医薬ビジランスセンター(大阪市)代表の浜六郎医師に現状を論じて貰った。
アルツハイマー病の進行を遅らせると言う2例目の抗体製剤「ドナネマブ」(商品名ケサンラ)の製造販売を厚生労働省が9月に承認した。
判断の基になった臨床試験データを見ると、昨年承認されたレカネマブ(商品名レケンビ)よりも害が大きい。
最大の害は脳卒中とその為の死亡である。
何方もアミロイドベータを取り除く。
アミロイドベータは神経系だけでなく、血管の筋肉層にも沢山溜まっており、これが取り除かれた事で出血を起こしたと考えられる。
臨床試験の方法にも重大な問題がある。
抑々アミロイド仮説自体が疑わしい。
効果が信頼できず害の大きい物に、それ程のお金を投じる価値は全くない。
米国や日本ではレカネマブもドナネマブも承認された。
然し、欧州連合( EU )やオーストラリアではレカネマブが「効果がリスクに見合わない」として承認されず、英国では何方も承認されたが同じ理由で公的医療制度では使えない方向だ。
例え安価であっても使用すべきではない。
浜 六郎医師 1945年徳島県生まれ。 大阪大医学部卒。 2000年から現職。
同センターの情報誌「薬のチェック」の発行責任者。
愛媛新聞 体から
使用すべきではないらしい。
拘りを捨てた方が良いらしい。
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