新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2020年04月06日
びっくごーれむ軸デッキ構築の考え方・その2
みなさんこんにちは、ちゃっぴーです。本日は、びっくごーれむ(以下びくご)デッキの『作り方』についての記事の続きです。(前回の記事については、こちら を参照ください)
デッキ開発者の方は、この記事をうのみにするのではなく、参考にしながらも記事を疑いながらデッキ開発を楽しんでいただければ幸いです。
今回の記事では、
・クルルアナザーの「あならいず」について
・相方が持っていると嬉しい全力札の種類
話します。
・クルルアナザーの「あならいず」について
・「あならいず」とは?
早速びくごと話題がそれますが、そもそもクルルアナザーがどういったゲーム体験を考えられているメガミか、また「あならいず」が本来どういった仕事をする札かを少し解説します。(興味がない方は下の「びくごにおけるあならいず」の項から読んでください)
クルルアナザーの正式名称は「探索者クルル」であり、これは物語上では八葉鏡の徒桜:プロローグに出てくるクルルのことを指します。このクルルは北限に起こった "みょーな反応" を調べに来た「探索者」であり、全体的にもこもこの服装をしているのはそのためです。
ではゲームにおける「探索者」とは、いったい何を探索しているのか?それは切り札である「らすとりさーち」を見ればわかります。このカードは、相手の伏せ札を2回当てると報酬である「世紀の大発見」を行います。つまり、「相手の伏せ札」を探索するのです。「だうじんぐ」も「あならいず」も、相手の未公開情報からカードを表にし、伏せ札を当てやすくしています。つまり、「あならいず」は本来相手の伏せ札を表にして「らすとりさーち」を当てやすくするカードです。しかし、「あならいず」で表に出来る札は自分も対象に取れます。そのメリットは、「機巧を揃えること」です。とるねーどや枢式などの揃えるのが大変な機巧の補助として使えるわけです。
そして。それはびくごにも勿論該当します。
・びくごにおける「あならいず」
「あならいず」を使うと自分のカードを1枚表に出来ます。全力札という表にするのが大変なカードを1枚表に出来るのは非常に強いです。しかし、1巡目に使おうとすると、使えるメガミが限られます。それは、攻撃札を使わなければいけないためです。前回の記事(こちら)にも書きましたが、1巡目に使うためには7距離以降で使える必要があり、それを満たすメガミは限られます。また1巡目はもじゅるーあくせらー全力札が決まりやすく、そちらの方が大概強いためそちらが優先されることが多いです(例外もあります)。 つまり2巡目以降に使うことになるのですが、当然「あならいず」を使うということは、使えない(使わない)全力札が出てくるということです。
つまり、「あならいず」を使う際には、2巡目以降に使いたくない全力札がある時に採用すると有効に使えます。
また攻撃札を表にすると1点ダメージを与えられるというのも重要です。(下記に書きますが、びくごだけではライフを削り切れないためです)
・相方が持っていると嬉しい全力札の種類
これは2種類あり、
・再構成に巻き込まれない全力札
・ライフをとれる全力札
です。
・再構成に巻き込まれない全力札
・全力切り札
・全力付与札
が該当します。これらはびくごの再構成に巻き込まれず、結果次のびくご発動に必要な全力札の枚数を減らすことが出来ます。対応札も再構成に巻き込まれていなければ、全力札を1枚使うだけでまたびくごが発動することが出来ます。注意してほしいのは、両者、特に前者は1巡目びくごとは相性が悪いことです。前者は空ける際に隙があるため、後者は付与札ではでもじゅるーが起動しないためです。
ただし前者に関しては2ターン目に再構成を行いながら発動することで4ターン目にびくごを起動させるという技があります。(距離の関係で攻撃切り札は難しいです)
シンラ・クルルを例にとって説明します。
デッキ
通常札 詭弁 反論 煽動 くるるーん あくせらー とるねーど もじゅるー
切り札 びっくごーれむ 天地反駁 自由枠(どれーんでびる、神渉装置、森羅判証)
1ターン目 3宿し
2 ターン目 再構成-> 天地反駁
3ターン目 纏い×2(ダストがなければ前進) 引用 (引けていなければ煽動)
4ターン目 もじゅるー -> 引用or煽動 -> あくせらー -> とるねーどor 詭弁 からびくごを起動する
これが決まればとるねーど or 詭弁で1点とれる上にびくごも起動するため、強そうに見えます。
しかし、2ターン目に再構成をする関係上手札事故は免れない上、2ターン目と3ターン目の隙も大きいため、不自由なく強いとはいいがたいです。
とはいえ、全力切り札を1巡目からおいたびくごは2巡目以降とても強いため、是非使ってみて採用を考えてみてください。
全力付与札の例に関しては、サイネアナザー・クルルアナザー(琵絡・琵琶絡)がとても優秀でかつ実用的に強いため、別記事で紹介します。
初心者にも使いやすい!琵絡びっくごーれむデッキ!
・ライフをとれる全力札
前の記事でも軽く触れましたが、びくごは1ゲームに発動出来て3回です。つまり、ライフ3点しか取れません。再構成2回(多くても3回)と考えると、ほかにライフを取る手段が必要です。びくごはデッキコンセプト上全力札を多く使うことになるので、それでライフをとれることがベターとなります。(欲を言えば、デッキ構成時にどのカードでライフを何点とるか(全力札に限らず)まで考えておければなお良しです)
先述のシンラ・クルルを例に出すと、採用している切り札は「詭弁」「とるねーど」です。
双方とも相手のオーラによらずライフをとれるカードです。(とるねーどに関しては機巧が必要ですが、切り札にて天地反駁を採用していることからもじゅるー1枚で揃います)
また、詭弁は撃つと相手の山札を3枚削れることから、相手の再構成の数を多めに見積もってもよさそうです。このことを踏まえると、
詭弁 or とるねーど ・・・ 4点
びくご ・・・ 3点
再構成 ・・・ 3点
と見積もることが出来、相手のライフを削りきることが出来ます。
このように、ライフを取れる全力札を採用することでびくごに不足している打点を補うことが出来ます。
以上になります。びっくごーれむというカードはとても好きなのですが、扱いがとても難しいカードです。
是非使いこなしてください!!そして私に教えてください
<関連リンク>
コンボ・デッキ構築が好きな方への記事一覧
びっくごーれむ軸デッキ構築の考え方・その1
初心者にも使いやすい!琵絡びっくごーれむデッキ!
デッキ開発者の方は、この記事をうのみにするのではなく、参考にしながらも記事を疑いながらデッキ開発を楽しんでいただければ幸いです。
今回の記事では、
・クルルアナザーの「あならいず」について
・相方が持っていると嬉しい全力札の種類
話します。
・クルルアナザーの「あならいず」について
・「あならいず」とは?
早速びくごと話題がそれますが、そもそもクルルアナザーがどういったゲーム体験を考えられているメガミか、また「あならいず」が本来どういった仕事をする札かを少し解説します。(興味がない方は下の「びくごにおけるあならいず」の項から読んでください)
クルルアナザーの正式名称は「探索者クルル」であり、これは物語上では八葉鏡の徒桜:プロローグに出てくるクルルのことを指します。このクルルは北限に起こった "みょーな反応" を調べに来た「探索者」であり、全体的にもこもこの服装をしているのはそのためです。
ではゲームにおける「探索者」とは、いったい何を探索しているのか?それは切り札である「らすとりさーち」を見ればわかります。このカードは、相手の伏せ札を2回当てると報酬である「世紀の大発見」を行います。つまり、「相手の伏せ札」を探索するのです。「だうじんぐ」も「あならいず」も、相手の未公開情報からカードを表にし、伏せ札を当てやすくしています。つまり、「あならいず」は本来相手の伏せ札を表にして「らすとりさーち」を当てやすくするカードです。しかし、「あならいず」で表に出来る札は自分も対象に取れます。そのメリットは、「機巧を揃えること」です。とるねーどや枢式などの揃えるのが大変な機巧の補助として使えるわけです。
そして。それはびくごにも勿論該当します。
・びくごにおける「あならいず」
「あならいず」を使うと自分のカードを1枚表に出来ます。全力札という表にするのが大変なカードを1枚表に出来るのは非常に強いです。しかし、1巡目に使おうとすると、使えるメガミが限られます。それは、攻撃札を使わなければいけないためです。前回の記事(こちら)にも書きましたが、1巡目に使うためには7距離以降で使える必要があり、それを満たすメガミは限られます。また1巡目はもじゅるーあくせらー全力札が決まりやすく、そちらの方が大概強いためそちらが優先されることが多いです(例外もあります)。 つまり2巡目以降に使うことになるのですが、当然「あならいず」を使うということは、使えない(使わない)全力札が出てくるということです。
つまり、「あならいず」を使う際には、2巡目以降に使いたくない全力札がある時に採用すると有効に使えます。
また攻撃札を表にすると1点ダメージを与えられるというのも重要です。(下記に書きますが、びくごだけではライフを削り切れないためです)
・相方が持っていると嬉しい全力札の種類
これは2種類あり、
・再構成に巻き込まれない全力札
・ライフをとれる全力札
です。
・再構成に巻き込まれない全力札
・全力切り札
・全力付与札
が該当します。これらはびくごの再構成に巻き込まれず、結果次のびくご発動に必要な全力札の枚数を減らすことが出来ます。対応札も再構成に巻き込まれていなければ、全力札を1枚使うだけでまたびくごが発動することが出来ます。注意してほしいのは、両者、特に前者は1巡目びくごとは相性が悪いことです。前者は空ける際に隙があるため、後者は付与札ではでもじゅるーが起動しないためです。
ただし前者に関しては2ターン目に再構成を行いながら発動することで4ターン目にびくごを起動させるという技があります。(距離の関係で攻撃切り札は難しいです)
シンラ・クルルを例にとって説明します。
デッキ
通常札 詭弁 反論 煽動 くるるーん あくせらー とるねーど もじゅるー
切り札 びっくごーれむ 天地反駁 自由枠(どれーんでびる、神渉装置、森羅判証)
1ターン目 3宿し
2 ターン目 再構成-> 天地反駁
3ターン目 纏い×2(ダストがなければ前進) 引用 (引けていなければ煽動)
4ターン目 もじゅるー -> 引用or煽動 -> あくせらー -> とるねーどor 詭弁 からびくごを起動する
これが決まればとるねーど or 詭弁で1点とれる上にびくごも起動するため、強そうに見えます。
しかし、2ターン目に再構成をする関係上手札事故は免れない上、2ターン目と3ターン目の隙も大きいため、不自由なく強いとはいいがたいです。
とはいえ、全力切り札を1巡目からおいたびくごは2巡目以降とても強いため、是非使ってみて採用を考えてみてください。
全力付与札の例に関しては、サイネアナザー・クルルアナザー(琵絡・琵琶絡)がとても優秀でかつ実用的に強いため、別記事で紹介します。
初心者にも使いやすい!琵絡びっくごーれむデッキ!
・ライフをとれる全力札
前の記事でも軽く触れましたが、びくごは1ゲームに発動出来て3回です。つまり、ライフ3点しか取れません。再構成2回(多くても3回)と考えると、ほかにライフを取る手段が必要です。びくごはデッキコンセプト上全力札を多く使うことになるので、それでライフをとれることがベターとなります。(欲を言えば、デッキ構成時にどのカードでライフを何点とるか(全力札に限らず)まで考えておければなお良しです)
先述のシンラ・クルルを例に出すと、採用している切り札は「詭弁」「とるねーど」です。
双方とも相手のオーラによらずライフをとれるカードです。(とるねーどに関しては機巧が必要ですが、切り札にて天地反駁を採用していることからもじゅるー1枚で揃います)
また、詭弁は撃つと相手の山札を3枚削れることから、相手の再構成の数を多めに見積もってもよさそうです。このことを踏まえると、
詭弁 or とるねーど ・・・ 4点
びくご ・・・ 3点
再構成 ・・・ 3点
と見積もることが出来、相手のライフを削りきることが出来ます。
このように、ライフを取れる全力札を採用することでびくごに不足している打点を補うことが出来ます。
以上になります。びっくごーれむというカードはとても好きなのですが、扱いがとても難しいカードです。
是非使いこなしてください!!
<関連リンク>
コンボ・デッキ構築が好きな方への記事一覧
びっくごーれむ軸デッキ構築の考え方・その1
初心者にも使いやすい!琵絡びっくごーれむデッキ!