2018年01月14日
クリームシャンプーが人気!騙されずに選ぶための解析!
ここ最近じわじわと聞くようになってきたクリームシャンプーやノーシャンプー。
皆様はクリームシャンプーやノーシャンプーをご存知でしょうか?
クリームシャンプーと湯シャン以外のノーシャンプーは同じなので、ここではまとめてクリームシャンプーとさせて頂きます。
クリームシャンプーとは、海外セレブの間で大ヒットしている泡の立たないシャンプーです。
泡が立たないシャンプー...
正直泡立ちを重視される日本では馴染みはありませんね。
泡が立たないからノーシャンプーと呼ばれる様です。
そんなわけで、本日は海外セレブ様に人気のクリームシャンプーを詳しく見ていきたいと思います。
ついでに言うと、ネットで情報を収集していると、どう見てもわかってない人がいい加減にランキングしているような気がしてならないので、本日は辛口!アンチ!で書いていきたいと思います。
現在クリームシャンプーを使っている人は見ない方がいいかもね。
まず初めにお伝えいたしますが、批判する製品は物自体が悪いわけではなく、煽ってる割にどうなの??って言う部分のアンチです。
正直私は泡立ちが良いもので髪が痛まずハゲないものが好きなので、クリームシャンプー自体を使ったことはございません!
あくまでも成分と広告を見ての見解で、ネット上の成分からの評価なので現行商品と成分が異なる場合があることをご理解ください。
それではまずクリームシャンプーについて説明から。
クリームシャンプーとは?
クリームシャンプーとは、一般的にクリーム状の泡立たないシャンプーの事を言います。
洗浄の仕組みとしては一概には言えないかもしれませんが、メイクを落とす際のクレンジングクリームと同じような仕組みです。
髪の汚れと言えば大きく分けて2種類あります。
1つは環境汚れ。
車や工場の排ガスに含まれる微粒子や花粉、砂ぼこりなどの汚れです。
もう1つは古い角質や皮脂、汗などの汚れ。
髪の毛は常に皮脂によりコーティングされています。
適切な皮脂のコーティングは非常に重要ですが、皮脂は必ず酸化するので、適度に洗い流す必要があります。
酸化した皮脂が汚れと判断してます。
この様に髪の汚れは、ホコリのような水で流せば落ちるものと、油のように水で落ちないものの2種類が存在します。
シャンプーは活性剤で油汚れを落とすのがメインの役割となります。
クリームシャンプーやクレンジングクリームは、油にも水にも溶けやすい(馴染みやすい)状態にしたクリームで、汚れをクリームに馴染ませ、水と一緒に洗い流すのが洗浄の仕組みです。
ですので、泡が立たなくても汚れを落とせるというわけですが、やはりクリームの場合は洗浄用の活性剤が無い、または少ないので洗浄力はシャンプーと比べると落ちます。
クリームシャンプーのメリットは?
クリームシャンプーは油の相溶性(混ざりあう性質)で洗浄することから、シャンプーと比べて洗浄力が弱く、必要な油分まで取り切らないのがメリットです。
また、油なので髪同士が擦れることによる摩擦ダメージが少なく、髪に優しい洗浄方法だと思います。
更に言えば、マッサージクリームのように頭皮のマッサージも出来るし、リンスやコンディショナーが要らないので、高級なシャンプーやコンディショナーを使っている場合はコスパが良好です。
コスパに関してはクリームシャンプーが若干高いのと、安いシャンプーリンスはとことん安いのでご自分が使っているものの価格によってはコスパが悪いかもしれません。
クリームシャンプーのデメリットは?
まず一番のデメリットは洗っている感じがしない。
使ったことない奴が言うなよ...って感じですが、昔泡立たない洗顔を作ったことがあったので言わせていただきます。
泡って大事!
さっぱり感って大事!
まあこちらは主観なので、気にしない方は無視してください。
次に、気に入っていたリンスやコンディショナーを使えない。
これも別に気にしない人にはどうでもいいかもしれませんが、せっかくコンディショナー効果があるクリームシャンプーにコンディショナーを使ったらほとんどのメリットが無くなりますよね?
気に入った匂いのコンディショナー等が使えないのは精神的にデメリットしかありません。
更には購入先が限られていて選べる幅が少ない。
基本は通販で購入となるかと思います。
定期購入や中身がわかるものはいいのですが、気付いたら中身からっぽだった場合、届くまでの間はどうしましょうか??
また、ブームと言ってもまだまだ選べる幅が少ないので、ジャンルとして切磋琢磨しにくい。
クリームシャンプーの評価
それでは本題。
クリームシャンプーでランキング上位やおすすめされているクリームシャンプーの評価をしていきたいと思います。
*成分はネットに書いてある順に書いてます。
*また、分類わけの迷ったものは添加剤と表記してますが、厳密に言えば基材以外はすべて添加剤です。
それではまず...
海外セレブ絶賛! クリームシャンプーの立役者。
@Wen クレンジングコンディショナー
ウェン クレンジングコンディショナー アーモンド 480mL
商品説明
界面活性剤ではなく植物由来の成分を使用
多くのシャンプーには汚れを落とす泡を作るために界面活性剤が配合されています。
ウェン(wen)のクレンジング コンディショナーはこの「界面活性剤」を使用せず、必要な量だけを使用した植物由来の乳化剤を採用しています。そのため、紫外線や乾燥などでダメージが出てしまった頭皮をしっかりとケアすることが可能です。クリームに汚れを吸着させて落とすというシャンプーとしての役割はもちろん、保湿成分として配合されたローズマリーやミントなどのハーブエキスが傷んだ頭皮と髪に優しく浸透して潤いを与え、ツヤを蘇らせる効果があります。
*公式ホームページから引用
成分
水
→基材:一番多い成分
グリセリン
→保湿剤:頭皮を潤す
セタノール
→油剤:油膜を作り髪や肌を保護する。開発者的にはクリームの増粘剤。
セテアリルアルコール
→油剤:上と同じ。
アロエベラ液汁
カミツレ花エキス
ローズマリーエキス
パンテノール
加水分解コムギタンパク
→皮膚コンディショニング剤:ここからほぼ1%も入っていない成分。洗い流すものに入れて意味があるのだろうか?
アーモンド油
→油剤:ほぼ1%以下なので謳い文句ですね。
プルヌスセロチナ樹皮エキス
→??:初見です。よく分かりません。
メントール
→添加剤:スースーする。独特のにおいと配合量によっては清涼感があります。
野菜油
→油剤:ワセリンと似た感触の植物由来の油。髪の毛のコーティング。
エチルヘキシルグリセリン
→保湿剤:保湿と言いつつ防腐効果があるので、開発者的には防腐で入れていると思います。
BG
→保湿剤:配合順位からして植物エキスの抽出液溶媒だと思います。
ステアラミドプロピルジメチルアミン
→リンス剤:髪に吸着して櫛通りを改善する。3級界面活性剤。
アモジメチコン
→リンス剤:最近何かと嫌われるシリコン。ただのシリコンよりも髪に吸着しやすい。
ベヘントリモニウムメトサルフェート
→リンス剤:髪に吸着して櫛通りを改善する。嫌われ者の4級アンモニウム塩。
ポリソルベート60
→乳化剤:食品にも使われる安全性の高い界面活性剤。水系寄り。
PEG-60アーモンド脂肪酸グリセリル
→乳化剤:アーモンド由来の脂肪酸(油)とグリセリン(水溶性多価アルコール)とポリエチレングリコール(水溶性高分子)の化合物。
クエン酸
→ph調整剤:酸性粉体。肌に優しいph調整剤。
香料
→着香剤:製品のニオイ付。
フェノキシエタノール
→防腐剤:有名な防腐剤。高配合だと刺激が気になる。
と、こんなかんじ。
成分を見る限り凄く普通のコンディショナーって印象です。
シリコンあり、旧表示指定成分あり、4級アンモニウム塩ありの至って普通のコンディショナー。
植物由来を押してますがまあ普通。
開発者目線で言えば結構面白いかと思います。
新しい事を企画するのは非常に大変なので。
また野菜油を使っている所が個人的には高評価!
あんまり野菜油ってメジャーじゃないと思うんですよね。
ワセリンの様なしっかりとした閉塞性があるのに植物由来の油なんです。
しかも合成のエステルでは無いので、植物由来にこだわった結果のチョイスだと思います。
Aわたしのきまり
2つめはこちら。
最近やたらステマやら広告やらが目立つやつ。
大人気!!ファンファーレ わたしのきまり 300g シャンプー
商品説明
これ1本でOK!
泡の代わりにクリームで洗う
わたしのきまり
わたしのきまりは「泡で洗わず、クリームで洗う」をコンセプトとした新発想の超自然派シャンプー。頭皮のカサカサ、かゆみ、フケ、においの原因である乾燥を防ぐため、熊本県産のオリーブをはじめとして、4種類の天然オイルをたっぷり配合。さらに、傷んだ髪を修復する天然成分、頭皮の嫌なにおいを消臭する国産オーガニックハーブを配合しています。
*公式ホームページから引用
成分
水
→基材:一番多い成分
グリセリン
→保湿剤:頭皮を潤す
ミリスチルアルコール
→油剤:油膜を作り髪や肌を保護する。開発者的にはクリームの増粘剤。
オクチルドデカノール
→油剤:油系なのにサラッとしていて感触改良に使える。
ドデカン
→油剤:上と同じ。
ベヘニルアルコール
→油剤:ミリスチルアルコールと同じ。
ステアラミドプロピルジメチルアミン
→リンス剤:髪に吸着して櫛通りを改善する。3級界面活性剤。
安息香酸アルキル(C12-15)
→油剤:サラッとしたエステル油。油性成分をよく溶かすため、溶剤剤としても使われる。
ステアルトリモニウムブロミド
→リンス剤:髪に吸着して櫛通りを改善する。嫌われ者の4級アンモニウム塩。
オリーブ果実油
アルガニアスピノサ核油
ヒマワリ種子油
→油剤:植物由来の油。
ダマスクバラ花油
オレンジ果皮油
ユーカリ葉油
→着香剤:いわゆる精油。香料が入っているので謳い文句かな?ここから下は確実に1%以下。
マカデミア種子油
アーモンド油
→油剤:植物由来の油。
ローズマリー葉エキス
レモングラス葉/茎エキス
ラベンダー花エキス
→保湿剤:植物エキス。
ハチミツ
→保湿剤:水性の保湿成分。
ベントナイト
→増粘剤:水系の増粘剤。粘土ですね。
加水分解コンキオリン
→保湿剤:パールンを加水分解して得られる液体。髪の毛のコンディショニングにいい。
ダマスクバラ花水
→添加剤:ダマスクバラの花を水蒸気蒸留した際の水。ローズの香りがする水ですが、1%以下の配合率では匂いも何もないと思われます。
トコフェロール
→製品の酸化防止剤:いわゆるビタミンE。油の酸化防止に。
ハイブリッドサフラワー油
→油剤:ベニバナの交雑種の種子から得られる油。ハイブリッドと言うが合成では無く、交雑種のこと。
イソプロパノール
→溶剤:エタノールのそっくりさん。防腐力と色々と溶かす溶解性がありますが、エタノールよりも毒性毒性がある。単体で入れる必要のあるものでは無いので、恐らくリンス剤の溶媒か何かで入っているのではないかと思う。
ポリソルベート60
→乳化剤:食品にも使われる安全性の高い界面活性剤。水系寄り。
イソステアリン酸水添ヒマシ油
→油剤:抱水性があり、艶を出す。ダメージヘアに良い。
香料
→着香剤:製品のニオイ付。
クエン酸
→ph調整剤:酸性粉体。肌に優しいph調整剤。
BG
→保湿剤:配合順位からして植物エキスの抽出液溶媒だと思います。
フェノキシエタノール
→防腐剤:有名な防腐剤。
と、こんな感じ。
成分的にはこちらも普通のコンディショナー。
唯一の救いはノンシリコン。
私はシリコン否定派では無いのでどうでも良いんですがね。
風潮的にシリコンが入ってない方が嬉しいでしょ?
ただ製品とは別のところに一番大きな問題があるんです…
広告がヒドイ。
こんだけ広告出してて校正していないんだろうかと疑うレベル。
あまりにヒドイので勝手ながら内容をチェックします。
取り敢えず発売元の株式会社ファンファレ様の商品ページを上から見ていきます。
1 超自然派
これは決め事が無いので判断は任せますが超が付くほど自然派ですか?
植物エキスや油脂が殆どならまだしも、植物由来とは言え科学的に手を加えている成分ばかりで他の自然派よりどう優れているのか疑問。
2 消臭
うまい逃げ方をしているなら良いのですが、消臭は化粧品では謳え無いはずです。
化粧品で謳えるのはマスキング。
気にならないようにするまでです。
国産オーガニックハーブで消臭とな?
3 シャンプーの泡による摩擦ダメージ
これは業界の常識を覆しております…
一般的には泡が立つことによって髪同士の摩擦を軽減出来るのに、泡が摩擦の原因みたいになるともうね。
しかも色々なブロガーがこれをそのまま書いてるからね。
恐らく泡立てる際の摩擦が髪のダメージなるって言うのを言いたいんだと思うんですがね。
4 合成化学物質不使用
フェノキシエタノールは?
まさか天然?
フェノールとエチレンオキシドとかの化合物じゃないの?
天然の植物から発見されたとは聞いたが天然ものがあるとは思わなかった…
5 POINT01 植物由来の活性剤
ココイルグルタミン酸TEA入ってなくない…?
6 POINT01 石油系、高級アルコール系界面活性剤
洗浄力が強いことは悪いことじゃないし、頭皮や髪に悪いって…
他社の製品を誹謗することになるので駄目ですよ。
っとまだまだ続きますが面倒くさくなったのでここまでで。
せっかくネットでの評価が良いので危険な広告を見直してもらいたいものです。
B テラムス エデンの女神
こちらは発売元さんのホームページに全て書いてあるのでここでは特に成分等は書きません。
至って普通のトリートメント。
逆にノーシャンプーと謳っているのでかなり正直で好感がモテる。
口コミもかなりイイ。
成分から配合目的まで全てオープンで広告にも偽りがないので信頼できますね。
C 資生堂 クリームシャンプー
これもねぇ。
名前がクリームシャンプーだからランキングとかに乗っている様ですが、これは普通のシャンプーです。
名前だけみて他の泡立たないクリームシャンプーと並べてるサイトがありますがご注意ください。
しかも評価が低い。
そりゃあただのシャンプーだもの…
と、本日はこんなところで終わりたいと思います。
結局クリームシャンプーはどれも同じ感じかと思います。
過度な宣伝がない分、私はエデンの女神が一番信頼できる気がしました。
それではまた。
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