WHO、未承認薬の使用認める

WHOは12日、
未承認薬を治療に使うことを認めた。
治療法や爆発的な感染拡大を防ぐ決め手を欠くなかで死者が増え続け、
追い込まれた格好だ。
WHOが動物実験段階の未承認薬の投与を認めるのは異例。
キーニー事務局長補は同日の記者会見で、
エボラ熱について
「制御が困難な状況に陥っている」
と指摘した。

エボラ熱の未承認薬、量産やコスト課題 (8月13日)



「日本発」治療薬にも望み?

米政府機関が富士フイルムホールディングスのインフルエンザ治療薬
「ファビピラビル」を、
西アフリカ諸国で感染が拡大しているエボラ出血熱の治療に使えるかどうかの確認手続きに入ったことがわかった。
 


治療薬やワクチンの研究は世界で進んでいる。
早期の実用化への期待は高まる一方だ。
富士フイルムのインフル薬、
エボラ熱の治療薬候補に(8月8日)

リベリアで感染し、
スペインに帰国した患者を病院へ運ぶ当局者ら。

患者は後に死亡した(7日)=スペイン国防省提供・AP



懸念の背景に広がる交流
 
人の移動が便利になった現在、
各国の当局も懸念を深めており、
米国では米疾病対策センター(CDC)が警戒レベルを最高に引き上げた。
リベリアでエボラ熱に感染し、
本国に搬送されていたスペイン人の神父(75)が12日、
マドリードの病院で死亡した。
アフリカ以外の場所でエボラ熱感染者が死亡するのは初めて。



本日も、
最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、
ごきげんよう!

ecar

エボラ出血熱 日本 報道

おはようございます。
ecarです。

今日は、

【エボラ出血熱 日本 報道】

をお届けします。



エボラ出血熱:死者数1427人…WHO発表

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世界保健機関(WHO)は22日、
ギニア、
リベリア、
シエラレオネ、
ナイジェリアの4カ国でエボラ出血熱の感染者と感染疑い患者の合計が2615人、
死者数が1427人になったと発表した。
患者数・死者数ともリベリアでの増加が際立っている。
リベリアの感染者と感染疑い患者数は1000人を超えた。

感染者と感染疑い患者の内訳は

▽ギニア607人
▽リベリア1082人
▽シエラレオネ910人
▽ナイジェリア16人。
 


リベリアでは、
医療従事者の感染を防ぐ防護服などの基本的な物資の不足が深刻化し、
複数の病院が閉鎖している。
WHOによると、
先週オープンした首都モンロビアの20床の治療施設に70人以上の患者の
収容を余儀なくされるなど医療環境が悪化している。

さらに、
モンロビアでは16日、
患者らの隔離施設を住民が襲撃して患者37人が逃走。
政府が20日に約5万人が住む施設周辺地域全体を封鎖。
これに反発する住民と治安部隊が衝突するなど、
治安悪化も懸念されている。



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エボラ
「過小評価」
とWHO警告…収束には半年

世界保健機関(WHO)は22日、
西アフリカで感染が広がっているエボラ出血熱について、
「(事態が)過小評価されている」
と警告する声明を発表した。

 

ロイター通信によると、
WHOのケイジ・フクダ事務局長補は同日、
リベリアの首都モンロビアで記者会見し、
「(収束には)6〜9か月かかる」
との見通しを示した。

 

WHOによると、
エボラ出血熱の死者は20日時点で1427人で、
疑い例も含めた感染者は2615人。そのうち、
約2000人はリベリアとシエラレオネに集中しており、
まだ当局が把握していない感染者も多数いるとみられる。

 

しかし、
両国では医師が不足している上、
二次感染により閉鎖する医療施設が後を絶たないという。



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リベリアで最後までエボラ出血熱を免れていた地域から患者が発生し、
全土が感染地域となった。
リベリア当局者が22日、
発表した。



エボラ熱、
セネガルが国境封鎖 リベリアでは火葬追い付かず


 
これまでに今回エボラ出血熱が発生した国の中で最多の624人の死者を出しているリベリアでは、
エボラ感染がなかった最後の地域、
シノエ(Sinoe)州で2人がエボラウイルスに感染して死亡した。

 

エボラウイルスはリベリア、
ギニア、
シエラレオネ、
ナイジェリアに広がっており、
封じ込めに向けて若干の進展もあるものの、
今年3月以降の死者は1427人に達した。

 

AFPの取材に対し、
リベリア保健従事者協会
(Health Workers Association of Liberia)
のジョージ・ウィリアムズ
(George Williams)会長は、
「(シノエは)エボラに侵されていない最後の地域だった」
と語った。

 

リベリアではここ数日間、
エボラによる死者が急増して混乱した状況に陥っている。
支援団体によると、
首都モンロビア
(Monrovia)
の火葬場は毎日運び込まれる遺体の処理に苦慮している状況であり、
今週初めには首都内のエボラ隔離地域で抗議の群衆に兵士が発砲し、
衝突が起きている。


 
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WHOのケイジ・フクダ
(Keiji Fukuda)
事務局長補は22日、
モンロビアで記者会見し、
エボラ熱との闘いには時間がかかるとの見通しを示した。

 

ナイジェリアでは22日、
新たに2人がエボラウイルスに感染していることが判明し、
同国で確認されたエボラ患者は14人(うち5人が死亡)となった。
シエラレオネでは同日、
エボラ患者を隠した者に最長2年の禁錮刑を科す法律が国会を通過した。



本日も、
最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、
ごきげんよう!

ecar

2014年08月24日

エボラ出血熱 エボラウイルスは欧米でも蔓延するか

おはようございます。
ecarです。

今日は、

【エボラ出血熱 エボラウイルスは欧米でも蔓延するか】

をお届けします。



エボラウイルスは欧米でも蔓延するか

1976年にザイール(現コンゴ民主共和国)で発生した致死性のエボラウイルスが、
アフリカの一部を襲い続けている。
世界保健機関(WHO)の報告によれば、
3月以降、
ギニアとシエラレオネ、
リベリアで1201件の発症例と672人の死者が確認されている
(発症例と死者は7月23日現在の数字。確定診断前の患者も含む。資料提供:WHO)。

 

最近、
西アフリカでエボラ出血熱が猛威をふるう様子を報道で知ったアメリカ国民の多くが、
この流行が自国に拡大する可能性を心配している。

 


おそらくその事態は避けられないだろう。
ただし、
専門家によれば、
夜も眠れないほど深刻に悩む必要はないという。

 

現在流行しているウイルス株は特に致死性が高く、
最悪のケースで感染者の90%が命を落としている。
しかも、
高熱が特徴のデング熱など、
ほかの熱帯病との共通点が仇となって、
初期段階で見逃される場合もある。

 

アフリカで最も人口が多いナイジェリア行きの航空機に、
発熱したリベリア人男性が搭乗できたのも同様の理由に依る。
この男性は飛行中に発病し、
最大都市ラゴスの空港に着陸後、
病院に直行。
25日に隔離病棟で死亡した。

 

米国疾病予防管理センター(CDC)新興・人獣共通感染症センター(National Center for Emerging and Zoonotic Infectious Diseases)の
副所長スティーブン・モンロー
(Stephan Monroe)氏は28日の記者会見で、
欧米諸国を目的地とする国際線でも同様のケースが繰り返される可能性が高いと述べた。



搭乗者の監視

西アフリカの一部の国では、
搭乗ゲートを通過する前に発熱した乗客を特定する監視システムを導入しようとしている。
CDCの国際移住検疫局で責任者を務めるマーティン・セトロン
(Martin Cetron)氏は、
出発地にチェックポイントを設ける方が理にかなっていると話す。

 

CDCのモンロー氏によれば、
エボラ出血熱の感染源は発症者に限られ、
保菌者が気付かない間に感染を広げることはない。
また、
保菌者が狭い旅客機内で発症しても、
周囲の搭乗者に広がる可能性は低いという。

 

ほとんどの場合、
ウイルスは血液と排泄物を介して感染を広げる。
家族や医療従事者のリスクが最も高いのはそのためだ。

 

ニューヨークにあるコロンビア大学メイルマン公衆衛生大学院で
疫学とウイルス学を研究しているスティーブン・モース
(Stephen Morse)氏によれば、
汗や唾液にも十分なウイルスが含まれており、
理論上は座席の肘掛けやくしゃみから感染する可能性もあるという。
しかし、
汗や唾液が皮膚内に侵入しなければ心配はない。


 
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モンロー氏によれば、
ナイジェリア保健当局は同乗していた乗客乗員を追跡し、
感染の有無を確認しているという。



アメリカへの拡大は?

エボラウイルスがアメリカに侵入する可能性は否定できない。
しかし、
流行に至るまでの危険はなさそうだ。

 

CDCの所長トム・フリーデン
(Tom Frieden)氏は29日の声明の中で、
「国内で感染者が見つかっても、
病院に隔離すれば済む。
パニックを心配する必要はないと考えている」
との見解を示している。
「現在、
医療従事者に注意喚起し、
厳格な対策を講じながら、
感染が疑われる患者を隔離、
検査する方法を再確認している」。

 

リベリアの医療従事者の訓練や物資提供を行っている非政府組織(NGO)、
ラスト・マイル・ヘルス(Last Mile Health)の設立メンバーで、
最高執行責任者(CEO)を務めるラジュ・パンジャビ(Raj Panjabi)氏は、
それでも西アフリカで感染を阻止した方がアメリカの利益になると話す。



「われわれの取り組みが成功すれば、
流行を抑制、
阻止できるだけでなく、
現地の長期的なプライマリーケアのシステムを強化できる。
感染症拡大の防波堤となるはずだ」。



本日も、
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ecar

エボラ出血熱 エボラ流行は一人の「ヒーラーから」

おはようございます。
ecarです。

今日は、

【エボラ出血熱 エボラ流行は一人の「ヒーラーから」】

をお届けします。



シエラレオネ、
エボラ流行は一人の「ヒーラーから」 医療当局者

シエラレオネでのエボラウイルス感染拡大は、
エボラ出血熱を治癒する特殊な能力を持つと主張していたある一人の
「ヒーラー(治療師)」によってもたらされた
同国東部ケネマ(Kenema)地区の医療当局者がAFPに語った。
ケネマ地区の医療当局責任者、
モハメド・バンディ(Mohamed Vandi)氏はAFPの取材に対し、
ギニアからエボラウイルスが持ち込まれた原因は、
東部国境沿いのソコマ(Sokoma)村のヒーラーだったと述べる。



バンディ氏は
「このヒーラーの女性は、
特別な治癒能力を持っていると主張していた。
そのため隣国ギニアからエボラウイルスの感染者たちが彼女の治療を受けようとシエラレオネに入ってきた」
と話した。
また
「本人は(エボラに)感染して死亡した。
そして彼女の葬儀に集まった近隣の町の女性たちが感染した」
とも付け加えている。
バンディ氏によると、
国内での感染はこの女性たちから連鎖反応的に広がったという。
そして6月17日、
エボラウイルスがケネマに到達し、
以降の大流行につながった。



今年初めにギニア南部での感染が確認されたエボラ出血熱は、
まずリベリアへと広がり、
5月にはシエラレオネでも確認された。
世界保健機関(World Health Organization、WHO)によると、
これまでの死者は1350人以上に上っている。
シエラレオネにおける感染者数は848人、
死者は365人となっている。



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西アフリカは現在、
史上最大のエボラ大流行に悩まされている。

ギニアで最初に被害者が出たのは昨年の12月。
エボラだと特定されたのが2014年3月。
その後
、シエラレオネ、
リベリア、
ナイジェリアへ被害が拡大した。
WHO(世界保健機関)によると
、8月18日現在で2473名が感染し、
1350名が死亡(死亡率55%)。
ギニアでの死亡率推定は64%。だが、
WHO発表の死亡率はあてにならないといわれる。
「もしかしたらエボラが原因かもしれない」
という感染疑い例まで数に入れてあるためだ。
実際の死亡率はずっと高いと見た方がよさそうだ。



ところが、
シエラレオネで特に被害が大きいケネマ(Kenema)地方の
医療高官モハメッド・ヴァンディ(Mohamed Vandi)さんによると、
今回のエボラ伝染はギニアの外に広がる必要はなかった。
局地的な小流行にとどまった可能性が高いというのだ。



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すべては、ひとりの伝統的治療師から始まったという。

ソコマ(Sokoma)はギニアとの国境に近い、
シエラレオネの寒村。
そこに住む伝統的治療師が
「私にはエボラを治す力がある」
と豪語したのだ。
それを聞きつけたギニアの患者たちが国境を越えて続々とやってきた。
当の伝統的治療師は感染して死亡。
この辺りの葬式では、
親戚が死者の体に触れることになっている。
エボラウィルスは簡単に感染するため、
伝統的治療師のウィルスが葬式参列者の間に広まり、
その多くが亡くなった。
そして、
その人たちの葬式に集まった人々が感染・・・という具合に、
ネズミ算式に拡大したというのだ。



ヴァンディさんが働くケネマで最初の死者が出たのは6月17日。
設備の整わない田舎の病院は、
ふいをつかれて対処しきれない。
2か月で277人が死亡し、
うち12人が看護婦だった。
恐れをなした看護婦100人がストライキに突入した。



シエラレオネきっての
エボラ専門家ウマール・カーン(Umar Khan)さんは100人以上の命を救った後、
感染して亡くなった。



ソコマ村の伝統的治療師の元にギニアから患者がやって来て以来、
シエラレオネ全体で848人が感染し、
うち365人が既に死亡している。



「エイズが治せます」などと誇大広告を行い、
藁にもすがる思いの患者を食いものにしたりする伝統的治療師・祈祷師は南アフリカにもいる。
しかし、
どうやらこのシエラレオネの治療師は、
エボラがどんなに簡単に感染する恐ろしいものか知らなかったらしい。
本人は自業自得かもしれないが、
シエラレオネの人々にとってはまったく厄介なことをしてくれたものである。



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エボラに似た出血熱の実験治療で成果 研究

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今日は、

【エボラに似た出血熱の実験治療で成果 研究】

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エボラに似た出血熱の実験治療で成果 研究

実験薬を用いた治療で、
エボラ出血熱に似たウイルス性出血熱のマールブルグ
(Marburg)病を引き起こすウイルスに感染したサルを生存させることに成功したとの研究が、
20日の米医学誌サイエンス・トランスレーショナル・メディシン
(Science Translational Medicine)に掲載された。



研究は、
エボラに対しても似たような治療薬を開発できる可能性を示唆している。
マールブルグウイルスはエボラウイルスと同じ科に属するウイルスで、
感染し発症すると出血や発熱、
嘔吐、
下痢などを起こす。
致死率は25〜80%で、
エボラと同様に体液との接触で感染する。



研究チームが試験を行ったのは、
カナダの製薬会社テクミラ・ファーマシューティカルズ
(Tekmira Pharmaceuticals)
が開発した薬。
サル16匹に投与した。



研究ではサルを致死量のマールブルグウイルスに感染させ、
1つの集団には感染から30〜45分後に薬が投与され、
別の集団にはそれぞれ感染の1日後、
2日後、
3日後に薬が投与された。



結果、
4集団の全てのサルが生存したと、
論文主著者でテキサス大学医学部ガルベストン校
(University of Texas Medical Branch at Galveston)の
トーマス・ガイスバート
(Thomas Geisbert)教授(微生物・免疫学)は述べた。



一方、
マールブルグウイルスに感染させ、
薬が投与されなかった対照群のサルは、
感染1週間後から全頭が死んだ。
感染3日後の投与でも効果を示したことについて、
ガイスバート氏は記者団に
「この技術の現実での実用性」
を示すものだと語った。



エボラ薬、
FDAファストトラックに指定



研究チームは、
2010年に英医学誌
「ランセット
(Lancet)」に発表した研究で、
同じ技術を用いてサルをエボラウイルスから完全に防護できる治療を
開発することができるかもしれないと指摘していた。

「この技術はエボラ対策に有用な可能性がある」
とガイスバート氏は語った。
サルでの実験では副作用についても
「問題はなかった」
という。



テクミラは、
エボラ治療薬
「TKMエボラ
(TKM-Ebola)」の
人での安全性を検査する臨床試験の第1段階をすでに開始しており、
3月には米食品医薬品局
(US Food and Drug Administration、FDA)
から同薬のファストトラック指定
(優先審査指定)
を受けたと発表している。



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リベリアでエボラ出血熱に感染し、
未承認薬で治療を受けていた米国人2人が回復し、
無事退院した。
医師らが21日明らかにした。



西アフリカでエボラ出血熱が史上最悪規模にまん延する中、
いずれもキリスト教系支援団体に所属している
ケント・ブラントリー
(Kent Brantly)医師(33)と
ナンシー・ライトボル
(Nancy Writebol)さん(60)は先月、
リベリアの首都モンロビア(Monrovia)で感染した。
2人は3週間前、
米ジョージア
(Georgia)州
アトランタ
(Atlanta)の
エモリー大学病院
(Emory University Hospital)に入院し、
特別隔離室で治療を受けていた。
2人には遺伝子組み換えタバコの葉の中で作られる3種類の抗体を含む
「ZMapp」
という薬が投与されたが、
医師らはZMappが2人の回復の一助になったかどうかを確認することは不可能だとしている。



エモリー大学病院感染症科のブルース・リブナー(Bruce Ribner)科長は、
「両患者の退院によって公衆衛生が危険にさらされる恐れはない」
と断言した上で、
「かなり致死力の強い病気ではあるが、
臓器に重度の損傷がない限り、
大半の患者は完治するものと考えている」
と述べた。



ブラントリー医師は、
笑顔で妻と手を取り合い、
痩せてはいるものの元気そうな姿を見せ、
報道陣を前に事前に用意した声明を読み上げた。
「生き延びて、
元気で家族と共にいられる喜びをかみしめています」



ライトボルさんは今月19日に退院したが、
記者会見場には現れなかった。
退院発表が控えられたのは、
本人がプライバシーの尊重を願い、
体調の詳細が公表されることを望まなかったためと、
医師らは説明している。



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エボラ死者1350人に
今年3月以降、
リベリア、ギニア、
シエラレオネ、
ナイジェリアでまん延しているエボラウイルスにより1350人が死亡、
感染者数は2400人を超えている。
発熱や嘔吐、
下痢、
臓器不全、
出血を伴うこの病気に有効な治療薬やワクチンは確立されていない。



体液が直接触れることで感染するため、
医療従事者や性交渉のある者同士に加え、
葬儀で遺体に口づけしたり触れたりする人の感染リスクが特に高いとされる。



世界保健機関(World Health Organization、WHO)は
リベリアの医師2人と看護師1人にもZMappが投与されたと発表。
WHOの声明によると、
「看護師と1人の医師は明らかに回復しつつある。
もう1人の医師の容体は深刻ながらも若干改善している」という。



しかし
ZMapp
の生産量は少ない上、
医師らによると、
臨床試験が厳密に行われない限り、
この薬が患者の回復に寄与したかどうか判断することはできないとしている。


 
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ecar

エボラ出血熱 過小評価 収束には半年

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【エボラ出血熱 過小評価 収束には半年】

をお届けします。



エボラ「過小評価」とWHO警告…収束には半年

世界保健機関(WHO)は22日、
西アフリカで感染が広がっているエボラ出血熱について、
「(事態が)過小評価されている」
と警告する声明を発表した。

 

ロイター通信によると、
WHOのケイジ・フクダ事務局長補は同日、
リベリアの首都モンロビアで記者会見し、
「(収束には)6〜9か月かかる」
との見通しを示した。

 

WHOによると、
エボラ出血熱の死者は20日時点で1427人で、
疑い例も含めた感染者は2615人。そのうち、
約2000人はリベリアとシエラレオネに集中しており、
まだ当局が把握していない感染者も多数いるとみられる。

 

しかし、
両国では医師が不足している上、
二次感染により閉鎖する医療施設が後を絶たないという。



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リベリアで最後までエボラ出血熱を免れていた地域から患者が発生し、
全土が感染地域となった。
リベリア当局者が22日、
発表した。



エボラ熱、セネガルが国境封鎖 リベリアでは火葬追い付かず


 
これまでに今回エボラ出血熱が発生した国の中で最多の624人の死者を出しているリベリアでは、
エボラ感染がなかった最後の地域、
シノエ(Sinoe)州で2人がエボラウイルスに感染して死亡した。

 

エボラウイルスはリベリア、
ギニア、
シエラレオネ、
ナイジェリアに広がっており、
封じ込めに向けて若干の進展もあるものの、
今年3月以降の死者は1427人に達した。

 

AFPの取材に対し、
リベリア保健従事者協会
(Health Workers Association of Liberia)
のジョージ・ウィリアムズ
(George Williams)会長は、
「(シノエは)エボラに侵されていない最後の地域だった」
と語った。

 

リベリアではここ数日間、
エボラによる死者が急増して混乱した状況に陥っている。
支援団体によると、
首都モンロビア
(Monrovia)
の火葬場は毎日運び込まれる遺体の処理に苦慮している状況であり、
今週初めには首都内のエボラ隔離地域で抗議の群衆に兵士が発砲し、
衝突が起きている。


 
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WHOのケイジ・フクダ
(Keiji Fukuda)
事務局長補は22日、
モンロビアで記者会見し、
エボラ熱との闘いには時間がかかるとの見通しを示した。

 

ナイジェリアでは22日、
新たに2人がエボラウイルスに感染していることが判明し、
同国で確認されたエボラ患者は14人(うち5人が死亡)となった。
シエラレオネでは同日、
エボラ患者を隠した者に最長2年の禁錮刑を科す法律が国会を通過した。



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ecar

2014年08月23日

エボラ出血熱 感染拡大止まらず感染確認の4カ国 「非常事態」 宣言

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【エボラ出血熱の感染拡大止まらず - 感染確認の4カ国が「非常事態」を宣言】

をお届けします。



エボラ出血熱の感染拡大止まらず -
感染確認の4カ国が
「非常事態」
を宣言




日本ユニセフ協会 広報室はこのほど、
アフリカのリベリア共和国をはじめとする4カ国において、
エボラ出血熱の感染が拡大し続けていることを発表した。



同発表は、
ユニセフ・リベリア事務所の情報を日本ユニセフ協会広報室が独自に翻訳・編集したもの。
リベリアでは、
1週間でエボラ出血熱の最大の感染者数を記録し、
感染が確認された4カ国は「国家非常事態」を宣言した。
これまでに778名が感染し、
402名が死亡している(8月13日時点)。
医療従事者への感染も広がり、
これまでの医療従事者の感染者(確認、
推定など含む)は累計88名、
うち36名が死亡した。



現在、
リベリア国内で稼働している保健施設は限られている。
8月15日までの1週間で、
エボラ治療ユニットでの感染者数はほぼ3倍となっており、
61名(8月6日)から175名(8月13日)に増加。
治療ユニットは増床しているものの、
この数日間で入院者数は増加しており、
増床後も過密状態になると考えられている。
そのため、
新たなエボラ治療ユニット(3カ所目)設置の協議が進められているほか、
首都モンロビアにも複数地域に隔離センターが設置されるよう、
検討中とのこと。



ユニセフは、
感染と感染拡大を防ぐため、
一般市民に向けた教育・広報活動を行っている。

また、
隔離用テントやベッドの提供を含めた治療に必要な医療品や予防に必要な消毒用品の提供、
医療従事者への研修・育成なども実施している。



※エボラ出血熱…
エボラウイルスによる急性熱性疾患で、
感染すると発熱や下痢、
強い脱力感が見られ、
進行すると全身からの出血といった症状が起こる。
集団発生では、
致死率は90%に達することもある。



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アフリカ・ネーションズカップは2015年1月にモロッコで開催が予定されている。
しかしFIFA(国際サッカー連盟)が、
西アフリカで流行しているエボラ出血熱を懸念し、
同カップの延期する可能性が高いと、
モロッコ紙
『Al Massaa』
に明らかにしている。
モロッコメディア
『モロッコ・ワールドニュース』
が伝えた。

 

現在西アフリカで流行しているエボラ熱により、
ギニア、
リベリア、
シエラレオネ、
ナイジェリアなどで、
合計1000人以上が亡くなっている。
そのため、
アフリカ・サッカー連盟(CAF)は、
発症国での試合を懸念し、
9月に同カップのグループリーグを行うギニアとシエラレオネに対して、
他国での開催を指示している。



『Al Massaa』は、
FIFAの声明を明らかにしており、
「FIFAは、
2015年アフリカ・ネーションズカップよりも、
エボラ熱が発症し、
それを対処している国の判断を優先する」
として、
今後のエボラ熱流行と、
発症国の判断次第ではFIFAが延期を決断する可能性を明言。

しかし、
「FIFAはCAFが承認するまで、
(同カップの)公式な日程を変更はしません」と、
FIFAはまだ延期の決断をしたわけではないことも強調した。

 

世界保健機関(WHO)は、
このエボラ熱の流行に対し8日に
「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態」
を宣言しており、
今後数カ月は続くと予想。
そのため、
FIFAが延期を決定する可能性も低くはないとしている。


本日も、
最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、
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2014年08月22日

エボラ出血熱 リベリア政府、 5万人隔離 住民反発、 衝突も

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【エボラ出血熱 リベリア政府、5万人隔離】

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エボラ出血熱:リベリア政府、
5万人隔離 住民反発、
衝突も

エボラ出血熱感染が拡大する西アフリカのリベリア政府は20日、
感染した疑いのある患者らが一時的に逃げ出した首都モンロビアの貧困層地区一帯を隔離した。
これに反発した住民が同日、
治安部隊と衝突、
ロイター通信によると少なくとも4人が負傷した。
感染拡大に加え、
治安の悪化も懸念される。
 


貧困層が多く住むウエスト・ポイント地区で16日、
感染した疑いのある患者らを収容する隔離施設を住民らが襲撃、
施設の患者37人が逃げ出した。
襲撃者たちはこの際、
患者の血などが付いた寝具などを盗んで逃走した。
 


患者37人については19日までに再収容したとされるが、
患者や患者の血などが付着した盗難品との接触などによる感染拡大を懸念したリベリア政府は20日、
地区一帯の隔離に着手。
約5万人が住むとされるエリアを有刺鉄線などで封鎖した。
 


同地区の住民には以前から政府の貧困対策などに不満があったとみられ、
施設襲撃の背景には、
他地域の患者を同地区の隔離施設に収容することへの反発があったとの指摘もある。
こうした経緯から住民らが地区の隔離にも猛反発した模様で、
治安部隊との衝突につながった。
ロイター通信などによると、
治安部隊は催涙弾を使用し、
実弾を空中に発砲して群衆を追い散らした。
 


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リベリアは感染者と感染疑い患者が972人、
死者576人。
感染が確認された4カ国中いずれも最多で、
拡大し続けている。
サーリーフ大統領は19日、全土に夜間外出禁止令を発令したが、
AP通信によると同日の演説で
「(市民が)保健衛生関係者の助言や政府の警告を無視するため、
我々は感染拡大を制御できていない」

と不満を漏らした。



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