2012年03月26日
山菜 薬草 野草 オオバコ
野草 オオバコ
特徴
日本全土に分布する雑草である。
茎は短く、地面に埋まっている。葉は葉柄があり、さじ型。花は穂状につき、緑色。踏みつけに強く、
人などがよく踏む道路脇などの場所に生える。踏みつけが弱い場所では、高くのびる性質を持たないので、他の草に負けてしまう。
葉や種子は咳止めなどの薬になる。
また、花穂を根本から取り、二つ折りにして、二人が互いに引っかけあって引っ張り、どちらが切れないかを競う遊びがある。
葉が広く大きいことから「大葉子」という。
車前は漢名で、車(牛車・馬車)が多く通る道の端に多く生えることからこの名がついた。
リクガメのエサとしても有名でカルシウムが多い。
採取時期
4月〜5月
7月〜10月(薬用)
生薬
生薬 [編集]オオバコの成熟種子、花期の全草を乾燥したものを、
それぞれ車前子(しゃぜんし)、車前草(しゃぜんそう)といい日本薬局方に収録された生薬である。
また、葉だけを乾燥させたものを車前葉(しゃぜんよう)という。これら3つはともに消炎、利尿、止瀉作用などがある。
漢方では、車前子は牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)、竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)などに配合される。
他の2つは民間薬的なものであり、漢方ではまず使わない。
食用
オオバコのふりかけ
採取時期は9月ごろ。花穂をつみとり、きれいに洗ってから天日に干すと、次々に種が飛び出してくる。
2〜3日すると出なくなるので、花穂を除き、種だけを集める。この種子に1/5から同量の塩を加え、
油けのないフライパンで焦がさないように香ばしくいる。
このオオバコのふりかけを、毎日ティスプーン1〜2杯、ごはんにふりかけて食べる。
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