合気道はインチキ?
こんなコメントをたまに目にします。
おそらく、「武道」と「格闘技」と「護身術」など、
いろいろと、混同している方がいらっしゃるのだとおもいます。
また、いろいろな書物でも、「合気道は最強」とか、「セルフディフェンス合気道」
など、紛らわしいタイトルのものが多いのも事実です。これらは、とても商業的です。
私の見解は、「合気道は武道である。」です。
日本の近代武道は、剣道、柔道、空手、合気道、少林寺拳法、居合、薙刀、銃剣道を
指して言います。
例えば、剣道5段のご高齢の方が、ストリートファイトで最強でしょうか?
武道の概念から言って、そのような基準で段位を決めるものではありません。
道場で、道着を着て、流儀にのっとって稽古を行い、 身体と精神を鍛えるもの。
それが武道だと思います。
技の中には、実戦で使えるものも確かにあります。また、戦闘を想定して稽古をすれば、
それなりの効力はあると思います。もともとは、戦国時代に発達したの武術ですから。(起源は遡りますが、)
しかし実戦で勝つということは、戦うその人個人の能力によるところが大きいものです。