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貧乏独身アパート どくだみ荘-1

いやー、大変申し訳ありません。
前回から約1ヶ月あまりサボってしまいました。
読者になってくださっていた皆様、本当に申し訳ありませんでした。

さて前回は私と親友が、6畳3畳台所1畳半トイレ付き風呂なしのボロアパート(今だから言えますが、当時口が裂けても大家さんには言えなかった。自分たちの自由になる部屋がもてただけで、十分すぎるほどの贅沢でしたから。)その名も「竹内荘」で新生活をスタートさせたところまでだったと思います。
そして彼は後にこのアパートを「貧乏独身ボロアパート どくだみ荘」と呼ぶようになったのでした。
「独身アパート どくだみ荘」といえば、当時床屋さんなどに「ゴルゴ13」などと一緒によく置いてあった単行本で、同年代の方はご存知の方も多いかと思います。
私と親友は生活が全くの逆で、彼は昼間仕事で夜はアパートに、私は昼間授業のあるときは学校とクラブ(学友会)、夜はコンビニの夜勤(日曜以外は毎日22:00〜8:00まで、きつかった。)だったのでちょうどいいといえば、ちょうどいい生活形態ではありました。
そんな生活が1年も続くと彼は就職していたわけですから収入にも余裕があったので、女の子も呼ぶには恥ずかしいアパートに嫌気が差していったん実家に戻ることになったのです。
結果自分がひとりで住むことになり、当然家賃も全額負担になったわけです。
当時コンビニの夜勤で自給が700円もらえればいいところでしたから、アルバイトの身としては、けっして楽ではありませんでした。
しかも学校との掛け持ちでしたから、実にハードでその結果ヘロヘロに疲れてしまってだんだんと掃除もする気力もないほど疲れていったのです。
たまに彼がやってくると、カップラーメンのカップが汁が入ったまま置きっぱなし、ゴミは袋に入れてたまったままなどまさに「どくだみ荘」の主人公「堀ヨシオ」状態になっていたのです。
そして彼がおもわず「これは竹内荘じゃない、どくだみ荘だ。」とつぶやいたのでした。
今日はこんなところで。

   
プロフィール

でぶくん
年に似合わず、可愛い夢のあるイラストやハムスターが大好きです。
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