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2018年01月12日

懐かしい文具 2点

 文房具って、好きなが人が多くいますね。
皆、小学生や中学生だった頃に必ず文房具には接しています。

今日は2点、取り上げてみます。

・マジックインキ

magicink.JPG

1953年に寺西化学工業株式会社が発売した油性のマーカーです。
「マジックインキ」という名前は、この寺西化学が発売した油性マーカーの商品名ですが、油性マーカーを総じていまだに「マジック」と呼ぶことが多いと思います。
今では当たり前の文房具です。しかし発売当時は「何にでも書ける」という革命的な商品だったそうで、マジックインキ本体には「どんなものにも書ける魔法のインキ」って書いてあります。
当時は、魔法のようなインキだから、マジックインキだったのですね。
また、クエスチョンマーク「?」が特徴的でもありました。

 ただし欠点がひとつありました。キャップが取りづらいこと。
経験あるのではないですか?
しばらく使っていないと、固くなり小さなキャップは手が滑り、歯で開ける人もいたようです。

その点、他社から発売された油性マーカーはキャップが大きくなっており、手で開けるのも容易でした。
写真はシャチハタのアートラインです。↓

artline.jpg

もし、「どっちを買いますか?」と聞かれたら、私ならシャチハタを買うと思います。
キャップが取りづらいことを知っていれば皆そうすると思います。

なぜ、寺西化学は改善しなかったのか。
このキャップが小さいデザインで意匠登録していたからだそうです。
革命的な商品だったからこそ、そうしたのでしょう。それが仇になったと考えられます。

でも、いつの間にかキャップが大きくなったようです。

magicink_n.jpg

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・ダーマトグラフ

dermatograph.jpg

 確か先生が採点をするのに赤を使っていた。それを見た記憶があります。
鉛筆は通常、芯の周りが木の軸になっています。しかしこれは木ではなく紙で、先端から糸が出ており、糸を引くと紙が剥けていくものでした。

dermatograph_m.jpg

鉛筆削りがいらない。
また、削りカスが出ないので、なぜか高級感を感じました。

でも一度、買った気がするくらいで、継続して使ったことはありません。
多分、一回やってみて「ああ、こんなもんか」と、ガッカリしたんだと思います。
そもそも赤鉛筆自体、そんなに使う機会がありませんでした。

このダーマトグラフは三菱鉛筆が発売しており、別名は「皮膚鉛筆」です。
病院では特にそのように呼ばれていて、由来は手術を行う際、メスを入れる箇所に印を書いたことから。

“Dermatograph”の「Dermato」はギリシャ語で「皮膚」。「graph」は「記録」だそうです。





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