どうも。ラノベ仙人という者です。
今回はアクセルワールドの12巻を紹介していきたいと思います。
アクセル・ワールド12巻 / 川原 礫
(略称:AW)
おススメ度☆☆☆
ハーレム度☆☆☆☆
お気に入り☆☆☆
<紹介>
前回、ウルフラム サーベラスとの再戦で見事<物理無効化>の弱点を突き、見事サーベラスを追い込みました。しかし、そこでサーベラスに謎の変化が起きます。
サーベラスの頭部に酷似した形状の左肩の口が開き、しゃべりだしたのです!
左肩:「やっと俺の出番か……」
一体サーベラスの身に何が起きたのでしょうか!?
そして今巻でもアビリティ、<理論鏡面>(セオレティカルミラー)の習得に励みます。チユリに誘われ、無制限フィールドに向かい、レーザー攻撃をしてくるエネミーを使ってアビリティの取得を試みます。(チユリはハルユキのために無制限フィールドで3日間もかけてこのエネミーを探してくれていました!)
しかし、いざエネミーに近づこうとしたときでした。ハルユキとチユリは目の前に見慣れない茶色い液体の水溜りに足をとられます。加速世界では……というより、ふつうゲーム内全般でこういう水溜りを踏むとロクなことがありません。毒ダメージか、はたまた移動阻害か……。何らかのバステは確実です。
しかし、チユリはこの茶色い液体を指ですくい……
「ハル、じゃないクロウ、口開けて」
「へっ……?」
「早く、あーん!」
「む、むごもがまぐ!」
なんとチユリはこの得体のしれない液体をハルユキに舐めさせました!(何という事を……)
「何味?」
「……チョコ味……」
「やっぱり」
――なら自分で味見しろよ!
なんと……無制限フィールドの見慣れない水溜りはチョコレート!?
一体ナゼ?このチョコレートの正体は!?そしてハルユキはアビリティ、<理論鏡面>を取得できるのか!?
また、今回のアクセル・ワールド12巻ではハルユキがポイント全損になりかけた時にお世話になった、あの人が再登場です!乞うご期待!
(あの人がまた出てきます!)
<感想>
今回はウルフラム サーベラスの謎が深まったり、ISSキットの正体の手がかりを掴んだり、先代赤の王、レッド ライダーについての話が明かされたり、性別不詳だったあの人が再登場したりと、あらゆる面で話が進んだ巻でした。(続きが気になる!)
詳しいことはネタバレになるので書きませんが、ハルユキが<理論鏡面>アビリティを習得していく過程が読んでいて惹かれました。赤の王の手を借り、チユリと共にエネミーの下に行き、その他にもいろいろな出来事を通してハルユキは「鏡」そのものの極意に迫っていきます。この「鏡」という物に対する考え方はきっと作者の川原礫さんの思想なんでしょうね。
「鏡って不思議ですよね。眺めているとニキビに気が付いたりいろいろネタが浮かんだり深淵なる宇宙の真理に目覚めたりできそうなんですが、いかんせん自分のツラが映るので長時間見ていられません」
(作者紹介文より)
またまた……。「完璧な鏡になればなるほど、鏡に映るものの存在感は増しても「鏡」自体の存在感は希薄になっていく」など、いろいろ『うーん』と考えさせられる内容が多かったです。
ハルユキが<理論鏡面>アビリティを取得できたかどうかは是非、ご自分で読んで確かめて下さい。
それでは今回はこの辺で。また次の記事でお会いしましょう!
《おすすめのラノベ》一覧へ
次巻:アクセル・ワールド13巻の紹介,感想
前巻:アクセル・ワールド11巻の紹介,感想
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image