2019年09月08日
ドライブレコーダー
“あおり運転”がテレビでもネットでも盛んに採り上げられる昨今。
昔は日常茶飯事だったと思います。
煽られたことはもちろん、煽ったこともありました。
当たり前ですが、今はしません。
昔は、車での移動にかかる時間がただもったいなく、また制限速度で走るのは眠い。
おまけに田舎に住んでおり、遠乗りするときは信号機があまりない道を走ることが多かったので、書けませんがかなりのスピードで走ることが当たり前でした。私だけでなく住んでいた地方の特色でもありました。
私が大人しく走るようになったのは2006年4月、仕事で遠くへ移動する途中、峠の手前でスピード違反により検挙されたのがきっかけでした。突然、左前方で赤色灯が回転し、パトカーだとわかりました。
路肩で車載レーダーです。
レーダー探知機は付けていましたが、鳴ったときにはもう遅い、というものです。
まず、スピードメーターを見ました。でもすでにブレーキを踏んでいたので正確な速度はわかりません。
しかし、まず頭をよぎったのは
「免停か?」
しかし17km/h超過、思ったより軽く済みました。
それでも反則金12,000円。
なぜだか知りませんが、私は生涯で切られた交通違反キップを全部とってあります。青も赤も。
仕事というのは、一軒いくらという作業。あのときは確か30,000円の仕事だったので、それが18,000円の仕事になっちゃった感じです。
それも20年くらい無事故無違反でいたあと平成初、久しぶりの検挙です。
かなりショックを受けました。
以来、制限速度プラス10km/hをキープするようになりました。
そうなると煽る必要もなくなります。
でも煽りって面白いと思ったことがあります。
仕事で遠乗りの途中、私は追い越され前に割り込まれました。
無理して追い越し私の前に入ったところで到着時間は変わらないだろうに。
それに腹を立て、若かった私は車間距離を詰め煽ったのです。
その日は雨で、割り込んだ車の前には大型車が走っていました。
面白いというのは、私が煽ると前の車はその前の大型車に接近します。
雨だったので、大型車の水しぶきが前の車に当たります。
なにも私に煽られたからといって、前の車に詰める必要はないでしょう。
そのままの速度で走れば良いのに。
しかし運転手は速度を上げ前の大型車に詰め、時おり振り返り、こっちにイライラしているそぶりを見せていました。
昨今、あおり運転が採り上げられるようになったことで今後、あおり運転がなくなることを期待します。
しかしこの風潮は、ドライブレコーダーのおかげに他なりません。
あれは私の、30歳の誕生日でした。
北海道〇〇〇〇〇〇〇〇部長会議というのが札幌であり、それに向けて走っていたときです。
夜には“すすきの”だったので、もうウキウキです。
前に5台くらいダンプが走っていました。
3台目の追い越しだったでしょうか。
対向車線に出ると、追い越そうとしたダンプも対向車線に出て追い越せません。
何度か同じことをしていると、後ろからさっき追い越したダンプが今度は私を追い越してきました。
そして幅寄せ。私は急ブレーキ。ダンプの集団に完全に囲まれていました。
良く言えば、ダンプたちのチームプレイです。
いやいや、共同危険行為です。
ダンプは白ナンバー。
初めに追い越すときからイヤな予感がしていました。
もしあの時、ドライブレコーダーで撮影していたら、ニュースで放映されたろうと思います。
近代、思ったのは身の回りに時計が増えたことでした。
昔は部屋の時計といえば柱時計と目覚まし時計。腕時計。それくらい。
それがストーブや炊飯器など家電に。スマホに携帯、テレビ、パソコンなどなど。
今はカメラですね。
防犯カメラは犯罪者の検挙に役立っています。
渋谷のハロウィン、軽トラック横倒し事件の容疑者確保は大したものです。
昔、写真を撮影するにはカメラを持って、たとえば24枚撮りのフィルムを撮りきって千数百円払って現像し、一枚何十円払ってプリント。しかも出来上がりまで数日かかるのが“写真”でした。
もし、あのときすでにスマホがあったなら、撮っておきたかった風景がいくつもいくつもあります。
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