ノーゲーム・ノーライフ プラクティカルウォーゲームの紹介・感想です!
ノーゲーム・ノーライフ プラクティカルウォーゲーム / 榎宮 祐
おすすめ度★★
ハーレム度★★
お気に入り★
(略称:ノゲラ、ノゲノラ)
<紹介>
ゲームで全てが決まる世界、「ディスボード」が作られるよりも前の話を中心に詰め込んだ短編集です!
・<プラクティカル・ウォーゲーム>
森精種(エルフ)の時代を裏から支配していた天才、八重術者(オクタキャスター)シンク・ニルヴァレンのお話。
フィール以上に奇抜で飛び抜けたキャラで、お供であるニーナ・クライヴが不憫です……。
ディスボードが出来上がる前、種族間で戦争をしていた頃のお話です。
・<スリーフォールド・レビテーション>
空に挑み続けるステフの奮闘と悩み。ステフはやっぱり苛められるのが大好きな変態なのか!?
・<ワンペア・オア・ハートストレートフラッシュ>
森精種(エルフ)と人類種のコンビ、フェールとクラミーのお話。シンク・ニルヴァレンの血を引くフィールは、やはりやりたい放題……。
頑張れ、クラミー!(泣)
クラミーとニーナの姿が重なって見えたり。(笑)
・<ハイカード・オール・レイズ>
天翼種(フリューゲル)が暴れまわっていた、まだディスボードが出来上がる前のお話。
ジブリールやアズリールは相変わらずです……(汗)
天翼種の構成や、ジブリールの過去や背景が明かされます!(上下構成)
<感想>
ステフが苛められているシーンや最初のお話での森精種(エルフ)二人組の絡みなどは読んでいて楽しいんですが、最後のお話、ジブリールが単騎で竜精種(ドラゴニア)を狩る時のゴチャゴチャした理論は本当に意味が分かりません……(汗)
恐らくですが、私の理解力が低いのではなく、書かれていることがメチャクチャで整合性が取れていない(文章として成立していない)んだと思います。というか、そうであってほしい!
例えるなら、「顎にボディーブローを決める」とか、「コンビニで海水浴してきた」とか。そんなことが書かれてるんです。
「赤くて酸っぱい!だから彼は強いのだ!」とか言われても意味が分かりませんよね?
作者さんも自分が何を書いているのか分かっていないはず!(多分!)
一例を挙げるなら、ジブリールが竜精種(ドラゴニア)に向かって「あなたは――”複数の時間に跨って”存在しておられますね?」というセリフがあって、『時間自体が複数あるって、その発想は凄いな!』と驚かせておいて、「現在という一点を如何に攻撃しようとも、過去・未来の修正によってたちまち復元する(から攻撃が効かない)」と書かれていて、
『あれ?それって1つの「時間」の話になるし、現在過去未来に渡って存在するって、それは存在してる物全てがそうだと思うけど……』と混乱します。
考えていることを整理せずにテキトーなことを書いてる印象……。そんな複雑なシステムを出すなら、その辺はきちんと考えて整理してから書いて欲しいです!「とある魔術の禁書目録」とか参考になりますから!
本当に、最低限で良いですから!作者さんの上げ足が取りたくてこんな感想を書いてるんじゃなくて、本当に分からないんです!
独特な魅力を持ったシリーズではあるんですが……。ノーゲーム・ノーライフは、人にはあんまりお勧めできないかも。個人的にはちょっと好きですし、なんやかんや全巻読んでいます。
タグ:ノーゲーム・ノーライフ 榎宮 祐
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