「ゼロから始める魔法の書」3巻、[アクディオスの聖女<下>]の感想・紹介です!
ゼロから始める魔法の書 3巻 / 虎走 かける
おすすめ度★★★★
ハーレム度★★
お気に入り★★★★
ゼロ書2巻の感想:ゼロから始める魔法の書2巻 感想!モテモテ獣主人公……
ゼロから始める魔法の書3巻の詳細!
<紹介>
聖女フェーリア、そして教会の裁定官と出会いました。フェーリアはまだ魔女か聖女か審議中で、見張りの裁定官が現在は監視・護衛にあたっています。
フェーリアの”神の奇跡”を見たゼロは、その力を魔法だと断定しました!しかし、何の魔法かは分かっていません。
傭兵は夜の海で大量の水死体を見つけてしまい、口封じとばかりに裁定官に襲われてしまいます。過剰に光を取り込んでしまい昼は目が見えない裁定官ですが、明かりの少ない夜はその目が使えるようになります。
傭兵と裁定官が戦っている間に傭兵は『聖女の暗殺未遂』という事実無根の罪を着せられ、命からがら逃げだしたのでした――。
無自覚に魔法を使っていた聖女フェーリア。彼女を操っている者の正体を暴いていきます!
(新しい獣堕ちも登場!)
<感想>
この3巻は上下巻の下です。2巻では比較的のんびりしていましたが、今回は命がけのシーンも多く、ハラハラしながら読ませて頂きました!
前回はなんとかアクディオスから逃げ延びましたが、フェーリアに真相を問い質し、たくさんの人間がフェーリアによって死んでいるという事実を教えなくてはいけません!
アクディオスは湖で囲まれている上に警備も万全。まともな方法では侵入することはできませんが……どうやったかは読んでのお楽しみということで。
フェーリアみたいな心優しい女の子が出てきたら、普通はただの皆の癒し役ということが多いです。でも「無自覚に人を苦しめていた」ってオチはなかなか辛かったです……。フェーリアは本当に心優しくて、本人は良かれと思ってやっていたことで。それによって多くの人々が犠牲になっていたというのは本当に救いの無い……。
この作品、登場キャラの誰が何を考えていて、誰と誰が繋がってるか本当に分かったもんじゃないですね(汗)ちゃんと読んでいれば確かに怪しい発言や思わせぶりな行動、伏線などはあります。でもその伏線がわざとらしくないというか、怪しい・分からないことがあっても「これは何かの伏線なんだろうな」と分かる程度で具体的に後でどんな展開に繋がっていくかはなかなか読めません!ミステリ小説みたいな楽しみ方ができるのも良かったです!
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