2014年08月02日
<高1同級生殺害>ネット情報で「2次被害」
<高1同級生殺害>ネット情報で「2次被害」
長崎県佐世保市の高1同級生殺害事件に関するさまざまな
情報がインターネット上に拡散している。
過激な画像や誹謗中傷にあたる書き込みもあり、
逮捕された少女(16)と
殺害された女子生徒(15)が通っていた高校では、
事件によるショックに加えてネット上の情報で体調を崩す
「2次被害」とも呼べる事態になっている。
【「このままでは人を殺しかねない」】6月に医師から相談
「殺しちゃったんだけど」。
事件当日の7月26日午後10時すぎ、
ネット掲示板にそんなタイトルの書き込みが投稿された。
血がついたとする手の写真なども添えられていた。
事件では、
少女は同日午後8時ごろに女子生徒を殺害したとして
27日早朝に長崎県警に逮捕された。
ネット上では「(少女が)逮捕される前に書き込んだのでは」
との臆測が流れ、
投稿は転載されて一気に広まった。
長崎県警は事件との関連を捜査したが、
掲載された写真は室内の背景が事件現場とは異なることから、
事件とは無関係の書き込みとみている。
「ネットの画像や掲示板を見て気分が悪くなったという生徒がいる。
気分が沈んでいるような症状を訴えている」。
少女と女子生徒が通っていた高校の校長は1日、
そう語った。
7月28日の全校集会には生徒10人が登校できず、
登校しても会場の体育館に入れない生徒が20人いた。
事件後の30日に実施したカウンセリングでは、
生徒だけでなく教員も受けた人がいたという。
佐世保市内で1日、
臨時に開かれた小中校長の研修会では、
市内中学のスクールカウンセラー、
斉藤征志さん(69)が「大きなストレスを受けると、
幼児帰りをしたり、
過呼吸や頭痛などさまざまな反応が起こる。
子どもには『心や体がいつもと違うのは当たり前で、
少しずつ回復する』と伝えてほしい」と助言した。
拡散する情報の削除は困難だ。
長崎県教委は掲示板の管理者らに
書き込みの削除依頼をすることも検討したが、
プロバイダー責任制限法が原則として、
第三者による削除依頼を認めていないため、
見送ったという。
神戸大大学院の森井昌克教授(情報通信工学)の話
個人情報など本当に悪質な書き込みは削除要請すべきだが、
すべての誹謗中傷を消すことは難しい。
書き込んでいるのはホットな話題に乗じて
お祭り騒ぎをしている人たち。
いちいち付き合う必要はないし、
根も葉もない情報が拡散するのが
インターネットだということを生徒たちに教えていくしかない。
書き込む側は、
単なるコピペ(コピー・アンド・ペースト)でも、
刑事罰や民事上の損害賠償請求の対象となることを自覚すべきだ。
高1同級生殺害:
少女を精神鑑定へ
長崎地検
長崎県佐世保市で同級生を殺害したとして逮捕された
高校1年の少女(16)について、
長崎地検は1日、
捜査段階での精神鑑定を実施する方針を固めた。
捜査関係者への取材で分かった。
8月中旬にも、
長崎簡裁に鑑定留置の請求をするとみられる。
捜査関係者によると、
被害者は首や左手、
腹部が激しく傷つけられ、
少女は「ネコを解剖したり、
医学の本を読んだりしているうちに、
人間で試したいと思うようになった」と供述している。
このため地検は捜査段階で事件当時の心理状態や、
刑事責任能力の有無を慎重に調べた上で、
家裁送致する必要があると判断したとみられる。
長崎・佐世保の同級生殺害:父、
危険感じ別生活か
中3時暴力、
背景に家庭環境変化?
長崎県佐世保市の高1同級生殺害事件で、
殺人容疑で逮捕された少女(16)が1人暮らしを始めたきっかけが、
父親への暴力だったとみられることが、
捜査関係者への取材で分かった。
少女は3月に父親を金属バットで殴って負傷させ、
4月から事件現場となった同市内のマンションに住んでいた。
家族が身の危険を感じたことなどから離れて暮らしていたとみられ、
県警は少女の生活実態や精神状態などの解明を進める。
捜査関係者によると、
少女は、
中学3年だった3月初めに父親が寝ているところを急に金属バットで殴り、
けがをさせていた。
関係者によると、
父親はその後、
知人が開いたパーティーに招かれた際に頭に包帯をしていたという。
少女は4月に高校に進学し市内のマンションで1人暮らしを始めた。
関係者によると、
実母が昨年10月にがんのため亡くなり、
中学3年だった少女はそれ以降、
不登校状態となった。
父親は今春再婚した。
県警は暴力の背景には家庭内の環境変化や
不和があった可能性があるとみている。
ecar
長崎県佐世保市の高1同級生殺害事件に関するさまざまな
情報がインターネット上に拡散している。
過激な画像や誹謗中傷にあたる書き込みもあり、
逮捕された少女(16)と
殺害された女子生徒(15)が通っていた高校では、
事件によるショックに加えてネット上の情報で体調を崩す
「2次被害」とも呼べる事態になっている。
【「このままでは人を殺しかねない」】6月に医師から相談
「殺しちゃったんだけど」。
事件当日の7月26日午後10時すぎ、
ネット掲示板にそんなタイトルの書き込みが投稿された。
血がついたとする手の写真なども添えられていた。
事件では、
少女は同日午後8時ごろに女子生徒を殺害したとして
27日早朝に長崎県警に逮捕された。
ネット上では「(少女が)逮捕される前に書き込んだのでは」
との臆測が流れ、
投稿は転載されて一気に広まった。
長崎県警は事件との関連を捜査したが、
掲載された写真は室内の背景が事件現場とは異なることから、
事件とは無関係の書き込みとみている。
「ネットの画像や掲示板を見て気分が悪くなったという生徒がいる。
気分が沈んでいるような症状を訴えている」。
少女と女子生徒が通っていた高校の校長は1日、
そう語った。
7月28日の全校集会には生徒10人が登校できず、
登校しても会場の体育館に入れない生徒が20人いた。
事件後の30日に実施したカウンセリングでは、
生徒だけでなく教員も受けた人がいたという。
佐世保市内で1日、
臨時に開かれた小中校長の研修会では、
市内中学のスクールカウンセラー、
斉藤征志さん(69)が「大きなストレスを受けると、
幼児帰りをしたり、
過呼吸や頭痛などさまざまな反応が起こる。
子どもには『心や体がいつもと違うのは当たり前で、
少しずつ回復する』と伝えてほしい」と助言した。
拡散する情報の削除は困難だ。
長崎県教委は掲示板の管理者らに
書き込みの削除依頼をすることも検討したが、
プロバイダー責任制限法が原則として、
第三者による削除依頼を認めていないため、
見送ったという。
神戸大大学院の森井昌克教授(情報通信工学)の話
個人情報など本当に悪質な書き込みは削除要請すべきだが、
すべての誹謗中傷を消すことは難しい。
書き込んでいるのはホットな話題に乗じて
お祭り騒ぎをしている人たち。
いちいち付き合う必要はないし、
根も葉もない情報が拡散するのが
インターネットだということを生徒たちに教えていくしかない。
書き込む側は、
単なるコピペ(コピー・アンド・ペースト)でも、
刑事罰や民事上の損害賠償請求の対象となることを自覚すべきだ。
高1同級生殺害:
少女を精神鑑定へ
長崎地検
長崎県佐世保市で同級生を殺害したとして逮捕された
高校1年の少女(16)について、
長崎地検は1日、
捜査段階での精神鑑定を実施する方針を固めた。
捜査関係者への取材で分かった。
8月中旬にも、
長崎簡裁に鑑定留置の請求をするとみられる。
捜査関係者によると、
被害者は首や左手、
腹部が激しく傷つけられ、
少女は「ネコを解剖したり、
医学の本を読んだりしているうちに、
人間で試したいと思うようになった」と供述している。
このため地検は捜査段階で事件当時の心理状態や、
刑事責任能力の有無を慎重に調べた上で、
家裁送致する必要があると判断したとみられる。
長崎・佐世保の同級生殺害:父、
危険感じ別生活か
中3時暴力、
背景に家庭環境変化?
長崎県佐世保市の高1同級生殺害事件で、
殺人容疑で逮捕された少女(16)が1人暮らしを始めたきっかけが、
父親への暴力だったとみられることが、
捜査関係者への取材で分かった。
少女は3月に父親を金属バットで殴って負傷させ、
4月から事件現場となった同市内のマンションに住んでいた。
家族が身の危険を感じたことなどから離れて暮らしていたとみられ、
県警は少女の生活実態や精神状態などの解明を進める。
捜査関係者によると、
少女は、
中学3年だった3月初めに父親が寝ているところを急に金属バットで殴り、
けがをさせていた。
関係者によると、
父親はその後、
知人が開いたパーティーに招かれた際に頭に包帯をしていたという。
少女は4月に高校に進学し市内のマンションで1人暮らしを始めた。
関係者によると、
実母が昨年10月にがんのため亡くなり、
中学3年だった少女はそれ以降、
不登校状態となった。
父親は今春再婚した。
県警は暴力の背景には家庭内の環境変化や
不和があった可能性があるとみている。
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