2020年06月06日
昔とのCM比較
たまたまYouTubeの関連動画に1985年TVのCM集があったので見てみると今と大きく違いますね。
映像、音楽系のメディアが移り変わりました。
ビデオカセットのCMがけっこうあります。同じくビデオカセットレコーダーのCMもけっこうあります。
まだVHSと8ミリビデオが大勢を占めており、S-VHSのCMは見られませんでした。
いまビデオカセットテープはおろか、DVのカセットも視聴不可。
何だったんでしょう。
私が子供の頃、動画を記録できるなんて信じられなかったのに、それが可能になしました。
実際には8ミリカメラがあって、お金をかけたい人は旅行などを8ミリカメラで撮影もしていました。
しかし、撮影したフィルムは現像する必要があったし、再生するにも映写機をセットしなければならず、部屋を暗くして見る必要がありました。さらには映像だけで音声はありません。
それがビデオカメラとビデオテープさえあれば撮影したものをビデオデッキで再生するとTVで視聴することができる。TV番組だって映画だって記録できるようになりました。
私の子供たちはVHS → S-VHS → 8ミリビデオ → DVと4つのメディアをまたいで成長が記録されましたが、一部DVDに変換されたのを残して事実上、見ることができなくなりました。
黎明期だからと諦めるべきでしょうか。
TVのCMもブラウン管テレビです。
もうそろそろ「ブラウン管って何?」そんな時代なのでしょう。
アルコールはビールです。発泡酒の類ではありません。ウォッカのCMもありました。
あとタバコですね。「マイルド」なんて言っています。これがけっこうあるんです。キャメルとか、スピークラーク、ラッキーストライクとか。マイルドセブンセレクト、マイルドセブンFKなんてありましたね。
パソコンのCMもかなり、やっていました。
当時のパソコンはまだ性能が貧弱で、ゲーム機として使うにしては高価過ぎました。
家庭用・個人用に使われるようになったのはワープロソフトがあったからでしょう。これから牙城を築き上げようとしていたNECのPC-98シリーズ。PC-98が売れたのはワープロソフト“一太郎”のおかげに他なりません。
今では信じられませんが、一太郎はPC-98専用でした。Windowsもまだない時代はアプリケーションに互換性がありません。PC-98のソフトは他のパソコンでは使えません。だから各社、自社のパソコンを必死に売ろうとしていた時代です。
他にもSONYのウォークマン。音源はカセットテープでした。初めから歌の入ったミュージックカセットも売られていましたが、やはり当時はレコードを買って、カセットテープに入れウォークマンで聴く。これが一般的でした。もちろん、カセットテープのCMもありました。
これも途中からCDに取って代わった音源に、私が買い揃えたレコードはいま押入れの中で眠っています。
というCDも今ではインターネットから利用するデータに変わりました。
変化するメディアに振り回されました。
なくなったのは写真もそうです。フイルムのCMがありました。富士カラー、サクラカラー、コダックのコダカラ―など。まだデジカメのない時代です。正月にはなぜかフィルムのCMがよく放映されました。
タイヤのCMも目立ちます。今はスタッドレスタイヤのCMを秋に見るくらいです。なぜかエレクトーンのCMもありますね。あと、歌を一曲宣伝するCMもありました。LOOKの“シャイニンオン君が哀しい”。
懐かしいCM集を見ていると目に留まるのが“レナウン”のCMです。
もともと聞きなれた音楽であるからか、気を引く音楽だからか。
レナウンは5/15、民事再生手続きを開始しました。
まさかこんなことになるとは想像もできませんでした。
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