2018年02月20日
スクリーンセーバー
今ではもうあまり聞かなくなりましたが「スクリーンセーバー」というソフトがありました。
まだパソコンやワープロ専用機の画面がCRT、ブラウン管だった頃に画面の焼き付きを防ぐため、画面に動きを与えるソフトでした。
WindowsやMacintoshのパソコンが世に出る前、ワープロ専用機や銀行のATMなどブラウン管に、待機時にはいつも同じ画面を映し出していることがありました。
例えばワープロ専用機なら、
新規作成
更新
印刷
といったメニューの文字であるとか、ATMなら
ご入金
お引出し
お振込み
といった文字が表示されているといった具合です。
実際に操作しているときには違う画面になりますが、大抵は待機画面がずっと続きます。
そうするといつの間にか、待機時間の表示内容がそのまま電源を切った状態でも画面に焼き付いてしまうことがありました。
古いワープロや昔のATMで見たという方もいらっしゃるのではないですか?
それを防ぐため、待機時の画面には動画を表示させておいて、メニュー画面に特定の焼き付きをさせないソフトとして使われたものです。
実際には5分間とか10分以上、操作のない状態が続くと、画面が動画になるという仕掛けです。
また、離席時には動画に切り替わることで、画面の内容が他人から見られないようになるというセキュリティにもなっていました。
ところが今では画面も性能がよくなり、まして今だとブラウン管でなく液晶です。
さらには情報漏洩に厳しくなった今では、スクリーンセーバーよりも席を立つときにはモニターを消すという場合が多くなっていると思います。
だからスクリーンセーバーも役目を終えたように思います。
皮肉なことにそんな過渡期に一時、スクリーンセーバーが地味に活躍していたと思うのです。
スクリーンセーバーは動画であれば良く、内容は何でも構いません。
昔はWindowsに標準で付属するスクリーンセーバーがよく使われていたと思います。
それらにはタイトルがあり「宇宙飛行」とか「ロゴ」なんていうのはご存知の方も多いと思います。
でもその前に、AppleコンピュータのMacintoshシリーズ用に売られていた“After Dark”というスクリーンセーバーがありました。あとからWindows用に移植されたものも売り出されていました。
初めは画面の焼き付きを防止するためのソフトが見ていて楽しいために、それ自体が商品として売れているという時期があったのです。
このAfter Darkにはいくつものテーマがあり、古くは画面の中を魚が泳ぎ、PCがあたかも水槽であるようにしたもの。また、トースターや様式便座に翼が生えて飛んでいくもの。トラクターで芝を刈っていくいく先から、芝が伸びていくもの。いろいろありました。
中でも好きだったのが、この「You Bet Your Head」です。
横で博士らしき人が軽快な音楽で回答者にクイズを出します。正解だと「That's Right!」。
不正解だと「Wrong!」、時間切れでは「Time's Up!」で横にいる金づちが
「んっ!」っと回答者を叩き潰します。
(YouTube:Cippykins)
また、他にも“Bad Dog”があります。
犬が画面を壊していくというものです。
パソコン画面の壁紙を「ビリ!」っと破っては内部に入り込み、配線に噛みついてショートさせたり、足で体を掻いて画面に毛を散らかしたり。
ときどき飼い主に「Bad Dog!」と叱られ、「クーン、、」としょげて歩いて行きます。
そうかと思うと、「ワンワン!」と元気よく画面を走り回り、また怒られてしょげたりと犬の憎めない性格が見えてくる気がします。
(YouTube:Mario Martino)
大好きなのは、犬が画面を滑り、に右下にある「ゴミ箱(Trash)」にぶつかると、ゴミ箱が倒れて本当のゴミが散乱します。犬は笑ってごまかすというアニメーションです。
(YouTube:Infinisys)
見づらい画質ですが、12’48”にゴミ箱を倒しています。
今でも手に入るのなら、ぜひ欲しいソフトです。
まだパソコンやワープロ専用機の画面がCRT、ブラウン管だった頃に画面の焼き付きを防ぐため、画面に動きを与えるソフトでした。
WindowsやMacintoshのパソコンが世に出る前、ワープロ専用機や銀行のATMなどブラウン管に、待機時にはいつも同じ画面を映し出していることがありました。
例えばワープロ専用機なら、
新規作成
更新
印刷
といったメニューの文字であるとか、ATMなら
ご入金
お引出し
お振込み
といった文字が表示されているといった具合です。
実際に操作しているときには違う画面になりますが、大抵は待機画面がずっと続きます。
そうするといつの間にか、待機時間の表示内容がそのまま電源を切った状態でも画面に焼き付いてしまうことがありました。
古いワープロや昔のATMで見たという方もいらっしゃるのではないですか?
それを防ぐため、待機時の画面には動画を表示させておいて、メニュー画面に特定の焼き付きをさせないソフトとして使われたものです。
実際には5分間とか10分以上、操作のない状態が続くと、画面が動画になるという仕掛けです。
また、離席時には動画に切り替わることで、画面の内容が他人から見られないようになるというセキュリティにもなっていました。
ところが今では画面も性能がよくなり、まして今だとブラウン管でなく液晶です。
さらには情報漏洩に厳しくなった今では、スクリーンセーバーよりも席を立つときにはモニターを消すという場合が多くなっていると思います。
だからスクリーンセーバーも役目を終えたように思います。
皮肉なことにそんな過渡期に一時、スクリーンセーバーが地味に活躍していたと思うのです。
スクリーンセーバーは動画であれば良く、内容は何でも構いません。
昔はWindowsに標準で付属するスクリーンセーバーがよく使われていたと思います。
それらにはタイトルがあり「宇宙飛行」とか「ロゴ」なんていうのはご存知の方も多いと思います。
でもその前に、AppleコンピュータのMacintoshシリーズ用に売られていた“After Dark”というスクリーンセーバーがありました。あとからWindows用に移植されたものも売り出されていました。
初めは画面の焼き付きを防止するためのソフトが見ていて楽しいために、それ自体が商品として売れているという時期があったのです。
このAfter Darkにはいくつものテーマがあり、古くは画面の中を魚が泳ぎ、PCがあたかも水槽であるようにしたもの。また、トースターや様式便座に翼が生えて飛んでいくもの。トラクターで芝を刈っていくいく先から、芝が伸びていくもの。いろいろありました。
中でも好きだったのが、この「You Bet Your Head」です。
横で博士らしき人が軽快な音楽で回答者にクイズを出します。正解だと「That's Right!」。
不正解だと「Wrong!」、時間切れでは「Time's Up!」で横にいる金づちが
「んっ!」っと回答者を叩き潰します。
(YouTube:Cippykins)
また、他にも“Bad Dog”があります。
犬が画面を壊していくというものです。
パソコン画面の壁紙を「ビリ!」っと破っては内部に入り込み、配線に噛みついてショートさせたり、足で体を掻いて画面に毛を散らかしたり。
ときどき飼い主に「Bad Dog!」と叱られ、「クーン、、」としょげて歩いて行きます。
そうかと思うと、「ワンワン!」と元気よく画面を走り回り、また怒られてしょげたりと犬の憎めない性格が見えてくる気がします。
(YouTube:Mario Martino)
大好きなのは、犬が画面を滑り、に右下にある「ゴミ箱(Trash)」にぶつかると、ゴミ箱が倒れて本当のゴミが散乱します。犬は笑ってごまかすというアニメーションです。
(YouTube:Infinisys)
見づらい画質ですが、12’48”にゴミ箱を倒しています。
今でも手に入るのなら、ぜひ欲しいソフトです。
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