Re:ゼロから始める異世界生活 23巻 / 長月 達平
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<あらすじ>
スバルは異世界に来てからの記憶を失ってしまいました!
こちらの世界の記憶の無い彼は、日本から急に異世界召喚されたと思いきや、目の前の銀髪少女と自分は既に知り合いで、レムという少女を目覚めさせるためにこの塔にやってきたという話を聞きます。
まったく見知らぬ美少女たちが自分のことを慕い、信頼しているという信じられない状況の中、『死に戻り』という自分の能力も知らないままにスバルの新しい困難が幕を開けるのでした。
<感想・評価>
<5段階評価>
おすすめ度 ★★★★
ハーレム度 ★★★
戦闘・バトルの量:★★★★
ラブコメ量: ★★★
読みやすさ: ★★
<感想>
このシリーズには、最初にスバルが原因不明の死に方をして、その後何度も『死に戻り』して事件を解決するというお決まりのパターンがあります。20冊以上も同じことを繰り返してるのでマンネリを感じていましたが、この23巻ではちょっと感じが違いました。
スバルは記憶を失ってしまい、自分の『死に戻り』の能力も知らない所から異世界生活をスタートさせます。
自分が死んだことを認識できず、『死に戻り』の能力を『予知夢』の能力だと勘違いしたり、エミリア達と改めて知り合ったり。マンネリ・ワンパターンな印象は無く、新鮮で新しい気持ちで読めました!
今回、『死に戻り』をした後のスバルは、記憶喪失しているのに『記憶が無い所からスタートした前回の塔生活の記憶』はあるという、エミリア達にはとても説明しずらい状況に陥ります。記憶が無いスバルは、前の自分がどういう人物で誰から恨みを買っているかも分かりません。エミリア達全員が敵候補です!
信頼していたハズの仲間に疑心暗鬼になっているスバルが印象的でした。この作品ではしばしば登場人物の記憶が消されてしまいます。相変わらず記憶が無くなる恐ろしさが良く描かれてるシリーズです。
記憶を失くしたスバルは、こちらの世界に来てから大活躍していた(らしい)自分、『ナツキ・スバル』を不信がり、エミリア達からの好意も気持ち悪がっているようでした。自分は何もしてあげた覚えが無いのに、周りの人たちは自分のことを好き好き言ってくれる不気味さでスバルが混乱したり、エミリア達を敵だと疑ったり、でも仲間が命を捨ててスバルを庇ってくれてそれが間違いだったと気づいたり。
手探りで新しい人間関係を築き上げていきます。いつも仲間に助けられていたスバルですが、完全に一人ぼっちからのスタートは大変そうでした!
ちょっと残念なことに、プレアデス監視塔の『試験』に関しては何も進みませんでした!一体いつになったら塔の外に出られるのやら。
スバルが記憶を失った件ですが、私の予想ではスバルは何度も死んでいるので、『死者の書』の中にスバルの本があって、それをスバルが見つけて読んでしまったせいで変なことになったのでは?と思ってます。(ただの個人の予想ですし、大分あやふやです)
先が全く見えませんが、それでも最後には主人公は心を決め、先に進む決意をしました。この23巻は苦悩編。次回からが問題解決編になりそうなので楽しみです!(記憶は戻るのか!?)
(『Re:ゼロから始める異世界生活』23巻の感想・評価)
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