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2012年02月22日

艶ばなし 色話 笑い話

久しぶりの投稿 しかも艶話
もう自己流の料理ネタも底をつき、艶話もそろそろネタ切れ

今日はともかく艶話をどうぞ 民話色艶ばなしより
   今日は片道

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むかしむかし、ある所に夫婦ものと男の子が住んでおった。
ある夜子供が眠りかけているころ、亭主が我慢できなくなって女房の布団へはっていったそうじゃ。
「おい、かかあ、おい、かかあー」・
声を殺して、女房をゆりおこした。女房ばっちり目をあけて、
「とーちゃん、あんべー 悪いよ、子供がまだ寝てんから、ちよっと待ってけろ」。
亭主の耳元でささやいた。亭主はどうしても我慢ができんて、
「ええから、ちよっとだけいれさせろ、なあ、ちよっとだけだから、おまえも声たてんじゃねえどー」。
「とーちゃん、あんべー悪いったらー ちよっと待ってけろてばー」。
話をしても、おさまらん亭主はずるずると女房の布団さいり、無理やり女房の中へすべりこませた。
いりこまれたら我慢できないのが女の常、声を出すまいとくいしばった歯のすきまから
「 いー、いー 」と声がもれた。そん時隣にねてた子供がむっくりおきてきて、
「おとうー なにするんやー 」。
亭主はせっかく仕掛けた仕事をやめるわけにいかねーと、思って
「こら平助 今芝居しているところだ、馬さ のって山道登るところだー」。
やがて 亭主の動きがはげしくなると、子供は
「馬っこぐんぐん、走り出したなー」
こんどは女房も、だんだん動き出し、足をあげたり、クビを振り回したり
「いやあー 山道で馬っこ 難儀してるなー」。
子供が感心してみていると、女房が亭主の首にかみついた、亭主も女房の首をぎっちりつかまえた。
亭主の腰が一段と早く、大きく動き出したとき、子供は
「おとうー 馬からおちたら大変だどー おらも、乗ってやる」。
亭主も女房ももう少しで、頂上に上り詰めていたとこで、子供のことも、何んも、かんもわからなくなって、
暴れまくったもんだから、子供は振り落とされて布団の上さ、ひっくりかえったそうな。
「おとうー もっと押さえねば、落ちるっすー」。
子供が叫んだとき亭主も女房も、すっかり登りつめて、おきな息をしたまんま、動かなくなってしまった。
「ははあー 今やっと登ったな、いやー 芝居って 面白いもんだ」。
子供が感心しながら、こんどは母親に、
「山のてっぺんに、ついたのか」 て 聞いたら。
うん ようやく駆け上がって、今 一休みしているところだ」。
亭主も女房もへとへとになって、汗をながしておった。
子供はキラキラと目を輝かせて、
「おかあー 今度は山おりるとこやってみせてくろ」 といった。
母親は、目をとろんとして
「おとうーは 疲れてっから、今日は片道でおしまいだー」。







posted by 豊後国主 at 10:21 | 艶ばなし
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