１０月８日　今日のクラシック音楽: 音楽聞くだけ

2020年10月08日

１０月８日　今日のクラシック音楽

ボワエルデュー：オペラ『白衣の婦人』

【今日の出来事】

1772年10月8日　ジャン＝ジョゼフ・ド・モンドンヴィル（作曲家）没
1834年10月8日　フランソワ＝アドリアン・ボワエルデュー（作曲家）没
1865年10月8日　ハインリヒ・ヴィルヘルム・エルンスト（ヴァイオリニスト、作曲家）没
1918年10月8日　クルト・レーデル（指揮者、フルート奏者）誕生
1930年10月8日　武満徹（作曲家）誕生
1953年10月8日　キャスリーン・フェリア（コントラルト歌手）没
1978年10月8日　シェルイ・ティボール（作曲家、ヴァイオリニスト、ヴィオリスト）没

　『白衣の婦人』は、フランソワ＝アドリアン・ボイエルデュー作曲のオペラ・コミックである。スコットランドの作家サー・ウォルター・スコットの小説を含め5つの作品からのエピソードに基づいてフランソワ=アドリアン・ボイエルデューが台本を書いた。
　オペラは、ゴシック様式のロマン派の典型的な要素を持ち、エキゾチックなスコットランドの場所、失われた相続人、神秘的な城、隠された財産、慈悲深い幽霊を含む内容の作品。ファンタジックをオペラに導入する最初の試みの1つであり、ジャコモ・マイアベールの悪魔のロベール（1831）やシャルル・グノーのファウスト（1859）などの作品のモデルとなった。オペラの音楽スタイルは、ランメルモールのルチア、清教徒、美しきパースの娘など、後のオペラにも大きな影響を与えた。
　ボワエルデューは、1775年12月16日、フランス北部のルーアンに生まれる。1803年にロシア帝室作曲家の地位を得て、サンクトペテルブルクへ赴任する。宮廷ではフランス語のオペラの監督に任命され、1810年まで滞在した。同時に10作のオペラも生み出されている。1811年4月頃にパリに戻り、帰国して最初に発表されたオペラ『パリのジャン』（1812年）は大成功を収め、パリの聴衆から熱狂的に歓迎された。1817年、メユールの後任としてパリ音楽院の作曲科教授に就任し、1829年まで教鞭を執った。また1818年にはアカデミー会員にも選出されている。1825年には彼の最高傑作として評される『白衣の婦人』が初演され、好評を博す。（Wikipediaより抜粋）