お恥ずかしい話を。
我が家は仏教でなく神道(しんとう)です。
お寺の檀家ではなく、神社の氏子(うじこ)です。
「神棚」というのを初めて知ったのは、小学5年生だったと思います。
2017/8/22「心霊体験(3)」に書いた家に引越すとき。
土地が悪いからと、家に神棚を置くことを勧められたそうです。
しかし、それは稀なケースであり、
今は「核家族」が当たり前なので、実家に神棚はあるけど、自分の家にはない。
ということが多いのではないでしょうか。
神棚には米、塩、水を供えるようになっていて、正月に松の内(1/1〜1/7)はお神酒(おみき)も供えます。
そのお供えは毎日取り換えます。
取り換えは一家の家長がするというのが決まりだというのは、いつからか憶えていませんが、常識として心得てはいました。
お恥ずかしい話というのは、ようやく私がお供えを取り換えるようになったことです。
私は今月で結婚30年目になります。
私の場合も現代の例に漏れず、結婚を機に核家族として実家を離れました。
結婚当初、家に神棚はなかったのですが、両親が遠くへ引っ越すことになったため、それを境に神棚を預かりました。
同時に妻が朝にお供えを取り換えるようになったので、私はそれに甘えて任せっきりにしていたのです。
それがある日、友人から指摘され私も同感。
ようやく私がするようになりました。
お供えを取り換えること自体、それほど時間はかかりません。
今まで何で任せっきりにしたのだろうと、同時に肩の荷が下りた気がします。
反省!
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歳を重ねると親戚・知人の葬儀に参列した経験も増えますし、自身も段々あちらの世界に近付きます。
しかし、なかなか神道には触れる機会は少ないと思います。
よく知られていることとして、仏教での「通夜」は、神道では「前夜祭(通夜祭)」。
「告別式」は「発送祭(葬場祭)」。
仏教だと法要は、四十九日、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌ですが、
神道では、十日祭、百日祭、一年祭、三年祭、五年祭、十年祭、二十年祭です。
また、仏教で通夜に包むのは「ご霊前」、年忌法要では「ご仏前」です。
神道では、「玉串料(たまぐしりょう)」。
仏教の通夜や告別式だと「ご焼香」ですが、神道では「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」です。
これは、座っているところへ「お香」が回ってくるのでなく、参列者が神前へ行き「榊(さかき)」を供えるというものです。
もう一点、あまり知られていないことです。
墓地へ行くと、仏教と神道の墓石はすぐさま見分けが付くというものです。
仏教徒の墓石は一番上の頂点が平らです。しかし神道は尖っています。
ご存知でない方はいつか、墓地へ行ったとき確認してみてください。
2018年04月03日
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