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2014年06月30日

「モンスト」でミクシィ急回復

「モンスト」でミクシィ急回復 

利用者900万人突破、

伏兵はLINE







赤字に陥った会員制交流サイト(SNS)大手、

ミクシィの業績が急速に回復している。

牽引(けんいん)するのはスマートフォン

(高機能携帯電話)向けのゲーム

「モンスターストライク(通称・モンスト)」の課金収入。

昨年10月の提供開始から約9カ月で利用者は

世界で900万人を突破し、

大ヒットした

ガンホー・オンライン・エンターテイメントのスマホ向けゲーム

「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」に迫る勢いだ。

ただ、

浮き沈みが激しいゲームを頼みとする経営には懸念する声もあり、

「次の一手」が早くも問われている。



 

「モンストがパズドラをいつ抜くかを、


個人投資家は頻繁にチェックしていた」。

ゲームメーカー関係者はこう指摘する。

モンストは5月15日、

米アップルのアプリ(応用ソフト)サイト

「アップストア」のセールスランキングで

初めてパズドラから首位を奪った。




 

その後、

ミクシィの株価は上昇傾向が続く。

株式分割前の6月18日には一時、

前日比2600円高の1万9640円を付け、


2万円台に迫った。

1年前の同じ日の終値(1456円)と比べ、

ほぼ13倍だ。

ミクシィは13年4〜6月期に


2億5300万円の最終赤字に陥り、

業績悪化が表面化。

SNSでは米フェイスブックに需要を奪われ、

スマホ向け無料通話・メールサービスの


LINE(ライン)など新興勢力の台頭も響いたためだ。



 

13年6月には創業者の笠原健治氏から


朝倉祐介氏への社長交代に踏み切る。

朝倉氏が打ち出した新規事業の一つが

スマホ向けゲームだった。

モンストは4作目となるスマホゲームだ。

手軽さや友人と楽しめることが人気を呼び、


モンストは今年2月に利用者が300万人を突破。

5月から台湾でも展開し、

6月4日に800万人、

24日には900万人とうなぎ上りで増えている。



 

業績への貢献度は極めて大きい。


14年3月期に121億円だった連結売上高は、

計画では15年3月期に約3.3倍の400億円に膨らみ、

最終損益も2億2700万円の赤字から


60億円の黒字に転換する。

売上高のうち約300億円をモンストが稼ぎ出すと見込んでおり、

「ミクシィは今やスマホゲーム大手」


(業界関係者)との声も漏れる。



 

今月24日には、

モンストの立ち上げを取り仕切った森田仁基執行役員が社長に就任。

「14年度は(中国など)海外展開を広げていく」と意気込む。

一方、

スマホ向けのパズドラは5月に国内だけで

2800万ダウンロードを達成した。

ガンホーの森下一喜社長は

「パズドラはまだ下降局面に入っていない」と自信を見せる。



 

ただ、

スマホ向けゲームでは伏兵の姿もちらつく。

LINEだ。

ゲームサービスの


「LINE GAME」では9タイトルが

1000万ダウンロードを突破し、

このうち「LINE POP」は

4300万ダウンロードを超える人気を集める。



 

スマホゲームはダウンロード数が多いほど課金収入も増える。

このため、

ゲームメーカーは多額の広告宣伝費を投入する。

だが、

LINEのゲームは利用者が一緒に遊ぶために知り合いに薦め、

ダウンロードが伸びる構図で成長している。

利用者自身が

“広告塔”の役目を果たしているのが強みだ。



 

ゲーム開発者からは

「半年先に何がヒットしているか全く読めない」

との声も漏れるスマホゲーム業界。

主役交代がいつ起きても不思議ではなく、


モンストの「次」がミクシィの

将来を左右する構図になりつつある。







「小遣いゼロ円妻」の内情 

“放置”

すれば老後資金を食い潰す恐れも








お金が貯まらない家の家計簿には「妻小遣い」欄がない

 


夫婦のうち、

夫の小遣いが決まっている家庭は多い。

1カ月3万円の小遣いで

苦労している人も少なくないのではないだろうか。

40代男性の小遣いは約3万7000円(明治安田生命調べ)だが、

妻の小遣いはいくらかご存じだろうか??

いやその前に、

妻の小遣いはあるのだろうか?

 

「夫にはお小遣いを渡していますが、

私はお小遣いゼロなんです」

 

今までに1000件以上の家計を診断してきたが、
こういうケースは少なくない。


一見すると節約して、

頑張っている「小遣いゼロ円妻」。
でも、


その内情は、

家計管理がうまくいっていないことが多いのだ。

 
そもそも妻の小遣いがゼロ円ということはありえない。

 

化粧品代は? 

ランチ代は? 

美容院代は? 


洋服代は? 

雑誌代は? 


ネイル代は? 

などなど、

日々暮らしていくうえでは、

たくさんのお金がかかっているはず。

 

それなのに、

小遣いがないということは、

「違う費目からの支出」としているからなのだ。





 

妻の小遣いが化けるものの代表は

「食費」と

「雑費」だ。

 

ランチ代やカフェ代は

「外食費」として食費になり、

化粧品や雑誌などは「雑費」になる。

その中でも特に「小遣いゼロ円妻」は、

雑費が膨れ上がる傾向にある。

 

雑費の分類は各家庭で様々だが、

主には洗剤やシャンプー、

クリーニング代など

日用品に関するものが対象であり、

5000円程度が目安だ

(理美容院代を小遣いに含むか、

雑費に含むかで、


小遣いと雑費は大きく変わる)。

 

この雑費が1万円を超えるようであれば、

その中には妻の小遣いが隠れている可能性が大だ。

 

老後の資金が手元からサラサラ流れ落ちる悲劇

 

もしも、

各費用項目に妻の小遣いが紛れ込む家計が

習慣化してしまうとどうなるか。

 

間違いないのは、

老後の生活費が膨れ上がり、

退職金の取り崩しのペースが早まるだろうということだ。

生活が苦しくなってから見直そうとしても、

年金生活になってから

長年の家計習慣を変えることは、

大きなストレスにもなる。








そして何より、

「わたしは自分の趣味や楽しみのために

○○円使っている」という意識のない

「小遣いゼロ円妻」を

“放置”すると、

夫婦で小遣いの上限予算を決めていれば

貯まっていたはずの老後資金が、

今、

この瞬間にも手元からさらさらと

流れ落ちていくという

悲劇を招いてしまうリスクが高い。
 

家計相談で気づいたのは、

多くの「小遣いゼロ円妻」は

家計簿をつけていないということだ。

 


ただし、

これは無理もない。

わたしたちは、

学校でも社会でも

「家計簿のつけ方」という授業はなかったし、

女性が家計管理をすると決まっているわけでもないのだから、

わからなくて当たり前だ

(余談だが、

男性が家計管理をしている家計の方が、

圧倒的にマメである)。

 

さらに、

夫に、

子どもに、

仕事に、

親に、

地域に……と何かと忙しい毎日の中では、

家計簿をつけ続けることが難しいのも実情だろう。





そして、

わたし自身もFPだが家計簿をつけていない。


つけていないから言うのではないが、

家計簿をつける時間や手間が惜しいのなら、

つけなくても済む家計管理を行えばいいだけなのだ。

 

そこで、

実際にわたしのところに家計相談にくる

「小遣いゼロ円妻」や

「家計簿つけたくない夫婦」が家計改善に成功している、

「マネーポケット」を紹介しよう。

 

「小遣いゼロ円妻」の

貯まる家計の作りかた

 

ポイントは、

「週分け」と「見える化」で、
やり方は簡単だ。

 

1. 妻の小遣いと夫の小遣い、

1カ月の家計の予算を決める

(現在家計簿をつけていない家計は、

まず予想額でやってみて、

翌月以降に調整する)。

 
2. 妻は財布を2つ持ち、

家計の財布と妻の小遣い財布は分けて使う。

 


3. 1カ月の現金予算

4. (食費・雑費・レジャー費など)と

夫婦の小遣いを一度に引き出す。







 
5. 小遣いはそれぞれが管理し、

妻は現金予算を4週に分けて、

1週間分ずつウォールポケットに入れる。

 


6. 1週間のはじめに家計の財布を空にして、

1週間の予算を財布にいれて使う。

 
7. 1週間の予算が余ったときは、


ご褒美として別に貯め、

貯まったご褒美は1カ月の最後に

1週間の予算と合わせて楽しく使う。


これだけだ。
 

パソコンもいらないし、

記録もいらない。

もともと1週間の予算が決まっていて予算の

範囲でやりくりができるという家庭なら、

食費が多かろうが、

レジャー費が多かろうが、

予算内なら何に使ってもいいから楽ちんだ。

 


ただし、

この方法で家計管理をするためには、

コツが3つある。

 

1. 追加引き出しに行かない! 

〜現金を引き出すのは1カ月に1回のみ〜

 

2. 計画性を持つ! 〜

ご祝儀などの臨時支出は、

毎月の予算に上乗せして引き出し、

フリーポケットで別管理する〜

 

3. 見える化する! 〜

週予算からご褒美まで、

現金が一目でわかるようにする〜

 

これさえ守れば、


前半で頑張った分、

ご褒美が増えていくことがわかるから、

頑張る意欲も保てるし、

使う楽しみもある。







ポケットが6つあるウォールポケットであれば、

「見える化」ができて応用できるから、ぜひ、一度挑戦してほしい。

 

なお、

誤解してほしくないのだが、

今回の記事では

「妻が小遣いを使うことが悪い」とか

「家計簿をつけていないのが悪い」と

いうことを言いたいのではない。

 

「小遣いゼロ円妻」が使っている

内訳がわからないことが課題なので、


「貯蓄を増やしたいなら

夫婦小遣い制を実践しよう!」と

締めくくりたい。

ecar
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