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2012年09月02日

井上陽水と吉田拓郎に関する陰陽的分析

井上陽水と吉田拓郎の世界

中学2年生のときに、ステレオセットを父親に買ってもらって、
初めて買ったLPレコードが井上陽水の「氷の世界」と
カーペンターズの2枚組ベストアルバム。

半年ほどその二枚しかレコードがなかったので、
「氷の世界」は、すべての曲の歌詞を覚えてしまいました。
その当時は、「心もよう」が一番のお気に入りでした。
いまでは、タイトル曲の「氷の世界」に痺れます。
古くない。明日発売されたとしても不自然さのない新しさです。

ほとんど文学的な歌詞の世界に圧倒されます。
陽水はこの曲がやっぱり一番好きだからアルバムタイトルにしたんだろうなあなんて思います。

当時、名曲「夢のなかへ」は正規のアルバムには入っていなくて、ベストアルバムで聴いたものです。この曲の底抜けの明るさというか、エネルギー感は古くなりませんね。
いまでもTVのCMのBGMによく使われているほどです。「ゴールド・ベスト」に収録されています。


吉田拓郎は「マークII」 とか「落陽」とか「青春の詩」とか「今日まで、そして明日から」とか。
ギターの弾き語りのワイルドな感じがいいんですよね。
陽水が青春の陰であり、繊細さの極地だとすれば、
拓郎は青春の陽であり、激しさの極地ですよね。
あえて、極論すればですが。

陽水はビートルズを意識して、拓郎はボブ・ディランを意識していたようです。
スタイルは違えども、日本語を駆使してフォークの開拓期を作り上げた二人。
ゆずもHYも生き物がかりもその流れの延長線上にあるんですよね。


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このCDおすすめです。拓郎の世界!!

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