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2012年08月22日

「遠い空の向こうに」OCTOBER SKY 昭和な映画!!

「遠い空の向こうに」OCTOBER SKY 昭和な映画!!

8月も終わりに近づいて、ツクツクボウシが鳴き始めました。
早く涼しくなって欲しいような、夏が名残惜しいような微妙な時期ですね。


1957年は、文字通り地球的に、「スプートニク・ショック」が駆け巡った年です。
そう、ソ連の人工衛星が人類で初めて、宇宙空間を巡り始めたのです。

そのころに、アメリカの炭坑町で高校生をしていた少年が主人公です。
いわゆる、冷戦構造のなかで、アメリカ、そして自由主義圏の国々は
とんでもないショックを受けた訳です。


この少年はオタクな級友たちと「ロケットボーイズ」を結成して
自分もロケットを飛ばそうとします。


そんな、アホなと思うかもしれませんが、彼らは実在の人物たちで、
改良に改良を重ね(失敗に失敗を重ね)本当にロケットを打ち上げてしまうのです。


主人公の少年は大人になってNASAのエンジニアになり、
スペースシャトル計画に携わることになり、自伝を書きます。


その自伝のタイトルが「ロケットボーイズ」"ROCKET BOYS" HOMER HICKAM
アメリカで、世界で、ベストセラーになりました。
それが、この本。

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英語も比較的易しくて、読みやすいです。
また、写真のページが結構あって、映画のイメージと現実を比べると楽しいです。

日本語にも訳されました。それが、この本。

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ベストセラーになって、メッチャ面白いということで、
1999年(ミレニアム!)についに映画化されました。
それがこの映画。

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主人公の繊細な、でも結構根性のあるオタク振りが男前です。
数学の天才クエンティンや他のメンバーを巻き込んで、一躍街のヒーロになってしまいます。


時代が時代なので、昭和な雰囲気が濃く漂います。
貧乏なクエンティン。炭坑で肺を悪くする父親。
父親を継いで炭坑夫になるか、ロケット研究を続けるため大学へ行くか迷うホーマー。
この映画の主人公はそのまんま実在のエンジニアの名前なんです。


オタクで、モテなかったホーマーたちが、急にモテモテになったり、
どこまでが、現実でどこまでが演出かは自伝を読むと追求できます。


「時には大人の言うことを聞かないことも大切なのよ」
ホーマーを応援する美人科学教師の台詞です。


この先生は実在の人物です。

夢と努力と仲間と、自分を変えていける面白さ。
良い映画です。

同世代が見たら勇気づけられ、
大人が見たら、自分の高校生の頃を思い出しますよ。


最後に、OCTOBER SKY とROCKET BOYS の関係に気づきました?

そう、アルファベットを並べ替えてあるんです!!
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