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2018年01月24日
ド素人の独身男による「人工保育」という戦いF〜はちべえとの絆〜
続きです。
ヨーグルト作戦も通用しなくなり、またも壁にぶつかりました・・。何をしても突破口が見えなく本当に悩みました・・。
当時、女子社員さんたちの厚意で、僕は仕事中はお昼のランチ以外はちべえのお世話はしなくなりました・・。ここに原因があったというのは否めません・・。そうです、彼は彼なりに僕を親として求めてくれていたのです・・。
ご飯そのものに手を加えるのではなく、「食べさせ方」を変えてみました。勿論、結果を導き出すまでに時間はかかりました。
帰宅後はいつもへミへはちべえを引き渡していましたが、僕とのスキンシップの時間を「多め」にとってみました。ヒントとなったのは・・はちべえの様子を観ていて「ん?」と思う行動を彼がしていたのを観たときです。彼は、へミの所へ行くのですが、僕が傍でご飯を食べている時やテレビを観たりしていると、へミから離れ、僕のずっと見て、サークルから出ようとしたり、サークルの間に顔を窄めたりするのです。まるで、遊んでと言わんばかりに・・。
僕は「はっ!!!」と思いました・・!日中はランチ以外そういえばはちべえとスキンシップしていなかった・・。朝は忙しいし・・仕事に夢中になっていたわけではないですが、スキンシップ不足であった事をその時初めて気づきました・・。
へミとは日中一緒に居ないから帰宅後はやはりへミと一緒に居たいだろう・・・僕は勝手にそう判断していましたが・・彼は僕のことも「親」と思ってくれていた・・。
そこで帰宅後のスキンシップの時間を大幅に増やしてみました・・そのスキンシップの中に結果的にはちべえがご飯をモリモリ食べてくれることになるヒントがあったのです。
彼を僕の「お腹の上」に乗せて遊んであげたりしました・・はちべえはおなかの上で寝る事が好きになったようで、僕のおなかの上であれば安心するか?と思い、ご飯をおなかの上にお皿ごと乗せてはちべえに与えてみると・・・食べません・・。
これでもないか・・・と思いましたが、その時発生した「ちょっとしたこと」がきっかけでご飯を残さずたべるようになりました。
続きます
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ド素人の独身男による「人工保育」という戦いE〜灯台下暗しとはちべえの気持ち〜
はちべえが離乳食をあまり食べなくなった問題ですが・・僕なりに工夫したり、会社の女子社員さんで子育て経験を持つ方たちの知恵を出し合っても解決しない日々が数日続きました。
その間、著しい体重減少はなかったものの、増加はありませんでした・・。これは不味いと、僕はスポイトを用意して、はちべえにとにかく食べさせることをしましたが、根本的解決には至りませんでした・・。
その翌日の僕の朝食があるひらめきを与えてくれました・・・!
僕は幼少の頃から「牛乳」が苦手で、飲めば100%お腹を壊します・・。
シリアルフードには、通常牛乳でしょうが・・僕は少々違っています・・。
変わり者と言われるかもしれませんが、「無糖のヨーグルト」をシリアルフードにかけて食べます。
このヨーグルトが使えないか?と考え、僕が食べるものと同じものを出勤途中のコンビニにて購入し、ヨーグルトは女子社員専用休憩所の冷蔵庫へ・・。仕事中も気にせず獣医さんへ相談し、記載成分を伝えたところ、問題なしと判断されましたので、その日のはちべえの食事から試してみました・・・。勿論僕が先導です。
女子社員さんたち数名が見守る中・・果たしてはちべえは食べてくれるか・・・?
!!!!食べてくれました!!!!それも残さず・・・!
よし!!!これで今度こそ大丈夫だ!!
その後毎回ではありませんがヨーグルトを混ぜてご飯を与えながら時に通常のご飯と交互にという事を繰り返し、順調に体重増加もし、本当はいけないのですが、女子休憩所ではよちよち歩きで歩き回っており、「もうそろそろ歩くか?」というくらい育ってくれました。
しかし、またもはちべえがご飯を口にしなくなりました・・・今回はヨーグルト作戦も通用せず・・。
僕はこの小さな彼も必死で生きている・・という事は「心」を持っている事を思い知らさせる事となります・・。体重増加ばかり気にして彼の「気持ち」に気づかなかったのです・・。
僕はこの時、自分を責めた事を今でも忘れません・・・。
この時のはちべえのご飯拒否が一番大変だったと思います・・。
続きます。
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