コールセンターおじさんのブログ

　今日は同じブースの親友と飲んできました。
予定外にこんな時間まで。

帰りはバスも電車もなく、タクシーしかありません。
最後は駅の北口側の店で飲んで、友とさよならし、友は西方向へ。
私は東方向へ帰ります。
しかし、駅の北口からタクシーに乗ると、遠回りになります。
駅を通過して南口に出ようとすると、、、

ドアがロックされています。
駅の中は電気が煌々と点いているのにです。

まあまあ、終電はとっくに出てしまっているのだし、それは仕方がないので駅をぐるっと回って南口まで行くことにしました。

　そこで見たのはホームレスです。

駅の中に入ることもできず、ドアに背を当ててうずくまるようにしています。
幸い、顔が隠れるくらいの外套は羽織っていたので、外気に直接さらされることはないでしょう。

ですがスマホを取り出し、外気温を見ると-4.7℃。

あとで乗ったタクシーの運転手から聞くと、5:30には駅のドアが開くとのこと。
しかし、あの時点であと2時間半はありました。

うっかり寝てしまうと凍死する危険も大きくあります。

昔はホームレスの人たちが地下街で夜を過ごしていると聞いていました。
何年前からでしょうか、地下街から追いやられるようになったのは。



かなり前からバリアフリーとか、ノーマライゼーションとか聞くことはあったのに、身体的な要因ではなく、社会的、または身上的なことはおざなりになっているような危機感を覚えます。

私はときに、通勤カテゴリでモラルを守らない人たちに直接文句を言うことがあると書きます。
けど駅や地下街から追い出され、寒さに凍えているホームレスの人たちにかける言葉はありません。

政治家に陳情すれば良いのでしょうか。
それとも政治家になるしかないのでしょうか。

※これをアップする今でさえ、駅の中へ入ることができるまで、まだ1時間以上あります。