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2017年11月01日

逃げの口実

私は今、コールセンター勤務をしていて、3か月おきに契約更新して飽きたらだいたい1年ごとに会社を変えています。
この街へきて10年経ちました。初めからコールセンターだったわけではなく、行きついた先がコールセンターだったのです。
それまでいろいろな仕事をしてきましたが、一言でいうと広く浅くなわけで、特に「この道のプロ」といったわけではありません。

ここへ来て間もなくの頃は高校時代の友人と何度か飲みに行きました。
友人はずっとこの街に住んでいるので、「よく来たな!」という感じでした。
建売系の不動産会社に勤務する彼は、会うたびに必ず「家」の話をしてきました。
あるとき、家の家賃を聞いてから飲みに行くことはプッツリと途絶えてしまいました。
決して安い家賃ではないと思います。が、すでにそのとき40歳半ばだったので、
「これは無理!」
そう思ったのかも知れません。(チッキショー!笑)

田舎では、何人かの友人は社長で、何人かは孫がいて、はた目には「安泰」に見えます。
でも、不動産屋の友人は当時、課長で、上からの締め付けと下からの突き上げが辛いとこぼしていましたし、社長は社長できっと大変でしょう。この時代だから。

私はコールセンターに勤めてしばらく「通し」と呼ばれる朝9時から夜9時勤務もしていました。しかし、50歳になった頃から通しなんてできる体力はなくなりました。今では8時間勤務もやっとです。(笑)
社長でも課長でもない私が稼ぐにはただ勤務時間を重ねるしかありません。

コールセンターでは管理職をしたところで役職手当はありません。拘束時間が長くなる分、実入りも良いのでしょうが、この歳で管理職にお声がかかることはないでしょうし、何か役職に付いたら好きなときに辞めづらくなるでしょう。

だから今のスタイルが良いのです。

この歳だと何か大きな夢を持つこともなくなりました。
夢は子供が自分たちで果たして欲しいと思います。

学校が隠蔽体質を持つのにはいろいろな理由があるのでしょう。
校長の経歴にキズが付かないよう事なかれ主義というのは反対でしたが、何となくそれもわかる気になってきました。

あとは「目指せ!年金!」です。もらえるのかな?(笑)

特に若い頃、自分の家は持ちたいと思っていました。
でも、ないならないなりで「引っ越し」という楽しみがあります。
住んでみればどこでも、その土地の特徴があるから、それに触れるのも楽しみです。

会社をしょっちゅう変えているとはいえ、同じ派遣会社から派遣先を変えるだけだったり、コールセンター勤務を始めて早々に知り合った人を頼るとか、人間関係は続いています。

夢を持つのは自由です。
若い頃は無限の可能性があります。
私が初めて夢をあきらめたのは確か30歳半ば。
単車の免許を取ることでした。それから世界旅行。

けど、私は車で死にかけた事故を起こしていますので、単車に乗らなくてよかったかも知れない。

ほとんど、逃げの口実です。(笑)





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posted by CSおじさん at 00:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 随想
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