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2020年01月15日

移ろい


 思うと五十代って面白いかも知れません。

 仕事でもだいたいの人たちが年下。私はコールセンターで電話を架けているとお客様も年下が多い。
そのため、若い頃に比べると気の遣い方が軽くて済む気がします。

普段は体のあっちが痛い、こっちが痛いとぶーぶー言いながら、それでもまだ自由に歩けます。
精神面ではだいたい世の中のこともわかっていて、たしなめる年になってしまいました。
これから下り坂を転げ落ちていくことは間違いありませんが、意外にいいかも。

ただ、車の運転はピークを過ぎたと思います。
私のピークは四十代でした。

車もそうですが他のことも、老化というのはまず、“目”からくるんですね。
昔はPC画面の隅々まで目が届いたのに、今では端の文字が見えていないこともあります。
そんなことからつい、うっかり見落として必要な情報として吸収できていないことがときにあるんです。


 よく、“〇〇の会”ってあると思います。
〇〇は、出身地であったり、生まれた干支であったり。

私の住んでいた田舎に“兎年会”というのがありました。
あるとき、その兎年会で還暦を迎える人たちを祝う祝賀会に私がいました。
なぜ私がそこにいたのか憶えていません。おそらく、何かの手伝いをしていたのでしょう。

そこには先輩の父親が参加していました。地元の名士でした。
当時の還暦といえば私にとってはもう人間として完成した年代です。
それが今、いつの間にか私にも手の届くところまで近づいてしまいました。


 先輩の父だって、すで他界しています。
先輩だってもう還暦を過ぎてしまいました。時は止まりません。
そうやって世代が移ろいで行くことは当たり前で、仕方のないことでもあります。

先日、いつも服用している薬を処方してもらいに薬局にいました。
ラジオが流れており、ラジオから“テネシーワルツ”が。

なぜか初めて“テネシーワルツ”が良いと思いました。
そして映画「鉄道員(ぽっぽや)」で大竹しのぶさんが口ずさんでいたなと。

このことを今の人に話しました。
やはり“テネシーワルツ”は知らないといいます。

いえ、たぶん聞いたらわかるんです。
でも名前と旋律が一致しないんです。

私が八神純子さんを知らない世代にビックリしたのは三十代半ばのとき。
ということは、当時の私にも知らない時代というのはあったのでしょう。

私にとって常識でもある歌というのは、ちょっと思い出しただけでも

・白い恋人たち(サザンではありません。)
・追憶のテーマ
・ムーンライトセレナーデ
・茶色の小瓶
・クワイ川マーチ
・ボギー大佐

クラシックだと
・剣の舞 ハチャトゥリアン
・天国と地獄 オッフェンバック
・白鳥の湖 チャイコフスキー
・組曲展覧会の絵 ムソルグスキー
・組曲惑星 ホルスト

中でも驚いたのは、組曲惑星より木星を、平原綾香さんの作った曲だと思った人がいたことです。
世代が移ろいで行くと“常識”も変わっていくのはごく当たり前のことなんですね。












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posted by CSおじさん at 23:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 随想
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