2012年03月29日
山菜 薬草 カタクリ
山菜 カタクリ
特徴。
早春に10 cm程の花茎を伸ばし、薄紫から桃色の花を先端に一つ下向きに咲かせる。
蕾をもった個体は芽が地上に出てから10日程で開花する[2]。花茎の下部に通常2枚の葉があり、
幅2.5-6.5 cm程の長楕円形の葉には暗紫色の模様がある。地域によっては模様がないものある。
開花時期は4-6月で、花被片と雄しべは6個[3]。雄蕊は長短3本ずつあり、葯は暗紫色。
長い雄蕊の葯は短いものより外側にあり、先に成熟して裂開する[4]。雌蕊の花柱はわずかに3裂している。
地上に葉を展開すると同時に開花する。日中に花に日が当たると、花被片が開き反り返る。
日差しがない日は終日花が閉じたままである[5]。開花後は3室からなる果実ができ、各室には数個-20程の胚珠ができる。
平均で60%程の胚珠が種子となる[6]。胚珠は長さ2 mmほどの長楕円形である。染色体は大型で2n=24である。
早春に地上部に展開し、その後葉や茎は枯れてしまう。
地上に姿を現す期間は4−5週間程度で、群落での開花期間は2週間程と短い。
このため、ニリンソウなど同様の植物とともに「スプリング・エフェメラル」(春の妖精)と呼ばれている。
種子にはアリが好む薄黄色のエライオソームという物質が付いており、アリに拾われることによって生育地を広げている
同様の例はスミレなどにも見られる)。
食用
取ってきたカタクリは茹でて、快晴の日に外のむしろに並べて干して乾燥させる。
乾燥したカタクリは冬まで保存し、正月や冬の日に水やぬるま湯で戻して食べる。
昔はカタクリの鱗茎を掘り起こして石臼でつぶし、そのデンプンを木綿で超し採って乾燥させ、
料理にとろみを与える粉(片栗粉)を作っていた。
鱗茎はそのまま煮たり焼いたりして食べても美味しく、若菜も茹でて食べることができる。
鱗茎はそのまま煮て食べてもおいしく、若葉もゆでて食べられる。
葉は茹でておひたしに、花は湯通しして甘酢かサラダに、花と茎と葉をまとめて茹でて、
おひたし、和え物にもよいが、食べ過ぎると下痢するとのこと。
カタクリを乾燥すると上品な香りと歯ざわりがあり、ほかには求めがたい。
カタクリの乾燥品は高級品扱い。
葉と花を採取し,茹でて水にさらし、おひたし、和えもの、油炒めなどに利用する。
カタクリの若葉は、やわらかな甘みがあり、さっと茹でて煮物、おひたし、和え物などとする。
薬用
片栗粉はでんぷんとして、非常にすぐれており、病中病後の老人や子供の、
慈養食に特に胃腸疾患後には、
おなかにやさしくはたかける。
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