2012年03月25日
山菜 野草 オオバギボウシ
オオバギボウシ
ぬめりがあッておいしい通人が好む山菜
特徴
高さは50〜100cmくらいになる。
葉は根生葉、形は卵状長楕円形で、葉の長さは30〜40cm、幅は10〜15cmくらいになり、葉柄がつく。
花期は6〜8月で、漏斗型の白色または淡紫色の花をやや下向きにつける。花軸につく蕾が下部から上部へと開花していく。
蕾が和橋の欄干の擬宝珠に似ているので大葉擬宝珠という。
他に、湿地に自生する小形のコバギボウシが知られる。
分布
分布と生育環境等北海道、本州、四国、九州までの広い地域に分布している。
山地の草原や林縁に見られる。早春の若葉は山菜のウルイとして利用される。
食用
ウルイとは、オオバギボウシの若葉、山菜として賞味される。
ウルイ、ウリッパ、アマナ、ギンボ、山かんぴょうと呼ばれる。
北海道、本州北部・中部の山地や丘陵・草原などの湿りけのあるところに自生している多年生草本でユリ科ギボウシ属、
標準和名はオオバギボウシである。ギボウシ属の雑種として20種以上が知られている。
葉の長さは20〜25cm。早春の息吹を伝える。
ビタミン類・ミネラルの他に、
ヌメリ成分の中に多糖類が多く含まれているのでリンパ球を増やして病気に対する抵抗力を高める効果があるとされる。
古くから山菜として食べられてきたが、丈夫で株がふえやすく、葉や花も美しいので、栽培もされており変わった型や種間雑種もある。
薄紫色の清楚な花を咲かせ園芸用に取り扱われていることもある。ここでは山菜としてのウルイを取り上げる。
採取時期
時期は4月下旬〜6月。渓沿いの斜面で採れます。若芽の頃は葉は丸まっているので、茎の根元をナイフで切りとる。
成長すると葉が開く。 葉の丸まった若芽は、毒草のコバイケイソウに、よく似ているので注意する必要がある。
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