然し、この様な方法のみによってしか行政目的を実現できないのでは、現代行政に期待される複雑な役割を果たす事は困難である。
そこで、国民の自発的な協力を得る行政指導と、国民との合意による行政契約と言う活動形式が用いられる事になる。
@ 行政指導
行政庁が、正式に行政行為を発動して国民に作為・不作為を義務付けるのではなく、助言・指導・勧告と言った穏やかな方法で、国民に対して一定の作為・不作為を要望し、国民の自発的な協力を得て行政目的を実現する活動形式である。
A 行政契約
行政庁が、国民と協議し、その任意の同意を求めて相互の契約によって権利義務関係を取り決める活動形式が行政契約である。
給付行政の増大に伴ってその重要性も増している。
以上の活動形式を、伝統的な活動形式と併せて図示すると、次の通りである。
(基準設定) 権利関係の形式) (行政目的の実現)
法律 ------------→ 行政行為 -----------------------------------------→ 行政上の強制措置
行政立法 ↑ 行 政 指 導
行政計画 行 政 契 約
LEC 東京リーガルマインド 法学基礎講座から
ちょっと難しい。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image