2012年08月22日
薬草 薬用植物 ノイバラ
薬草 薬用植物 ノイバラ
分類 バラ目 バラ科 バラ亜科 バラ属 ノイバラ
和名 ノイバラ(野茨)
ノイバラ(野茨、学名:Rosa multiflora)は、バラ科の落葉性のつる性低木。
日本のノバラの代表的な種。沖縄以外の日本各地の山野に多く自生する。
ノバラ(野薔薇)ともいう。
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特徴
高さは2mぐらいになる。葉は奇数羽状複葉で、小葉数は7-9、長さは10cmほど。
小葉は楕円形、細かい鋸歯があり、表面に艶がない。
花期は5〜6月。枝の端に白色または淡紅色の花を散房状につける。
個々の花は白く丸い花びらが5弁あり、径2cm程度。雄しべは黄色、香りがある。
秋に果実が赤く熟す。
同属でやはり身近に出現するもの−にテリハノイバラ (Rosa luciae) があり、こちらは葉の表面にクチクラ層が発達しているため、艶がある。また花は一回り大きく、数が少ない。
道端にも多く出現し、棘が多いので雑草としてはいやがられる。
刈り入れられても根本から萌芽し、根絶は難しい。
分布と生育環境
北海道から九州までと、朝鮮半島に分布する。
野原や草原、道端などに生え、森林に出ることはあまり見ない。
河川敷など攪乱の多い場所によく生え、刈り込まれてもよく萌芽する、雑草的な性格が強い。
利用
果実は営実(エイジツ)と称し寫下薬、利尿薬になり、日本薬局方にも記載されている。
また、バラの園芸品種に房咲き性をもたらした原種であり、日本では接ぎ木の台木に
使用される。
そのため、しばしば栽培中に根本からノイバラが萌芽し、繁茂してしまうことがある。
果実は秋に赤く熟す
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