投資の世界で生き残るために

日経平均日足をみると、大底から今回の上昇はダイバージェンス発生後の上昇であることがわかります。
つまり、かなり信頼度の高い上昇です。さてナイトでも上昇し75日移動平均を抜いてきました。
本格的な上昇がテクニカル的には期待できますが、日銀が追加緩和しない場合は一時的に
暴落する可能性があるためデイトレのみに徹するほうがよさそうです。個人的には2つの要因から
日銀は追加緩和しないと考えています。

10月19日の米財務省は半期ごとに公表する為替報告書の中で、他の機関の評価を引用しつつ「円が過小評価されている」との文言があった件。アメリカに逆らって円安方向に進める追加緩和は極めてやりづらくなったはず。

10月23日の麻生財務相が追加緩和に慎重な意見を述べたこと。ご存知の通り、日銀は財務省の子会社のようなものです。独立性なんて表向きで、財務省の言いなりですので、親会社の親分に逆らってまで追加緩和をやれるかと考えれば、かなり疑問が残ります。さすがにサプライズ好きの黒田氏でも、麻生氏に頼んでサプライズを作り出すための芝居をお願いしたということはないでしょう。