2020年03月31日
「不要不急の外出を控えてください」!これ場面が違ったらどう思う?
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連日のように「不要不急」を使った記者会見やら、ニュースやらが飛び交っていますね。
そしてその「不要不急」とはなんなのか?を、多くのネット記事が一生懸命に解説しています。
しかも専門家によるなどと題して、不要不急となる行動とそうで無いものの区分けもされる始末です。
「不要不急」とは曖昧な表現であり、個人の判断によって基準は変わります。
あえてこの熟語を使っている人たちの意図を考えれば分かることでしょう。
アレコレと「不要不急」とはなんなのか?など、考えるだけ意味のないことなのだと。
ここではこの「不要不急」の本来の意味と、他によく使われる場面についてを紹介します。
あれやこれやの推測など意味をなさないので、最低限の基礎知識を持っておきましょう。
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不要不急とはどんな意味?
まずはといったところで、そもそもの意味を確認していきましょう。
不要不急は、4つの漢字からなる四字熟語です。
前2つの「不要」、後ろ2つの「不急」が合わさった言葉となっています。
不要とは「要を打ち消した言葉」のため、「要らないもの」です。
一方の不急も同じくとなり、こちらは「急ぎでないもの」となります。
そのため不要不急の意味には「そもそも必要ないもの(こと)」、「急ぎではない後回しでよいもの(こと)」などが挙げられるのです。
こうした意味となるため、個人の判断の色が強い言葉と言えます。
しかもわざわざ分かりにくい四字熟語を使うことで、よりボヤけたニュアンスとして伝えることができるのです。
「必要ないこと」や「後回しでもいいようなこと」と伝えた方が、ストレートな分だけニュアンスも強い伝え方になると言えるでしょう。
しかも「不要不急」という個人の判断によるところの大きいものに、セットで使われる単語が「自粛」なのです。
自粛とはどんな意味の単語?
不要不急とよく1セットで使われているのが、「自粛」という単語です。
こちらも漢字をバラすと意味が分かりやすくなります。
『「自ら」を「粛清」する』です。
つまりは自分からすすんで、行いや態度を改め慎むことを意味しています。
自分から改めることなので、こちらの単語も個人的な判断で変わるものですね。
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不要不急は他にどんな時に耳にする?
「不要不急」という言葉は、現状ではコロナウィルスの感染拡大防止のための合言葉のようなものとなっています。
使われ過ぎてますます意味の薄れている感がありますね。
このコロナ騒動がなければ、どんな時に多く使われるのでしょう?
その答えは恐らく天気予報です。
大荒れの天気の予報の時など、屋外にいることを危険と伝えるために「不要不急の外出は控えてください」などと伝えられます。
こうした場合では個人の判断であっても、言葉としては機能するでしょう。
なぜなら外出をして事故に遭うなどしたとしても、その結果自体が完全に個人の責任だからです。
あるいはこうした注意が出ているにも関わらず、強制力を持って外出をさせた結果事故に遭えば、外出をさせた側に完全に責任があることが分かりやすからとなります。
無理にでも外出させる側には、会社や企業といった勤め先が当てはまることが多いでしょうね。
ウィルス感染防止の目的だとどうでしょう?
感染したことが個人の責任と言い切れない(言い切られていない)、うつした側の責任と言い切れない(言い切られていない)のが現状です。
災害級の悪天候を目の当たりにしている時と、目に見えないウィルス感染で周囲のほとんどの人が結局感染していないものと。
個人の裁量となる、「不要不急」の判断基準は違ってくるに決まっています。
誰が何を言おうと関係ないということが分かったのではないでしょうか。
本当に国民に何かを要請するなら、政府なり行政が責任を持った上で強制力を持って判断すべきなのです。
不要不急って、天気予報かなんかですか?
しかもその言葉の基準を、発信者以外があれこれ推測するなどなんの意味も無さないでしょう。
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