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2014年07月30日

「我慢できなくなった」少女供述、 スマホ隠し証拠隠滅か

佐世保・高1女子殺害 
「我慢できなくなった」少女供述、
スマホ隠し証拠隠滅か



長崎県佐世保市の高校1年の女子生徒(15)が殺害された事件で、
殺人容疑で逮捕された少女(16)が「1人暮らしのマンションで一緒にテレビを見るなどしていたら、
我慢できなくなった」と供述していることが30日、
捜査関係者への取材で分かった。

 

少女はこれまで、
調べに対し「人体に興味があり、
殺してバラバラにしてみたかった」
「殺すために自分の部屋に2人で行った」などと供述。
犯行に使われたとみられるハンマーやのこぎりを事前に購入しており、
計画的に女子生徒を殺害にしたとみられているが、
犯行直前には直情的な感情も加わった可能性があり、
長崎県警は動機などについて慎重に調べを進めている。

 

一方、
県警は30日、
被害者の女子生徒のスマートフォンが少女の自宅マンションの敷地内で見つかっていたと明らかにした。
県警は証拠隠滅を図るため室外に捨てた疑いがあるとみている。

 

県警によると、
スマホはマンション敷地内の、
人目のつかない場所で見つかった。
県警は少女の携帯電話も押収しており、
2人の通話や通信履歴を解析している。

 

また、
県警は少女の父親からも事情を聴いた。
女子生徒の実母の病死や父親の再婚などが事件に影響した可能性があり、
父親には家庭内の人間関係や女子生徒の精神状態について聴いたとみられる。

 

県警や少女の知人によると、
実母は昨年10月、
膵臓(すいぞう)がんで亡くなり、
直後に父親が再婚した。
今年に入って少女は父親の頭部などを金属バットで殴って大けがを負わせており、
県警は当時の状況や動機も調べている。





超エリート一家が…
複雑な環境が猟奇的行動の遠因に 
佐世保の同級生殺害



長崎県佐世保市で高校1年の松尾愛和さん(15)が首を切断されるなどして殺害された事件。
殺人容疑で逮捕された同級生の女子生徒(16)は県警の調べに
「遺体をバラバラにすることに関心があった」
などと供述している。
文武両道の半面、
感情の起伏が激しかったという両極端の素顔。
母親の病死後すぐに父親が再婚する家庭環境の複雑さも猟奇的な行動の遠因になった可能性がある。
 


「人を殺してみたかった」
「遺体をバラバラにすることに関心があった」。
供述では女子生徒の口からこんな趣旨の言葉が出ているという。
 


松尾さんの遺体は腹部も大きく切り裂かれ、
遺体のそばから長さ約30センチの石頭ハンマー、
刃渡り約25センチののこぎりなどが押収された。
 


県警では松尾さんを殴り、
遺体を切断するのに使ったとみており、
女子生徒の精神鑑定を求めることを検討している。
また、
2人の間に何らかのトラブルがあったとの情報もある。



女子生徒はどんな環境で育ったのか。
関係者によると、
父親は都内の有名私大卒で佐世保市の名士。
冬季競技のアマチュア選手としても活躍し、
全国規模の大会に毎年のように出場していた。
女子生徒も同じ競技に親しみ、
女子生徒と同じ高校から父親と同じ私大に進んだ兄も選手として活動、
母親はこの競技の連盟会長を務めていたという。



父親のものとみられるフェイスブックには、
仲むつまじい様子がつづられ、
2011年の書き込みでは、
女子生徒から父の日のプレゼントとしてケーキをもらったことを明かし、
「父であることと、
よい娘をもったことに感謝」
と投稿。
父子の2ショット写真も披露していた。
 


しかし、
母親が昨年10月、
膵臓がんで亡くなってからエリート一家は一変する。
「父親は今年に入って一回り以上も年下の女性と再婚した。
女子生徒は9月にはオーストラリアに留学を予定しており、
4月から1人暮らしをしていたのは予行訓練だったようだ」
 


今年5月、
女子生徒は幼なじみの女性(17)に「お母さんが亡くなって、
すぐにお父さんが別の人を連れてきたから、
お母さんのこと、
どうでもいいのかな」
と落ち込んだ様子をみせていた。
この女性は
「新しいお母さんになじめなかったようだ。
家にいづらくなり、
1人暮らしを始めたと思う。
親のストレスが事件の一番の原因では」
と振り返った。
 


ピアノコンクールなどで入賞するなど
「文武両道で多才」
だった女子生徒。
だが、
小学6年だった10年12月には、
同級生の給食に洗剤を混入させる問題を起こした。
担任の教諭には当時、
「ばかにされたので入れた」
と説明している。
父親に殴りかかることもあるなど両極端な一面もあった。



自分のことを「僕」と呼んだり、
小動物の解剖を好んだり…。
臨床心理士の矢幡洋氏は、
女子生徒の心理について
「死体損壊は極限的な攻撃性の表出。
今回の事件では人間を人間ではない物体として扱ってみたいという願望も感じる」とし、
過去に起きた少年犯罪との共通点を指摘する。
 


「07年5月に福島県で17歳の少年が母親を殺害した事件では、
母親の遺体を分解し、
切断した右手を植木鉢にさすなどの異常な行動を取った。
この時、
少年を突き動かしていたのもありえないことを実現させたいというゆがんだ欲望だった」
 


女子生徒はなぜ、
異常な行動に走ったのか。
矢幡氏は
「犯行は病的な色彩が濃い。
少女は、
人格の中に精神病質的な部分を長期間にわたって抱えていたのではないか。
亡くなった母親が、
社会との接点をつなぎ止めておく唯一の存在だった。
その死によって、
潜んでいた人格障害を一気に悪化させた可能性がある。
1997年に
『酒鬼薔薇事件』
を起こした少年も唯一のよりどころだった祖母の死が犯行のきっかけになっていた」
と話している。

すごい凄惨な事件になりました。
天も怒っています。
大荒れの天気になりました。
すごい雷雨です。
でも・・・
残念ですが、
過去に戻ることはできません。
早く、
何でこんな事件が起きたのか?
原因を突き止め
再発防止の策を講じなくてはいけません。

ecar
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