警察に連行され、午前中の取り調べが終わり、
いよいよ午後からの取り調べのお話しです。
午前中にほぼ自分の容疑を認め、
昼休憩中に家族に連絡を済ませました。
嫁や母親はパニック状態でした。
少し落ち着きつつも、当の本人の私は
もっとパニック状態だったと思います。
その理由は、午後からの取り調べ中に
思いもよらぬ話が続いたためでした。
どうやら私には、自分の責任以外の
容疑がかけられているようでした。
詳しくは書けませんが、捜査の段階で
会社側に被害金の確認をする中で、
私が絡んだ事件以外の不明金・・・
所謂、経理上の使途不明金などが有り、
被害金額を特定できない。
要するに社内の経理に関しては公に出来ず、
捜査がが進められないとの事でした。
私が関わった、数十万円の被害金は
それらの不明金に対しても対象となり、
約一千万円の容疑となっているようでした。
まさかの展開でした。
もちろん、会社に迷惑をかけてしまい、
要らぬ事を犯した事には反省し、
罰を受ける覚悟はできていましたが、
全く身に覚えがない事は認められない。
そんなこんなで、午後の取り調べは進み、
初日の取り調べは終了しました。
とりあえず初回の被害届に対する容疑で逮捕・・・
私はその時点で人生で初めて手錠を掛けられ、
そのまま留置場へと移動する事になりました。
今回の事件は『窃盗』の容疑。
この事件は、窃盗にしては異例の長期化となり、
先の長い留置生活を送る事となります。
次回に続きます。
つまらない自叙伝ですが、
お付き合いいただければ幸いです。
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