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貧乏独身アパート どくだみ荘

お久しぶりです。
前回、中学からの親友に3年ぶりに再会した話を書きましたが、今日は中学校卒業後のいきさつを書きたいと思います。
その親友は、正義感が強く曲がったことが嫌いで信義に厚く僕には性格的にもあう友人だったのですが、どういうわけか勉学には不熱心で、学校ではどちらかといえば、反抗的なほうでした。
学校の教育に対して、「実社会で役に立つことがどれだけあるか。」と常に疑問を持っていたようでした。
いくら学校とはいえ、無意味なことを強制されることが凄くいやだったわけです。
そんなこともあって、残念ながら高校は、僕は公立、彼は私立と別々になってしまいました。
そりゃ無理もないですよ。
彼は、両親が共働きだったのもあって家に帰っても誰からも勉強しろと言われることもなく、家に帰ればコーラ飲んで駄菓子食ってカップラーメン食べて、夕方からは再放送の漫画を見て、親が帰ってきたときだけ勉強した振りしてあとはプラモデル(彼は手先が器用で、模型が好きでうなっちゃうぐらいうまかった。)つくってばかりいました。テストの点が悪くても都合の悪いときは、親にも見せなかったようでした。
僕から見たら天国のような生活ですよ。
高校に入ってからは、僕が部活(体操競技)を始めたのもあって、なかなか会うことが出来ませんでした。
そして、高校卒業後彼は就職、僕は体育大学に進学し別々の道を歩みながらも、彼がすぐに400CCのスズキのGSXを買って、訪ねてきてくれてから毎晩いっしょに遊ぶようになりました。
いやー、寝不足もいいとこでしたねー。
そうこうするうち、もともと体育大学に進学することに大反対だった両親と、僕との間に衝突が起こり、もう家を出るほかに方法がなかったので今まで親の言いなりだった僕自身もこの家にいてはどうしようもないと思い、当時出来始めたコンビニエンスストア(7−11)で夜勤のバイトを始めるようになったのです。
彼も僕の家のことはよく知っていましたので、彼とも話をしそういういきさつから大学3年の新学期から、共同でアパートを借り(家賃を半分ずつ負担。)彼と共同生活するようになったのです。
6畳3畳台所1畳半、トイレ付風呂なし、家賃3万4千円。
名前は竹内荘。
しかし彼は、のちにここを「貧乏独身アパート どくだみ荘」と呼ぶようになったのでした。
続きは、また次回。

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でぶくん
年に似合わず、可愛い夢のあるイラストやハムスターが大好きです。
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