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2019年06月19日

再会できず


 昨夜2019/06/18「ラジオ」で私は「目覚めた」と書きました。

目覚めたというのは、世間に目が行った または 開眼したつもりで書きました。
自ら周囲に目を向け行動範囲が広がる。言い換えると成長した時期です。
それが私の場合、小学5〜6年のとき。また高校2年がそうでした。
その頃はとても楽しい思い出として残ります。

その小学5〜6年の担任をしてくれた先生がいます。
小学校は東京都江戸川区にあり、先生は毎朝千葉県から通っていました。

なぜかわかりません。先生とはいまだに年賀状のやり取りがあります。
年賀状には以前、電話番号が書かれていました。
昨年の2月、懐かしく思い電話をかけてみました。

40年振りに聞く声でした。
私たちを送り出した後、しばらくして結婚し今では平日、孫の子守をする毎日だそうです。
もう40年以上たっていますが当時のことをよく憶えていてくれました。

そして先生はまだ北海道に来たことがなく現在、北海道旅行を計画中とか。
それは偶然。ぜひ会いたいと話しました。

その後、特に連絡を取り合うこともなく今年になり、4月にまた電話してみました。
北海道旅行は終わってしまったのかと。
すると昨年は計画できず、今年に延期された。6月に計画しているとのことでした。

 それは会いたい。ぜひ会いたい。

とても楽しみにしていたのですが、、、
6月になり連絡してみると、友人と二人で来ると言います。
しかし、函館旅行にしたと。

私はてっきり札幌へ来るものだと思っていました。
ところが函館。なるほど、夜景を見るなら私は函館の方が良いと思います。
今では札幌の夜景が函館を追い抜いたと聞きますが私、とてもそうは思えません。
それも夜に行って“夜景”を見るのではなく、明るいうちから暮れていくところを見るのが良いんです。

函館の夜景を見るのは函館山からで、函館山山頂には“レストラン ジェノバ”があります。
レストラン ジェノバ横には外に大きなカメラが置いてあります。
函館山からの映像を発信しているライブカメラです。

このジェノバでビール、ワインでも良いでしょう。
飲みながら暮れていく情景を観るのは何とも贅沢で良いんです。

 ただ、先生は北海道の地理というのをどこまで把握しているのでしょうか。
函館、札幌間は最短で300km。とても先生方を「迎える」距離ではないのです。
こっちも函館までの旅行になってしまいます。

仮に札幌だったら、観光も限られてしまいます。
小樽にお連れし運河やオルゴール堂、天狗山、北一ヴェネツィア美術館など。
札幌では時計台、大倉山ジャンプ場、白い恋人パーク、食べるのは良いが観るのはあまり、、かな?

それでも札幌だったらお迎えして案内できたでしょう。
ですが函館なら、、
仕事を二日休み、一泊の予定でJRで行ったとしましょう。
ざっと計算して8万円かかります。

迷っていましたが、そこへ私の母の容体悪化。
先月私が行ったことで無理をさせたようなのです。
私はせっかく来たので、なるべく母のそばにいましたが、母は殆ど寝ています。
起きたときに話をしますが、それだけでも母にしてみれば相当体力を消費したのだと思います。

結果、函館で会う話は無しになりました。
もっとも経験上、きれいな思い出を追いかけると必ず、思い出は幻であると気づかされます。

これで良いんです。








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