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2015年07月14日

本田圭佑が始動させたクラブのレベルがやばいと話題に!?

日本代表FW本田圭佑(29=ACミラン)が買収し、実質的なオーナーとなったオーストリア3部SVホルンのトライアウト(入団テスト)が6月30日、都内で行われた。約100人が参加。本田が指示したメニューをこなし「海外組」への夢を追った。同時に、関東を拠点にした高校生年代のユースチーム設立の計画も判明。本田が描いた、ホルンを頂点とし全国に展開するスクールまでの全世代を網羅するピラミッド型の組織が整う。

 本田と同じ「海外組」への道を切り開こうと、トライアウトには約100人が集まった。書類による1次選考を通過した選手に、まず課せられたのは本田の指示による超ハードなフィジカルメニューだった。本田もオフにこなしているというピッチ上の約100メートルを時間制限付きで計24本走り切るインターバル走。直前には、海外に滞在中の本田が前日29日にメールで参加者に伝えてほしいと連絡してきた伝言がひと言だけ、伝えられた。

 「Never give up(あきらめるな)」

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 暑さもあり離脱者も出たが、息つく間も与えない。走りきった直後に20分ハーフのフルコートのゲームが組み込まれた。ホルンの神田康範最高経営責任者兼副会長は本田の狙いを「今日はフィジカル重視です。これだけしんどいメニューの後でもゲームでチームのために走ることができるかどうか。それを見ています」と代弁した。

 同副会長は、今日1日にも発表される2次通過者について「10人いい選手がいれば10人。0人という可能性もある」と説明。いきなり厳しいハードルが設けられた。不在でも、本田イズム満載の約7時間。通過者は、7月上旬に現地ホルンで本田とともに練習し直接合否を判定される。

 ホルンの選手選考と同時に、水面下でユース(高校生)のチーム設立に動いていることも判明した。拠点は関東となる見込み。これでホルンを頂点にユース、そして東京・清瀬市内と大阪・摂津市内で傘下のチームとして活動するジュニアユース(中学生)、全国に展開中のスクール(小学生以下)と、育成からトップまでピラミッド型の組織が完成することになる。

 自身のスクールをひとつの出発点に、子どもたちに海外でプロとしてプレーする道筋を通す。ただ、これも壮大なプロジェクトの序章にすぎないようだ。神田副会長は「本田選手には大きな夢として、世界一のサッカー組織をつくりたいという思いがある」と一端を明かした。本田の目指す先は、いつどのステージでも「世界一」。その哲学をまずピラミッド型組織を舞台に注入する。【八反誠】

 ◆トライアウト 参加者はポジションごとに約11人が計10組に分けられ、2組同時に約1時間のテストを受験した。参加者の年齢は17歳から30歳まで。大学生が多かったがドイツ、シンガポール、オーストリア、タイ、米国など世界各地のクラブに在籍経験のある幅広い顔ぶれ。東京V在籍経験のある元Jリーガーや、高校時代に強豪校で全国制覇を経験した選手もいた。

引用元
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150701-00000052-nksports-socc

2015年07月10日

CMでも世代交代が進む日本サッカー!?

アサヒビール株式会社は、プリン体0、糖質0にリニューアルした新ジャンル商品『アサヒ オフ』の新TVCM「ゼロゼロで登場」篇を6月30日より全国で放映すると発表。同CM内でインテル所属の日本代表DF長友佑都と元日本代表FW中山雅史氏が共演を果たしていることがわかった。

 長友は2011年から『アサヒ オフ』のTVCMに出演しているが、今回初登場となった中山さんと息ピッタリの共演を果たし、明るく爽やかな雰囲気のCMとなっている。

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 イタリアのミラノで収録した本CM。中山さんは、「(イタリアは)楽しいね〜。俺の血に合っている」「ボンジョルノ」と、イタリア人以上のノリの良さを見せるなど、相変わらずのアグレッシブさを出し、CMでの長友のポジションを奪うかのようなアツさだったようだ。


引用元
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150630-00326581-soccerk-socc

2015年07月06日

この男の去就が気になる今日この頃!!

 ローマが、インテルに所属する日本代表DF長友佑都の獲得を検討していると、6月29日にイタリアメディア『ASRomaChannel.eu』が報じた。

 同メディアは、ローマ所属のギリシャ代表DFホセ・ホレバスが、プレミアリーグへの昇格を決めたワトフォードへ移籍した場合、ローマが長友の獲得に乗り出すと伝えている。


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 ただし、ローマは、長友が主戦場とする左サイドバックに関して大型補強を行うことが予想されており、長友は同クラブに加入してもレギュラーとしてプレーできない可能性も報じられている。

 なお、長友については、サンプドリア、日本代表DF内田篤人が所属するシャルケ、ウェスト・ブロムウィッチ(WBA)、リールなどヨーロッパの様々なリーグからの関心が噂に挙がっている。


引用元
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150701-00326862-soccerk-socc

2015年07月03日

ついに始動!!新制ミランの大きな足音!

ミランの新シーズンが、7月8日に始まる。

 6月の代表戦までフル稼働を続けたMF本田圭佑は今なお休暇中だが、ミラネッロ練習場でのプレシーズンキャンプとその後に控える中国ツアーへ備えるチームは、すでに激変しつつある。

 前年の8位に続く昨季の10位という低迷は、ミラン関係者全員から夏の暑気を奪うのに十分だった。名門再建の奥の手であったはずのインザーギ監督は、シーズン終了後早々に解任。オーナーのベルルスコーニ元首相とガッリアーニ副会長は、新たに闘将ミハイロビッチを招聘した。かつてあった“ミランの監督職はクラブOBに限る”という不文律は、もはや存在しない。

 新監督ミハイロビッチは、昨季まで率いたサンプドリアで一流半以下の選手たちを闘う集団に生まれ変わらせ、ミランを上回る勝ち点56とEL予選出場権を勝ち取った強面指揮官だ。

「たとえ飢え死ぬするようなことがあっても、ミランの監督にだけはならない」

 ミランの仇敵インテルでの現役時代もあったミハイロビッチは、引退後も旧友マンチーニのインテルでの第一次政権で副官を務め、「いつかインテルの監督になるのが夢」と語っていたほど、ネラッズーロ寄りの人物として知られていた。前述の発言は、5年前のカターニャ監督時代のものだが、シチリア島へ渡ってもミラノ・ダービーで鎬を削ったライバルクラブへの敵愾心はそれほど強かったのだ。

ミハイロビッチの4-3-3は、ミランとは内容が違う。

 ミハイロビッチは、カターニャやフィオレンティーナなど、これまでに率いてきたチームで採用してきた4-3-3をミランでも試そうとするだろう。昨季後半戦のサンプドリアでは、センターに置いたFWオカカを、FWエトーとFWエデルとで挟む3トップを使った。前任者インザーギも、本田を右サイドFWに置く形で4-3-3を多用した。

 ただし戦術は同じでも、昨季のサンプドリアが見せたゲームへの精神的アプローチや攻め方は、トランスファーフリー移籍でかき集められ、高年俸待遇によって腑抜けたミランの選手たちのそれとは別物だった。

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血眼でボールを追うことが、彼の下で試合に出る方法。

 ミハイロビッチの選手たちは、つねに闘争心全開で誰もが血眼になってボールを追った。彼らにとって、そうすることが試合に出してもらうための唯一の方法だったからだ。

 一流半の選手たちを鍛え上げ、上位に引き上げたミハイロビッチは、決して戦術的に器用な指導者ではない。だがボスニア内戦の戦火を潜り抜けてきた彼は、巷にあふれる名ばかりの闘将とは、肝の座り方がちがう。

 ミハイロビッチの登用は、ここ数年顕著になっているミラン上層部の場当たり的判断の産物と言えなくもない。だが、17年ぶりの二桁順位に沈んだミランに欠けていたのは、とにかく“戦う集団”としての意識であり、ミハイロビッチこそそれを復活させるためにうってつけの人材であることは間違いないところだ。

 混迷の昨季中に「選手ひとりひとりの向いている方向がバラバラ」と嘆いたこともあった本田にとっても、完全実力主義のミハイロビッチ就任は、むしろ望むところではないか。

 新チームの選手たちが抱える名声も高年俸も、反骨の男ミハイロビッチには関係ない。ミランのあらゆるポジションは今、まっさらの白紙状態なのだ。

大型補強とコンバートで、熾烈なポジション争いが。

 とはいえ、6月上旬の仮合意調印によって、多額の出資と引き換えに、タイ人投資家ビー・テチャンボウ氏へクラブ経営参加の道を開いたことで、ミランは今夏の移籍市場で久しぶりに活発な動きを見せている。

 FWイブラヒモビッチ(パリSG)やFWジャクソン・マルティネス(ポルト→A・マドリー)にはフラれたが、EL王者セビージャのコロンビア代表FWバッカ獲得に3000万ユーロを注ぎ込んだ。

 中盤にも、縦への突破力を持つイタリア代表MFベルトラッチをローマから獲得し、コパ・アメリカ後、これからが補強攻勢の本番といえる。

 FW陣の中からは、昨季も怪我で不遇をかこったエルシャーラウィのように「ミハイロビッチと話し合って、是非トップ下をやりたい」と、コンバートを提案しつつ、監督交代を飛躍の契機とするべく新シーズンのレギュラーポジション奪取をアピールする者も出始めた。休暇明けの本田をミラネッロで待ち受けるのは、熾烈なポジション争いだ。


「敵視されるところで批評家を黙らせる方が痛快」

 6月16日の就任会見で、ミハイロビッチは今季の目標を「ミランをあるべき高みに連れ戻すこと」とし、具体的な数字を出すことを避けた。しかし、つねに短期間で結果を出してきたからこそ自らの現在の評価があることは、指揮官自身熟知している。

 インテリスタだった過去を隠すわけでもなく、ミラニスタたちの間に自分を歓迎していない層がいることを認めた上で、ミハイロビッチは不敵に語った。

「選手時代にいい思い出を残したクラブで、指導者として認めてもらうのは簡単なこと。逆に敵視されるところに乗り込んで、批評家や皮肉屋たちを黙らせる方がよほど痛快だろう?」

 バカンス明けの本田がミラネッロへ戻るとき、そこには、すでにミハイロビッチの怒号が響き渡っていることだろう。1年目から持てる全精力と結果を選手たちに求めるミハイロビッチの本気に、本田も応えなければならない。


引用元
http://number.bunshun.jp/articles/-/823647

2015年06月30日

〜天才と呼ばれた男に待ち受ける終焉の鐘〜 脱出の糸口は!?

不完全燃焼の1年目を終えた柿谷曜一朗。確かな評価を得ながら起用されなかった理由とは?


指揮官も柿谷の能力を高く評価するが、起用されるのは攻守のタスクをこなせる人材。

 柿谷曜一朗が所属するバーゼルは、7日に行なわれたスイスカップの決勝でFCシオンに0-3で敗れ、3年連続の準優勝。今年も二冠達成は果たせなかった。しかしリーグでは6連覇を成し遂げ、相変わらずスイス国内では絶対的な存在として君臨している。

 柿谷はこの試合でもベンチ外だった。シーズン前に華々しく迎えられ、ファンからの期待も大きかったものの、最後までポジション争いを勝ち抜くことができなかった。

 入団会見ではパウロ・ソウザ監督が「いいタイミングでペナルティエリアに飛び込めてゴールを取れる選手で、攻撃的な3つのポジションでプレーできる。ゴールにつながるプレーをしてくれたら嬉しい」と語っており、今でも「とてもフレンドリーで、朗らかな人間だ。サッカー選手としては必要なすべてを持っている。技術レベルが高く、スピードもある」とその素質は高く認められている。

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 しかし、それでも出番はなかなか与えられない。それはなぜか。29節・ルツェルン戦前の記者会見で登場した柿谷は「後半戦、チームにも上手く入っていけて、プレーの仕方にも慣れてきたという感覚はある」と手応えを口にしながらも、プレー機会が少ないことに関しては「言葉で説明するのは難しい。毎日準備して待っている。でも起用されている選手はみんな、しっかりとした結果を残している。たぶん、そこに要因があるのかも」と自身の置かれた境遇をそう説明していた。では、その“結果”とはなんだろうか。

 ゴールやアシストという数字は目に見えた分かりやすい結果だ。しかしそれだけではない。プロセスのないところに結果はないからだ。数字だけで見るならば、頻繁に起用されている選手すべてがゴールやアシストといった結果を残しているわけではない。彼らはチームの結果に必要な攻守両面でのプロセスを監督の要求通りに表現することができるからこそ起用されるのだ。
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不完全燃焼の1年目を終えた柿谷曜一朗。確かな評価を得ながら起用されなかった理由とは?


スイスでの1年目は不完全燃焼に終わった。来季へ向け、柿谷はいかなる選択をするのだろうか? (C) Getty Images


起用されない現状に、来季に向けた選択は?

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 もちろん柿谷にしかできないプレーもある。ボールを扱う技術は誰にも負けないし、裏に抜け出すスピードとタイミングは他の選手が簡単に真似できるものではない。ゴール前でのアイデアも豊富だ。しかし、その武器をどうチームで活かせるかが問題だった。

 バーゼルは国内で圧倒的な存在感を放つ王者。対戦相手はどこもまずは守備を固めてくる。スペースがないなかでの戦いを余儀なくされる。そのため辛抱強くポゼッションをしながら、タイミングのいいコンビネーションプレーで守備を崩すか、相手を凌駕する個人技で突破口を開くかが求められる。

 前線で不用意にボールを失うことは、相手にカウンターチャンスを与えることになってしまう。チームのゲームプランを完全に理解し、勝負どころを見誤らないことが重要になる。

 冬のプレシーズンでP・ソウザは柿谷に最適なポジションを見つけようと、2トップへの変更プランも考えていた。スペースがあり、前を向いた状態でボールを持つことができれば、柿谷は輝く。サイドではボールロストが致命的なミスになることもあるが、FWの位置なら取り返しもつく。しかし結局、このプランも幻に終わってしまった。

 ビッククラブ初挑戦となるP・ソウザには、不確定要素の高い戦い方を選べなかったという事情もある。「私は結果で測られている。そのための決断をしなければならない」と話していたことがあった。そしてバーゼル攻撃陣には豊富なタレントが揃っている。CFのポジションには、キャプテンのシュトレーラーと急成長を遂げている17歳のエンボロ、サイドには昨季リーグ得点王のガシィと、鋭いドリブルと卓越したフィニッシュワークが持ち味のゴンザレスがいる。

 彼らはそれぞれが自分の得意なプレーだけではなく、チームが求めるハードワークで相手を追い込むプレーも高いレベルでこなす。P・ソウザは彼らを選択し、そして結果を残した。主力の欠場時も、自分たちの戦い方を壊さない攻守両面で働ける選手が重宝された。

 多くの人に絶賛されるだけの素質を持ちながら、出場機会を得られないジレンマ。バスラーツァイトゥング紙では「柿谷が現在置かれている状況に将来性を見出せなくなり、この夏にクラブを去りたいと言い出しても大きな驚きはない」と見解を示していた。

 スポーツディレクターのゲオルグ・ハイツは「柿谷サイドからなんらかのアプローチは受けていない。しかし彼の今の状況が幸せなわけではない」とコメント。シーズンが終了した今、今後に向けての分析が行われるようだ。

2015年06月27日

〜シンデレラガールが目を背けず目指す夢〜【日本女子サッカー】

相手は“日本対策”を立てているというよりも……。

――ただ、後半に3失点。今大会の優勝候補・フランスの底力も見せつけられました。

「いい状態でボールを持っている時に両サイドが上がって空いた裏のスペースを狙われました。攻撃に厚みをかけてゴールまでいくことも大事ですが、世界と戦う上ではリスクマネジメントが絶対に必要です。フランスはチームとしての完成度が高く、どの選手が入ってもこういうことをやってくるんだろうな、というのが見えました」

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――他国の日本対策については?

「実感としては、どこの国も自分たちの良さを出しているだけだと思います。だから、日本も自分たちの良さを出していけば絶対に渡り合えるはずなんです。縦に速く、とかフィジカルに頼るとか、そういうサッカーにこだわりすぎると、ああいうゲーム展開になってしまうのかな、とも感じました」

身長は低いけれど、“頭を使って”どう守るか。

 W杯前哨戦としては、不完全燃焼に終わった今大会。だが、過去を振り返ってみると、なでしこの強みは修正能力の高さにもある。前回W杯では、試合後に選手だけで行ったミーティングが奏功したという。

「90分の映像をみんなで見るんです。その習慣は少なくとも私が代表に入った7年前からありましたし、今では当たり前のようになっていますね。特にその効果を感じたのが、'11年W杯前のアメリカとの2つの親善試合でした(0−2、0−2で敗戦)。試合後にミーティングで『クロスに対する対応が脆い』という話が出たんです。サイドバックが抜かれた後にセンターバックがカバーにいくのか、それともボランチがいくのか。躊躇する0コンマ何秒で勝負は決まってしまうじゃないですか。本番はそういう場面での決め事ができていたので対応しやすかった。その結果、前回のW杯はセットプレーの失点が1つもなかったんです。日本は身長が低いですが、それを弱点と考えるのではなくて、頭を使ってどう守るか。それはミーティングを重ねて、ピッチでも生きていることが多いと思いますね」

2015年06月23日

〜シンデレラガールが目を背けずに立ち向かう夢〜【日本女子サッカー】

前回W杯でなでしこジャパン優勝の立役者となったシンデレラガール・川澄奈穂美。

 その表情には、年齢を経て、以前の爛漫さだけではない重厚なサッカーへの探求心と情熱が滲む。2勝2敗と、W杯女王としては不本意に終わったアルガルベ杯について聞くと、言葉は淀みなく溢れてきた。

――結果は9位でしたが、どのような感触を得たのでしょうか。

「個人的には、最後のアイスランド戦(2−0)に良くなるためのヒントが詰まっていたと思います。4−2−3−1にした後半、鮫ちゃん(鮫島彩)が水を得た鮫(笑)のようにサイドを駆け上がったり、しのさん(大野忍)がボックス内でドリブルで仕掛ける姿を見て、久々にワクワクしたんです。みんなが伸び伸びサッカーをしていて『あ、これがなでしこだ』って。あの試合は1つのきっかけになると思います」

「縦に速く」がコンセプトだけど、そればかりではダメ。


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――今大会に臨むチームのコンセプトは、どのようなものだったのですか?

「『縦に速く』ということです。(監督は)『相手ゴールの近くでボールを持ちたい』という考えがあるので、その点を強く印象づけたミーティングや練習をしました。ただ、そればかりになってはダメですし、もっと状況に応じた使い分けをしていかなければいけないと感じた大会でしたね」

――初戦のデンマーク戦(1−2)は開始2分で失点してしまいました。

「試合の入り方は絶対に直さなければいけない部分ですね。相手が前からプレスをかけて来て、裏を狙うのか、ボールを大事にして繋ぐのかという意識合わせができていなかった。また、これがW杯本番だとして1−2で終わるのと2−2で終わるのでは全然違うのですが、追いつけなかったのも今の日本の実力かな、と感じています」

――フランス戦(1−3)は、なでしこらしい連携から先制。川澄選手のゴールキーパーの逆をついた鮮やかなゴールでした。

「大儀見(優季)選手からハイボールが入って、菅澤(優衣香)選手が相手2人を背負って倒れながらもいいところに落としてくれたので。トラップしようか迷ったんですが、まだ日本のシュートがなかったので足を振ってみようと。適当に打ったんです(笑)。後で映像を見たら後ろに相手ディフェンダーが来ていたけど、あの瞬間は気づかなかったので、打って良かったです」

2015年06月20日

アナザーストーリー 〜日本の女王が視てきた眺め〜

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ワールドカップメンバー発表の会見が終わるころ、私の携帯に1通のメールが届いた。

 「亜紗乃の名前があって、涙が溢れてきて止まらないよ」

 メールの主は、この4年のうちに、絶対的なエースに成長を遂げた大儀見優季。

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 今大会では、妹の永里亜紗乃が初めて世界大会のメンバーに選ばれたことで、姉妹そろってのワールドカップ出場が叶った。インターネットの速報でその発表を確認した姉は、喜びを抑えきることができなかった。

 大儀見自身もドイツへ渡り、苦しんで居場所を切り拓いた。チームメイトから信頼されるまでに流した涙は計り知れない。

 同じように海外で挑戦をしてきた妹が乗り越えてきた壁の高さを一番わかっているからこそ、その喜びは想像をはるかに超えたものだった。
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「もしかしたら一番苦しんだ4年間だったかもしれない」

 大儀見もこの4年間、目覚ましい成長を遂げた陰で、苦難の日々が続いていた。

 国内での代表合宿の直前、自主トレのために訪れていた八丈島で、じっくりと話を聞いた。

 大儀見は、「もしかしたら一番苦しんだ4年間だったかもしれない」と振り返る。

 この4年は、ドイツのポツダム、イングランドのチェルシー、そして再びドイツに戻り強豪のヴォルフスブルクに身を置いた。



 新たなチャレンジを繰り返した。そのたびに新しい壁にぶつかり、膝を抱えて悩んだこともあった。そうして苦しんだことこそが、今の自分への自信にもつながっているのだろう。

 自分を成長させるため、安堵を求めることは一切なかった。

 居心地の良さに安心している時間はない。

 「自分の目指す先に向かうためには、時間が足りない。スピードをあげていかないと」

 これが彼女の考え方だ。



「4年前の私とは同じじゃない」

 毎日の暮らしの中でも、前回のワールドカップ後から取り組んだ体幹トレーニングをコツコツと続けた。「地道に続けることで結果が出るトレーニングだから私にはあっていたのかも」。積み重ねた毎日の成果は、着実にプレーにあらわれた。

 「イメージしているプレーに、体がついてくるようになった。そしてまた、そのイメージを大きく膨らませることができるようになり、それを繰り返していく感覚」

 そうして進化を続けて、このワールドカップを迎えた。

 「4年前の私とは同じじゃない。目的は同じだけれど、4年間いろんな道をたどりながら作ってきたものがある。FWとしてゴールにこだわるのは変わっていないけれど……。その違いを世界大会で出したい」

 澤穂希と大儀見優季。

 2人にとっての集大成の舞台となるW杯初戦は、9日11時(日本時間)からのスイス戦。

 彼女たちの活躍に期待したい。


※W杯前にかかれた記事です!

2015年06月16日

アナザーストーリー 〜日本の女王が視てきた眺め〜

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5月1日に開かれたワールドカップメンバー発表記者会見。佐々木則夫監督から、GK、DFと順番に名前を呼ばれ、いよいよMF。その最初に呼ばれたのは、10番、澤穂希の名前だった。
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監督が澤の名前を発表した瞬間、会見場の私は……。

 直近のリーグ戦を取材している中で、パフォーマンスを見る限り、間違いなく選ばれるだろうと予想はしていたが、いざ監督の口から澤の名前が聞けた瞬間、会見場にいた私は少し体が震え、こみ上げるものを抑えるのに必死になった。

 取材者として、日本女子代表を追いかけ始めた2003年、澤はすでに代表の中心メンバーとして存在していた。

 澤が牽引するなでしこは、ドイツW杯で優勝、ロンドン五輪で銀メダルという結果を出した。彼女が成し遂げる偉業に驚かされ続けてきた。

 昨年5月から1年間、代表に選ばれることがなかった澤はどんな思いでこの日を待っていただろう。

 本人のプレーの評価以前に、世代交代という言葉ばかりが躍っていた中、どんな思いで過ごしていたのだろう。




澤が語った、代表を離れていた1年間の思いとは。

 メンバー発表の数日後、神戸で澤穂希に話を聞くことができた。

 私の想像以上に落ち着いていた澤は、代表を離れていた1年間の思いをじっくりと話してくれた。

 「代表を外れた1年間という時間は、私にとって必要だったと思うんです。

 なでしこジャパンを外側からみることで、自分自身、初心に返ることが出来たんです。代表には指定席なんてないんだ、ということも改めて感じましたし。結果論かもしれないですが、この時間のおかげで『原点』を見つめ直し、成長することができたんです」
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大儀見優季から届いた、1通のメール。

 そしてもう一人。

 ワールドカップメンバー発表の会見が終わるころ、私の携帯に1通のメールが届いた。

ー 続く ー

2015年06月13日

CLで新たな歴史を作った敗者!!!

yjimage.jpgユヴェントスは6日、チャンピオンズリーグ(CL)決勝でバルセロナに1−3で敗れ、19年ぶりの欧州制覇を逃している。

 そして、この試合に先発出場したフランス代表パトリス・エヴラは、CLの決勝戦で4度敗れた史上初の選手となってしまった。UEFA(欧州サッカー連盟)の公式サイト『UEFA.com』が伝えている。

 エヴラは2004年にモナコの一員としてCL決勝の舞台に立つも、ジョゼ・モウリーニョ監督率いるポルトに敗戦。その後、マンチェスター・U在籍時には3度決勝を戦い、2008年に優勝するも、2009年と2011年はどちらもバルセロナに敗れている。そして今回、またもバルセロナに屈したエヴラは、不名誉な新記録を打ち立てることとなった。



 なお、同選手に次いで3度、CL決勝で敗戦を経験した選手が6人いる。

CL決勝での敗戦経験ランキング(在籍クラブ)

▼4回
パトリス・エヴラ(モナコ、マンチェスター・U、ユヴェントス)

▼3回
エドガー・ダービッツ(アヤックス、ユヴェントス)
アレッサンドロ・デル・ピエロ(ユヴェントス)
ディディエ・デシャン(ユヴェントス、バレンシア)
パオロ・マルディーニ(ミラン)
パオロ・モンテーロ(ユヴェントス)
エドウィン・ファン・デル・サール(アヤックス、ユヴェントス、マンチェスター・U)

※決勝戦で実際にプレーした選手のみを対象
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ハイサイ!(*゚▽゚*) 南国の地、沖縄県の社会人サッカー1部リーグに所属しております、シエスタ読谷と申します! 当ブログでは様々なサッカー関連情報や動画等を紹介したりしていきたいと思います♪
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