2020年04月13日
ブースの近況
いま、私のいるフロアーは実に閑散としています。
私が2月までいた業務は新型コロナウイルスによる風評被害を防ぐため、架電休止です。
閑散としているのは今月までだという話を聞いていたものの、実は新型コロナウイルスによる業務受注の減少なのかも知れないですね。だとしたら今月までというのもどうなのか。
実際に2月までいた業務を離れた理由というのが、全国に三か所あるO社の拠点のうち、札幌のセンターは他の業務を増やすためブースを空けなくてはならない。だから規模を縮小するのだと聞いていたので、それからするとつじつまが合わなくなってしまいます。
また、これは新型コロナウイルスとは関係ないと思います。
隣にあった業務が、ある日突然なくなりました。
某社タイムレコーダーのサポート。
隣なので、モニターが見えます。
50インチくらいある大きなモニター。
モニターは受信状態を映しています。
受信業務は、“応答率”が大きな課題です。
応答率は何件電話が架かってきて、何件対応できたかです。
普通、90%くらいが目標です。でも見えていたのは46%とか。
半分以上、電話がつながらずに待たされ、あきらめ電話を切った。
オペレーターの画面を見ていても、とてもすることが多く、いろんな画面を開いては対応していました。
私ならとてもやりたくない仕事。時給なら少なくとも1,300円はもらわないと合わない仕事だと思って見ていました。同僚にそのことを話し、時給はいくらなんだろうと聞いたところ、900円。
まさか。
そんなに安い業務なら私はやらない。それよりなんで知っているの?本当なの?
その業務が突然なくなりました。誰もいなくなりました。応答率が悪いから他社のコールセンターに変えられたのかも知れません。応答率が悪いのはオペレーターの質ではなく、オペレーターが足りないからでしょう。
さらには煩雑なオペレーションが要求されるからなおさらです。これはクライアントの担当者がいらないこだわりを持っているからなんだろうと思って見ていました。
他のコールセンターに変えたところで高いお金を払いオペレーターを増員するとは考えられません。
むしろ他社が安い金額を提示してでも仕事を取ろうとするでしょうから、同じことを繰り返すことが考えられます。きっと担当者が無理難題に気付かず押し付けているだけの話です。相場を知らない担当者が招いた不幸です。
私がいるブースでは多くの業務が動いています。某社タイムレコーダーのテクニカルサポートはなくなりましたけど、2月までいた業務、私が今いる業務。パンダがキャラクターのクレジットカード。他にも謎の業務が数か所動いています。一番奥には「スタイリッシュアクションRPG」のメールサポート業務があります。
「スタイリッシュアクションRPG」業務は普段、ブースで一番遅くまで稼働しています。
昨日のことです。18時30分頃でした。その業務のオペレーターさんたちが一斉にブースを出ていきました。私はずいぶん半端な時間に休憩を取るんだと思って見ていました。しかし、いつまで経っても戻ってきません。
ブースが閉鎖されたんですね。新型コロナウイルスで。
不要不急の外出は避けようといわれている昨今、家でRPGの需要は増えそうに思いますが、出勤も制限されているのだから我々の業務が止まるのも仕方ないでしょう。
これであんなにたくさんあったブースの業務。たぶん全部で10くらいあったのが、とうとう二つだけになりました。パンダのカードとインコのカード。昨日は日曜日だからというのもあるのでしょうが、閑散としています。
私の業務だっていつ止まるかわかりません。
止まる理由はこのご時世にそんな用事で電話をしてくるとはけしからんというクレームを避けるためで、会社のイメージを損ねるからというクライアント都合です。または業務の誰かがコロナウイルスに感染するか。
クライアント都合で止まる場合には給与は補償されます。ただし全額ではありません。
信用できるある情報筋によると、クライアントから60%。直接雇用なら60%まるまる受け取れます。
しかし派遣会社経由の場合、派遣会社が一部抜き取るので40%補償だといいます。
これではちょっと辛いですね。
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