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2016年07月04日

クオリディア・コード(さがら総Ver.)「そんな世界は壊してしまえ」の感想!

シェアード・ワールドしてなんか良い事ってあるんでしょうか?

どうも。ラノベ仙人です。

今回は クオリディア・コードというシェアード・ワールド企画の中の1作、さがら総さんが書いた「そんな世界は壊してしまえ」というラノベを紹介していきます。

そんな世界は壊れてしまえ-クオリディア・コード- 1巻 / さがら 総
おすすめ度★★
ハーレム度★★★
お気に入り★★
クオリディア・コード、「そんな世界は壊してしまえ」、1巻の表紙
<紹介>

この地球では「アンノウン」という謎の生命体が跋扈し、人類を脅かしている中、『世界』と呼ばれる超能力を持った子供たちがこの「アンノウン」を退治する仕事をしています。

湾岸防衛都市東京の学園に所属する朱雀壱弥(すざく いちや)は人類を愛しすぎているが故に周りの人たちの気持ちを全く理解せず、周囲の人たちは頭を悩ませていました。

デート?カップル? それはこの世界でどんな意味が? 何もかもを論理で語れ。

そんな主人公の日常と非日常を描いた、「変態王子と笑わない猫」のさがら総さんの新作です!
<感想>

初めのうちは壱弥(いちや)は変人ではあるものの完璧超人でした。でもページをめくり続け、宇多良カナリア(うたら かなりあ)と出会ってからだんだんと化けの皮が剥がれてきました。

「そんな世界は壊してしまえ」というタイトルですが、壊れていたのは壱弥の方だったんでしょうか?
この巻ではまだ話が中途半端にしか進んでいないのでまだなんとも言えませんが……。

クオリディア・コード「そんな世界は壊してしまえ」の登場キャラクターたち。右から鵜飼つぐみ、朱雀壱弥、宇多良カナリア、鷹匠詩(たかじょう うた)作画はカントクさん。
(カントクさんの絵っていいですよね。でも、ちょっと絵柄変わった?)

「変猫」の作者、さがら総さんの作品ということで買ってはみましたが変猫よりは劣っている印象。
さがらさんは細かい人間の感情の機微を、面白おかしい日本語を交えつつ豊かに表現していきます。

その作風と、「圧倒的な超能力で敵をブッパするバトル物」との相性が致命的に悪かったんじゃないかな?と感じました。

それに加えて、変猫の「笑わない猫像」の設定や、主人公たちの過去の話などを見ると、さがらさんは凝った「設定」や「世界観」を作るのが得意な作家さんだと思います。
この「クオリディア・コード」系列のように、すでに世界観が決められてしまっている『シェアード・ワールド』というスタイルだとさがらさんのこの良さが活きてきません……。
正直、微妙だったかも。

でも、キャラクターの個性はブッ飛んでいました!変猫、あるいはさがら総さんのファンの方は買ってみても良いかも。「さがら総さんってこんなキャラも書けるんだ……!」という新しい発見がありました。

一応、2巻も出るようなのですが……。買うか悩みます。

それでは今回はこの辺で。また次の記事でお会いしましょう!





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