2017年09月27日
未来から来たご先祖さま
タイムスリップものが好きです。
タイムスリップものなら何でもというわけではありませんが。
映画だと「ターミネーター(1)」「戦国自衛隊(1979年作品)」。
他にもいろいろありますけど、他はどうも・・。
ドラマでは「Jin -仁-」「ぼくの夏休み」、マンガでは「漂流教室」とか。
過去と現代がリンクしていて、ストーリーに矛盾のないものが好きです。
当たり前すぎて、あまり考えないことですが、人はいつも時間とともに過ごしていて、
楽しいことは少ないのに、面倒なこと、辛いこともたくさんあり、辛いことは歓迎しないのに、乗り越えてみるとそこには前より成長した自分がいる。
振り返ってそれを「歴史」というんじゃないですか?
楽しいことがあったとき、たとえば誰かと会って楽しい時間を過ごした。
その後、「昨日の今頃はまだ一緒に過ごしていたのに。」なんて「回想」することはありませんか?
昨日、松本零士先生の「戦場まんがシリーズ」に触れました。
松本零士さんの作品はとても数多く、「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」が著名ですね。
中には「男おいどん」という作品があります。実はこれ、松本零士さん初の大ヒット作品です。
九州から上京した浪人生、大山昇太(おおやま のぼった)が主人公です。
Wikipediaでは「上手くいかない、情けない若者の姿」とあります。
実は松本零士先生の回想録ではないか?との話も。
ただ、きっと多くの人たちの共感を得る作品だと思います。
昔の木造2階建てのアパート、「下宿館」に住み、部屋は4畳半。
下宿館は学生が多く、女性との接触もあるものの皆、結婚や卒業で幸せになり、いつも大山昇太の片思いで終わる。何かあるごとに、下宿館のオーナーである“バーサン”に同情され慰められる。
そんな下宿館で斜め向かいの部屋に住むスケ番の高校生が、ある夜、集団乱闘で車道に転び、車に轢かれて死ぬというアクシデントがありました。
それを聞いた大山昇太は、いたたまれず、公園に出かけます。
ついさっき、大山昇太はそのスケ番の高校生と公園のベンチに並んで座り、一緒にコーラを飲んでいたのです。
みると、コーラの空き缶がまだベンチに置いたまま、ありました。
楽しい出来事を運んできてくれる「時間」は良いヤツで、楽しかった出来事を遠ざけてしまう「時間」は残酷です。だけど、「時間」を抜きに何も語ることはできません。
私がタイムスリップものを好きになったのは、小学生のときに読んだ、マンガが始まりだと思います。
“週刊少年ジャンプ”1976年の2号に読み切りで載った、「未来から来たご先祖さま」です。
何しろ、消えかけている古い古い記憶。
数年前、登場人物とかストーリーなど憶えていることを頼りにネットで検索したところ、タイトルはどうやら「未来から来たご先祖さま」だということがわかりました。
いま改めて検索してみると、数年前に比べてヒット数はかなり減ってしまったと思います。
主人公は野中久太郎(のなか きゅうたろう)くんという少年。
ある日、ひょんなことから過去へタイムスリップしてしまいます。
タイムスリップしたのは、江戸時代後期だったか、明治の初期。
タイムスリップ物のお約束で、未来の文明を過去で紹介すると思います。
でも、その当時の「現代」だって今からすると40年以上前です。
スマートフォンはもちろんのこと、まだ当時はテレビゲームもなかった。
何を紹介したのでしょう?
たぶん、テレビやラジオっていうのがあって、街には車が走っているといったところでしょうか。
野中くんも昔の遊びに、カルチャーショックを受けます。
トイレには苦労したでしょうね。
昔の少年は野中久太郎という名前を、「最中食ったろう」みたいだと、からかいます。
それでも、子供たちはすぐに解け合いますから、仲良くなって現代の親を心配しながらも記念写真に写る。
夕日がきれいな日でした。
現代の親は、たまたま写真整理をしていて、先祖の集合写真を見つけます。
その中に、久太郎くんが写っているのを見て、
「久太郎そっくりだね、誰だろう?」
と話します。
夕方になっても久太郎くんは家に帰ってきません。
どうしたんだろうと心配する母親は、夕日をみています。
タイムスリップものなら何でもというわけではありませんが。
映画だと「ターミネーター(1)」「戦国自衛隊(1979年作品)」。
他にもいろいろありますけど、他はどうも・・。
ドラマでは「Jin -仁-」「ぼくの夏休み」、マンガでは「漂流教室」とか。
過去と現代がリンクしていて、ストーリーに矛盾のないものが好きです。
当たり前すぎて、あまり考えないことですが、人はいつも時間とともに過ごしていて、
楽しいことは少ないのに、面倒なこと、辛いこともたくさんあり、辛いことは歓迎しないのに、乗り越えてみるとそこには前より成長した自分がいる。
振り返ってそれを「歴史」というんじゃないですか?
楽しいことがあったとき、たとえば誰かと会って楽しい時間を過ごした。
その後、「昨日の今頃はまだ一緒に過ごしていたのに。」なんて「回想」することはありませんか?
昨日、松本零士先生の「戦場まんがシリーズ」に触れました。
松本零士さんの作品はとても数多く、「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」が著名ですね。
中には「男おいどん」という作品があります。実はこれ、松本零士さん初の大ヒット作品です。
九州から上京した浪人生、大山昇太(おおやま のぼった)が主人公です。
Wikipediaでは「上手くいかない、情けない若者の姿」とあります。
実は松本零士先生の回想録ではないか?との話も。
ただ、きっと多くの人たちの共感を得る作品だと思います。
昔の木造2階建てのアパート、「下宿館」に住み、部屋は4畳半。
下宿館は学生が多く、女性との接触もあるものの皆、結婚や卒業で幸せになり、いつも大山昇太の片思いで終わる。何かあるごとに、下宿館のオーナーである“バーサン”に同情され慰められる。
そんな下宿館で斜め向かいの部屋に住むスケ番の高校生が、ある夜、集団乱闘で車道に転び、車に轢かれて死ぬというアクシデントがありました。
それを聞いた大山昇太は、いたたまれず、公園に出かけます。
ついさっき、大山昇太はそのスケ番の高校生と公園のベンチに並んで座り、一緒にコーラを飲んでいたのです。
みると、コーラの空き缶がまだベンチに置いたまま、ありました。
楽しい出来事を運んできてくれる「時間」は良いヤツで、楽しかった出来事を遠ざけてしまう「時間」は残酷です。だけど、「時間」を抜きに何も語ることはできません。
私がタイムスリップものを好きになったのは、小学生のときに読んだ、マンガが始まりだと思います。
“週刊少年ジャンプ”1976年の2号に読み切りで載った、「未来から来たご先祖さま」です。
何しろ、消えかけている古い古い記憶。
数年前、登場人物とかストーリーなど憶えていることを頼りにネットで検索したところ、タイトルはどうやら「未来から来たご先祖さま」だということがわかりました。
いま改めて検索してみると、数年前に比べてヒット数はかなり減ってしまったと思います。
主人公は野中久太郎(のなか きゅうたろう)くんという少年。
ある日、ひょんなことから過去へタイムスリップしてしまいます。
タイムスリップしたのは、江戸時代後期だったか、明治の初期。
タイムスリップ物のお約束で、未来の文明を過去で紹介すると思います。
でも、その当時の「現代」だって今からすると40年以上前です。
スマートフォンはもちろんのこと、まだ当時はテレビゲームもなかった。
何を紹介したのでしょう?
たぶん、テレビやラジオっていうのがあって、街には車が走っているといったところでしょうか。
野中くんも昔の遊びに、カルチャーショックを受けます。
トイレには苦労したでしょうね。
昔の少年は野中久太郎という名前を、「最中食ったろう」みたいだと、からかいます。
それでも、子供たちはすぐに解け合いますから、仲良くなって現代の親を心配しながらも記念写真に写る。
夕日がきれいな日でした。
現代の親は、たまたま写真整理をしていて、先祖の集合写真を見つけます。
その中に、久太郎くんが写っているのを見て、
「久太郎そっくりだね、誰だろう?」
と話します。
夕方になっても久太郎くんは家に帰ってきません。
どうしたんだろうと心配する母親は、夕日をみています。
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